ただいま幸せコースは出汁巻き玉子の練習中ですが、今年は濡れ布巾で温度調節をしすぎる人が多すぎますので、水布巾は使用しないこともご検討ください。
そもそもテフロン加工のフライパンは高熱で使用すると有害であるとの理由から、使用を控えている人もいます。
しかし、鉄製や銅製のフライパンに比べてお手入れが簡単なことや、滑りの点などからテフロン加工のフライパンで出汁巻きをするようにお教えしました。
水布巾で「ジューーーー!!」と長い時間冷ますほどフライパンを加熱することは、フライパンのためにも、油の酸化の点でも、健康のためにも良くないことなので、加熱しすぎない練習をしてください。
それから、芯作りの練習は、1本芯を作ったらそのお鍋を洗います。
1回1回フライパンを新しい状態にしないと、本当の芯作りになりません。
フライパンの温度だけでなく、油や出汁やお醤油の付着した状態で2本目の芯作りをするのは正しい練習にならないからです。
そういう問題があるので、フライパンを3個4個と用意しておいて、続けて芯作りの練習をした先輩たちもたくさんいます。
出汁巻き玉子はスピード料理です。
のんびりした性格の人は、とにかく動作を速くする練習をしましょう。
先輩たちは2分半〜3分で巻いていますので、そこを目指して頑張ってくださいね。
春の桂剥きと同様、集中して練習することが大事ですから、出汁巻き月間として挑戦してみてください。
(中川式出汁巻き玉子 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)