世の中にはいろいろな健康法が出現します。
それらは時としてブームになり、多くの人が飛びつきますが、場合によっては不健康になってしまうことがあります。
それらの多くは、「ある人には良い」けれど、「ある人には悪い」結果をもたらすことがあるからです。
その答えは簡単で、人はそれぞれお顔が違うように、体質も体調も異なるので、万人に共通の健康法はないからです。
唯一あるのは、「自分が心地よいと感じること」かもしれません。
じゃあ、誰にも共通の健康法は絶対ないかというと、実はあるのです。
しかし、それを信用するかどうかで分かれてしまうんですね。
私は、「究極の健康法は、血液をきれいにすること」だと思っています。
ですから、血液を汚すようなことをなるべく避けるようにしています。
「なるべく」というのは大事なことで、「絶対排除する」と意気込むと、その考えそのものが血液を汚すからです。
そしてまた、昔からよく言われていることも一度は疑ってみて、納得できたら採用します。
採用したら、自分を使って実験してみたらいいですね。
たとえば、食べ物はよく噛むように言われますが、よく噛まなかったらどうなるか?
これについては、野口整体の創始者である野口晴哉氏が面白いことを言っていて、丁寧に時間をかけて噛んでいると、胃袋がだんだん怠けて来るというのです。
そして、よく噛まなければ消化しなくなるとも。
私が野口整体を知った20代のとき、このことが不思議でした。
それで、かれこれ50年近く「よく噛む」ことを観察してきました。
途中からマクロビオティックを始めたので、玄米と噛むことも観察してきました。
このことは、いずれ他の記事でも触れたいと思います。
さて、あなたは何を実験し、観察されるでしょうか?
この本も参考になります。
森下敬一先生はマクロビオティックとも関係が深く、日本CI協会でも講演をされていました。
もちろん、私も拝聴しました。
2019年12月31日に91歳で亡くなりました。
(血液をきれいにして 病気を防ぐ、治す 森下敬一著)