いのち

先日、ある人と話をしていたら、「家庭菜園を始めたとき、人参の芽が伸びてきても間引きができなかった」という。

小さいながらも命があるのだから、それを引き抜いて命を奪うことができなかったというのだ。

私はビックリした。
野菜や果物に間引きや摘果は当然だと思っていたから。
農作業の初期作業は、弱いものを間引いて強いものを残すから。

引き抜かれたものは、「間引き菜」として食べることも出来るし、畑にすき込んで土の栄養にすることも出来る。

果物も同じだ。

 
 

人は植物の命をいただいて、自分の命を維持する。
ときには、動物の命をいただくこともある。
たくさんの命のうえに自分の命がある。

だから、それらの命に感謝して、生かされていることを忘れてはいけない。

 
 

(ドクダミ 京都市左京区にて)

これも植物。
旺盛な繁殖力で、葉っぱの搾り汁も、乾燥して煎じた汁にも人間は助けられる。
地球上にあるものすべてに人は助けられている。

 
 
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