大阪で見かけた超長生きしそうな男性がマクロビオティック的だった

ヘナで髪を染めるようになって9か月。
それまでのカラー剤とは明らかに手触りが変わってきたので、久しぶりにパーマをかけた。
今回は酸性デジタルパーマにしてみた。
従来のアルカリパーマと違って、髪を傷めにくいから。
髪に動きがつくと、心がウキウキしてくるから楽しい。

ところで、このパーマは大阪の京橋にある美容室でお願いした。
10時〜18時以外は一切仕事から離れてしまう徹底ぶりで、のべつ幕なしパソコンに向かっている私とは真反対の働き方だ。
人には色々な働き方があるけれど、ここまで潔い人はなかなか見かけない。

そこの美容室で、シャンプーのあと肩をトントンとしてくれて、「肩が凝ってますねぇ」と言われた。
床屋さんでもする、両手のひらを90度ずらして合わせて、叩く瞬間に中の空気を抜く(袋打法)アレね。
肩が凝っている意識はまったくなかったけれど、先日のメールサーバー問題で根を詰めたのが影響していたのかもしれない。(軟弱な私)

 
 

***

その美容室の帰り道、ビルの陰でタバコを吸っている85歳くらいの男性をみかけた。
「えっ!?」
思わずもっとよく見たい気持ちに駆られたが、いつその男性と目が合ってしまうかわからないので、ゆっくり歩きながらチラチラ見ていた。
ものすごい眉毛をしているのだ。

望診法で長寿とされている要件をすべて備えている眉毛なので、驚いてしまった。
いや〜、なかなかああいう眉毛にはお目にかかれない。
今後の勉強のために写真を撮らせてほしいと、喉まで言葉が出てきたけれど、かろうじて呑み込んだ。

体型といい、髪の生え方といい、一瞬のことだけどこんなにも教科書的な人がおられるなんて、と思いながら歩いていると、また似たような男性が歩いていた。
もしかしたら、さっきの男性の弟さん?と思いたくなるほど、眉毛も体型も似ている。

私が歩いていた通りには、古い建物や昔から商売を続けているような会社があったので、もしかしたら今も現役で頑張っておられる人たちかもしれない。
望診は確率の問題でもあるから、100%正しいわけではないけれど、こんなときには俄然知識が総動員されて、あれこれ思いを巡らせてしまう。

でも、大木の前で小さな自分を感じるように、人生の年輪に思いを馳せるとき、きっと彼らは巨視的に生きて来られたんだろうなぁと思った。
親にもらった身体を、存分に活かして自由に生きる。
これぞマクロビオティックの生き方だと、心から思うのである。

 
 

(京都 鴨川 四条大橋から北を望む)

 
 

大阪からの帰りに祇園四条で降りて、鴨川を見た。
日没前にカモップルが増えていた。

 
 
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