髪を染めたくなりました

体への影響を考えて、昨年の8月から髪染めをやめたのですが、1年4か月あまりの白髪生活で色々感じることがありました。
まず、毎月髪染めに要する時間と美容院行きが不要になったことは、いつも忙しくしている私にはとても嬉しいことでした。
その開放感はとても大きくて、髪染めをやめて一番のメリットです。

肝心の体への影響ですが、少しは感じるものの、著しい変化はありませんでした。
でも、髪が強くなった感じはしていて、コシとかハリは前より強くなった感じがします。
一部分ですが、白髪だった毛の根元から黒い髪が伸びているのを発見してビックリしました。
きっと毛根が元気になったのでしょうね。
こういうことを考えると、やはり染めない方が頭皮や毛根には良いのだなぁと思います。

ところが、ちょっと悲しいこともありました。
それは、デパートで洋服を選ぼうとしたとき、地味なお洋服を勧められたことです。
私は、髪が白いのだからせめてお洋服は派手なくらい明るい色を着ようと思っていたのですが、なかなかその希望に合う色がなくて、服選びに苦労しました。
時間があったら、自分でお洋服を縫うのになぁと思いながら、それもままならない現実を受け入れるしかありません。
とにかく忙しすぎます。

さてさて、そんなことをしていると、ちょっと違和感が出てきました。
それは、私は今、70歳にしては物凄く忙しくて、ゆっくりしている暇がありません。
先日も、京都観光をしている団体の人たちに出会ったのですが、ちょうど私と同じくらいの年齢と思われる御一行様でした。
その人たちを見て思ったのです。
「あ〜、私はゆっくり旅行をするなんて暮らし方をしていないんだなぁ」って。

そうなんです。
むそう塾を始めてから10年間ずっと走り続けて、気がついたら70歳になっていたのだけど、まだまだ70歳らしい生活はできそうにありません。
というか、私は若い時からいつも二足のわらじを履くような生き方をしてきたから、これはもう性分で、死ぬまでゆっくりできないのかもしれません。

そうであるなら、いっそのこと、もう一度髪を染めて、70歳を忘れるような生き方をするのも楽しいかなと思い始めたのでした。
寄る年波を受け入れて、ありのままの自分で生きようと思っていたのですが、一番の違和感は、髪の色にふさわしくない生き方をしている自分でした。
白髪を楽しむゆとりがありません。

実はね、髪が伸びてきたら、下の写真のようなヘアスタイルにしたいと思っていたのです。
ちょいワルな感じがしていいなあって。
でも、これはウィッグなんですよね。
実際にこのラインを出そうと思うと、パーマをかけて、なおかつ色々な整髪料がいるのでした。
そんなにあれこれ使いたくないので、「う〜ん」ってなっているのがいまの状態です。

さて、新しい年をどんな頭で迎えようか。

 
 

 
 
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