「便秘の8割はおしりで事件が起きている!」 佐々木みのり著

尾籠な話で恐縮ですが、スーッと一気にお通じがあると、気持ちがいいですよねぇ。
しかもある程度の量があると、なおさら快感が増します。
そうなんです。理想的な排便には一種の快感が伴います。

そんなお通じを得られない人は、まず便意に素直に応じていない事が考えられます。
わかりやすく言えば、ウンチを我慢することがあるということですね。
我慢なんて誰だってしていると言われそうですが、我慢が日常的になると問題です。

だいぶ前に塾生さんから、お子さんの便秘のことでご相談を受けました。
ウンチが出なくて痛がって泣いているのです。
原因となりそうなことをお尋ねすると、お母さんがお子さんの現実をよく把握されていませんでした。
そこで、応急の対応と、日々気をつけてほしいことをお伝えして、無事に問題は解決しました。

しかし、これからも日々気をつけておかないと、また再発する可能性があります。
便秘問題に一番大事なことは、ウンチは我慢しないことなのですが、外ではすぐトイレに行けないことが多いでしょう。
特に学生の場合は深刻です。
ですから、朝のうちに排便を済ませてから外出できると安心ですね。

こんな記事があります。
便秘疑われる小学生は4人に1人 NPO調査「大人が気付いて」 2023.12.28

 
 

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大腸は1.5〜2mほどありますが、便から水分が奪われるのは直腸が近くなってからです。
それでもすぐ排便できればカチカチ便ではないのですが、そこに留まっているうちに水分が吸い取られてコロコロ便になってしまいます。
理屈では、こうならないうちに排便してしまえばよいのです。

肛門科医の佐々木みのり先生の本に、こういうページがあります。
あなたのお子さんはいかがですか?

 
 

 
 

子育て中の人には、ぜひお子さんの排便をチェックしてほしいです。
本当の健康体に育てあげるためには、食べ物だけに気をつけるのではなく、「出す」方向にも気を配ってほしいのです。

以前ご相談を受けたお母さんは、子どもが一人でトイレに行けるようになってからは、子どもの排便なんて気にしていなかったと言うことでした。
いえいえ、親御さんも勉強しましょう。
きっと親御さんも排便では問題が大アリだと思いますので。

 
 

便秘の8割はおしりで事件が起きている! 佐々木みのり著

 
 
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