内海聡医師が、Facebookで次のような記事を書かれていました。
むそう塾もまったく同じ考え方なので、こちらでご紹介させていただきます。
日本食の代表は「ごはんと味噌汁」ですが、この食事はこの百年くらいで日本に完全に定着しました。
ただ、もとは麦飯や雑穀米も食べていたわけですし、米は昔は高級品でもありましたから、米ばかりを神格化しても問題はあると思います。
また、ごはんは白米でなく玄米でないといけません。
白米は精製されて栄養素がはぎ取られたカスで、糖質のかたまりだからです。
「塩を混ぜた玄米ごはんと、濃くてからい味噌汁」は、代表的日本食であり、健康食だといえますが、実はこの食事、放射能を避けるためにもっとも普遍的な食事としても推奨されているのです。
「玄米ごはん、塩、味噌汁だったら、簡単にできそう」と思った方はちょっと待ってください。
どんな玄米、塩、味噌を選ぶかが重要なのです。
玄米は栽培過程で放射能を吸い取って蓄積してしまう性質があるので、放射線濃度が高い地域の玄米は、逆に健康を損なう可能性があります。
味噌は塩分だけでなく発酵食品であることに意味があるのですが、食品添加物が入っているものを使ってはいけませんし、「塩分控えめ」と書かれた味噌もNGです。
これを使うのは「不健康になりたい」と宣言しているようなもの。
塩を控える代わりに食品添加物を使っているからです。
塩選びも非常に重要です。
市販されている塩の大半は化学的に精製された「精製塩」で、精製塩のほぼすべてが「塩化ナトリウム」で構成され、天然の塩が持つさまざまな価値を残していないからなのです。
精製塩は人間にとって必須のミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)がほとんど取り除かれています。
その結果、体内のミネラルバランスを狂わせてしまうのです。
「高血圧=塩の摂りすぎ」と多くの人が思っていますが、大嘘です。
天然塩ではなく、精製塩を摂取することで血圧を狂わされているのです。
そもそも天然の塩は、人体に必要なミネラルが多数含まれています。動脈硬化や老化、認知障害を防いでくれる効果もありますし、血圧をコントロールする作用までも持ち、いわゆる生態恒常性が保たれやすいのです。
人間の血液と海水に含まれる元素はよく似ており、ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど比率もほぼ同じです。
ということは、海水の組成成分を考えた塩を使うことが非常に重要だということがわかるはすです。
「塩」という字は「人が口にして血になる土」と書きます。良い塩が良い血液をつくる。
ぜひ、覚えておいてください。
<あなたを殺す食事生かす食事より抜粋>
(無農薬玄米 滋賀県産 マクロビオティック京料理教室むそう塾で使用しているお米)