製造方法がよいことと美味しいことは違う現実 塩分に注意

ネットや本を参考に新しいお料理を作る人が多いと思いますが、そこに書かれている調味料と自宅で使う調味料がまったく同じでないと、参考にしたお料理と同じお料理はできません。
それほど調味料はお料理の味を左右します。

私はマクロビオティックを知る前に、かなりこだわって選んだ調味料を使っていたのですが、マクロビオティックの指導校に通うようになって、そこで使っている調味料に変えました。
何年もその調味料を使っていたのですが、だんだんその陽性さがつらくなって、むそう塾を始める時にほとんど変えました。

つまり、あまり陽性の強くないものにしたのです。
中にはマクロビオティックを知る前の調味料に戻ったものもあります。
陰陽的にも、製造方法的にも問題がなかったからです。

幸せコースの授業で、自宅で使われている調味料を味見したところ、塾生さんがまさに「食べたもののように」なっているので、こちらも学びになりました。
総じて塩分のきつい調味料をお選びでした。

中には手作り味噌を持参された人も何人かいましたが、合格したのはたった1名でした。
むそう塾が始まって11年の間に、合格したのはたった3名なので、手作り味噌のハードルの厳しさを感じます。
ポイントは発酵ですね。発酵が味を決めるのです。
餅は餅屋に、これがむそう塾の結論です。

*   *   *

なぜそんなに調味料を厳しく選ぶかと言うと、健康に対してはもちろんですが、お料理の仕上がりをまろやかにしたいからです。
まろやかに仕上がると体に負担をかけないので、結果として健康につながります。

お醤油やお味噌は当然のことながらお塩を使いますが、自然食品店で扱っている商品には塩辛いものが多くて、結果として塩分過多になってしまう場合があります。
自然食品店=美味しい=健康と言い切れない商品もあるのです。

塩分過多になると、お料理の美味しさが半減するだけでなく、どうしても甘いものがほしくなったり、水分がほしくなったりします。
それが体の反応なのです。

ですから、むそう塾ではお料理を美味しくする以上の塩分は摂りたくないのです。
胡麻塩もしかりです。

塩分の摂りすぎは様々な不調の原因になります。
つい食べすぎてしまう、生理が止まったまま、冷え性になった、便秘になったなども強すぎる塩分が影響している場合があります。

マクロビオティックの大先輩でも、塩分で失敗している人はたくさんおられます。
ですから、同じ過ちを犯さないためにも、正常な体の反応を大切にするべく、調味料の塩分濃度を細かくチェックしているのです。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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コメント

  1. 京子 のコメント:
    美風さん、こんにちは。

    大切な記事をありがとうございます。

    先日の幸せコースで一番衝撃があったのはこの調味料のことかもしれません。

    私もむそう塾に通うまでは自然食品店の塩分の強い調味料を使っていました。
    少しの量でしっかり塩味がつくので、毎日お料理していても1リットルのお醤油が何ヶ月もなくなりませんでした。(その上、それが良い事だと思っていました。)

    調味料も主食同様毎日摂るものだからその影響が強いのだと感じました。
    今でも中川さんがより良い調味料を探されることにもはっとしました。

    あのままバランスの良くない物を食べ続けていたら…と思うととても怖くなりました。
    貴重な体験をありがとうございました。
    • マクロ美風 のコメント:
      京子ちゃん、おはようございます。

      皆さんが持参された調味料から、学びがいっぱいありましたね。
      金曜クラスはもっと面白いことがあったんですよ(^^)
      巷の情報がいかに怪しいかを、一つひとつきちんと納得しておいた方がよい場面でした。
      たとえマクロビオティックの教室でも、いい加減な情報を発信しているところがあるので要注意です。

      と同時に、味覚形成って大事だなあと思います。
      小さなお子さんを抱えている人は、特にそのへんに気をつけた食生活を送りたいですね。
      正確な味覚は健康につながりますし、人生を楽しくもしてくれるので。
  2. めぐ のコメント:
    美風さん、おはようございます。

    考えさせられる記事をありがとうございます。

    確かに、原材料・製造方法・容器が良ければ良しと思っていました。
    それの発酵度合いはどうか?については考えていませんでした。
    その他の条件が同じでも発酵の違いで別物になるという事は、中川さんの糠床で目の当たりにできました。
    それと同じ事がお味噌やお醤油でも起こっているのかなと、想像しています。

    私の知らない味覚の世界がむそう塾に広がっている事がわかりました。
    一生懸命学びます。
    • マクロ美風 のコメント:
      めぐちゃん、こんにちは。

      お味噌の味比べから貴重な学びがいっぱいありましたね。
      そのポイントは発酵です。
      お味噌もお醤油も糠漬けも、すべて発酵の力を借りて出来上がるものですから、その発酵の仕組みをよく理解するところから始まります。
      目に見えるものばかり追求してきた現代人には一番苦手なことかもしれません。

      でも、これを味方につけると驚くほど体が変化してきます。
      ここをむそう塾では大事にしているわけです。

      >私の知らない味覚の世界がむそう塾に広がっている事がわかりました。

      ありますよ〜、どっさりあります(^^)
      美味しいだけでなく、体に凄く良いお料理の仕組みを、ぜひこれからお楽しみください。

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