7月22日から4日間の連続講座が続いています。
京料理人中川善博さんの一日は、想像を絶するほどハードです。
講座の内容にもよりますが、前日からの仕込みは当たり前で、前々日から仕込むものもあります。
そして、講座の当日は5時過ぎには起床して、教室のお榊のお水を換えたり、掛け花を新しくしたりしてから、また仕込みをします。
講座での時間を有効に使うため、時間のかかるところを先に作っておいたり、冷やす必要があるものを作ってから冷蔵庫に入れたり、それはそれはパズルのように複雑な工程です。
さらに、玄米ご飯を大量に炊いたり、お出汁を大量にとったり、場合によってはさらに白米も炊いたりします。
作りたてを味わってもらうために、塾生さんが到着されるギリギリ直前まで仕込みは続きます。
ここまでですでに、もう6時間近く立ち仕事をしているのです。
サッとシャワーを浴びて、11時過ぎに1階の教室に降りてきてから、18時あるいは19時、20時、21時、22時と授業が続いて、平均で8時間近くは教室でお料理を作っています。
一日で合計すると、実に14時間以上立ちっぱなしになります。
私自身、お料理教室を始めるまで、授業の裏側ではこんなにも仕込みがあることを、正直ここまで把握していませんでした。
ですから、このブログをお読みくださっている方も、本当のところはお分かりでないと思ってこんな記事を書いています。
13年前にむそう塾を始めるときも、中川さんは「私が仕込んでおきますから」と軽く言われるだけでした。
大変さを一言も口にされないのは、やはり「料理は呼吸と同じ」だととらえて、特別なことだと思っていないからだと思います。
食材の手配、仕入れの段階でも時間が必要です。
無農薬や安心な食材を選んで、鮮度のよい材料を仕入れるのは、なかなか手間のかかることですし、情報も張り巡らさなければなりません。
常々そういうアンテナを張っていて、ビックリするような食材を入手して、新しいお料理が生まれたりします。
連続講座の内容が一日ごとに異なるときは、仕入れも膨大な数になって、スタッフの麗可ちゃんも大変です。
特に今年はコロナ禍のため、食材の入手が今までのように行きません。
飲食店が思うように稼働できないので、八百屋さんやお魚屋さんや、生産者さんにもしわ寄せが行っているのです。
22日(木)「無双原理コースメニュー講座(1)夏」
23日(金)「単発煮物講座 第3回」
24日(土)「作り置きできる逸品料理講座」
25日(日)「第140回玄米の炊き方秘伝講座(愛クラス)」
これが今回の連続講座です。
今日は3日め。
美味しいお料理のために、今朝も中川さんが仕込んでくれています。
ありがとうございます。
こんな大変なことを、18歳から46年間も続けておられる中川さんを、ただただ尊敬する私です。
昨日は授業が終わってから、かき氷を食べに4名で「梅園 三条寺町店」に行きました。
講座の谷間にお楽しみも必要かと思って(^o^)
(白衣を脱いだ中川さんなのに、また白い服を着ていた 笑)
(梅園 三条寺町店にて 2021.7.23)
美風さん、こんばんは。
教室の裏側を教えてくださりありがとうございます。
むそう塾って凄すぎる!!
ずっと思っていますが知れば知るほどこの気持ちが強まっていきます。
ちょうど今朝主人がお弁当投稿は投稿者全員にお返事があるということに驚いていたところでした。
記事の内容に加えて復習投稿やOBENTERS™️のご指導、ブログの更新、iMessageで質問OK…
塾生から見える分だけでも一体どうやってこなされているのか?疑問でしたが一部を知って謎はより深まるばかりです。
お料理だけでもとんでもなく凄いのに、様々な角度から学ぶことが沢山あります。
「むそう塾」…本当に名前の通りだなぁと思います。
京子ちゃん、おはようございます。
仕込み意外のことについては、別記事で書こうと思っていました。
記事を長くしないこともこのカテゴリーの目的なので。
京子ちゃんと同じような内容のメールを、他の塾生さんからもいただいています。
皆さんが感じられるような「不思議」なところを、私がこれから「通訳」しますから、楽しみにしていてね〜♪
>ちょうど今朝主人がお弁当投稿は投稿者全員にお返事があるということに驚いていたところでした。
なるほど。そういう見方もあったんですね。
そのへんのところも、追々他の記事に織り込んで行こうと思います。
コメントをいただき、嬉しかったです(^o^)