今朝、玄米菜食をされて体調不良のかたからメール相談がありました。
どうやらネットでマクロビオティックを知って、玄米と野菜のみで2年間を過ごして、動物性や乳製品は怖いので食べていないそうです。
白米も毒があるから食べられないと書いてありました。
さらに一日1食なのだそうです。
これはもう、精神面の方が問題だなあと思いました。
いわゆる「玄米信仰」というものですね。
確かに玄米は白米より栄養分がありますが、それは数字上のことであって、実際に体内でその効果を発揮できるようになるには、玄米がきちんと吸収されなければなりません。
でも、玄米の炊きあがりが硬いと、玄米は胃腸を荒らして傷つけてしまい、白米より体調不良になってしまいます。
まれに胃腸の丈夫な人は硬い玄米でも消化できる場合がありますが、多くの人は硬い玄米は避けるべきです。
玄米を召し上がる場合は、絶対にやわらかく炊き上げるようにしましょう。
また、動物性を一切摂らないと、たしかに痩せる場合が多いので、それでダイエットのためのお食事として強調しているサイトもあります。
しかし、中には栄養不足で痩せている場合もあるので、実際の判断は単純に考えない方がよいです。
相談者さんは我流でマクロビオティックを始めたと思われますが、それはとても危険です。
① 玄米の炊きあがりに問題があること。
② 陰陽バランスが取れていないと、体調がどんどん悪くなってしまうこと。
これらのことから、私は相談者さんに白米をお勧めしましたが、果たして召し上がってくれるでしょうか?
陰陽バランスが取れていない場合はマクロビオティックではありませんので、要注意です。
早く洗脳から解かれることを祈っています。
(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)