ヘナで髪を染めるようになって9か月。
それまでのカラー剤とは明らかに手触りが変わってきたので、久しぶりにパーマをかけた。
今回は酸性デジタルパーマにしてみた。
従来のアルカリパーマと違って、髪を傷めにくいから。
髪に動きがつくと、心がウキウキしてくるから楽しい。
ところで、このパーマは大阪の京橋にある美容室でお願いした。
10時〜18時以外は一切仕事から離れてしまう徹底ぶりで、のべつ幕なしパソコンに向かっている私とは真反対の働き方だ。
人には色々な働き方があるけれど、ここまで潔い人はなかなか見かけない。
そこの美容室で、シャンプーのあと肩をトントンとしてくれて、「肩が凝ってますねぇ」と言われた。
床屋さんでもする、両手のひらを90度ずらして合わせて、叩く瞬間に中の空気を抜く(袋打法)アレね。
肩が凝っている意識はまったくなかったけれど、先日のメールサーバー問題で根を詰めたのが影響していたのかもしれない。(軟弱な私)
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その美容室の帰り道、ビルの陰でタバコを吸っている85歳くらいの男性をみかけた。
「えっ!?」
思わずもっとよく見たい気持ちに駆られたが、いつその男性と目が合ってしまうかわからないので、ゆっくり歩きながらチラチラ見ていた。
ものすごい眉毛をしているのだ。
望診法で長寿とされている要件をすべて備えている眉毛なので、驚いてしまった。
いや〜、なかなかああいう眉毛にはお目にかかれない。
今後の勉強のために写真を撮らせてほしいと、喉まで言葉が出てきたけれど、かろうじて呑み込んだ。
体型といい、髪の生え方といい、一瞬のことだけどこんなにも教科書的な人がおられるなんて、と思いながら歩いていると、また似たような男性が歩いていた。
もしかしたら、さっきの男性の弟さん?と思いたくなるほど、眉毛も体型も似ている。
私が歩いていた通りには、古い建物や昔から商売を続けているような会社があったので、もしかしたら今も現役で頑張っておられる人たちかもしれない。
望診は確率の問題でもあるから、100%正しいわけではないけれど、こんなときには俄然知識が総動員されて、あれこれ思いを巡らせてしまう。
でも、大木の前で小さな自分を感じるように、人生の年輪に思いを馳せるとき、きっと彼らは巨視的に生きて来られたんだろうなぁと思った。
親にもらった身体を、存分に活かして自由に生きる。
これぞマクロビオティックの生き方だと、心から思うのである。
(京都 鴨川 四条大橋から北を望む)
大阪からの帰りに祇園四条で降りて、鴨川を見た。
日没前にカモップルが増えていた。