(海老芋と菊菜の炊き合わせ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
今夜の京都はすごく冷えます。
京都の自宅は東山がすぐそばなので、すでに4℃まで気温が下がっています。
明日の朝は2℃との予報が・・・。
でも、むそう塾のある鴨川の近くはこの時間でも7度です。
同じ左京区なのにこんなにも違います。
そんな寒い夜に中川さんが「海老芋と菊菜の炊き合わせ」を作ってくれました。
たっぷりのお汁がとても美味しくて、ゴクゴクと飲んですっかり体が温まりました。
海老芋のむっちりしたやわらかさと菊菜のシャキシャキ感が楽しい組み合わせでした。
ところで、最後まで菊菜の緑色が鮮やかなのにはビックリ!
たっぷりのお汁の中にあるのに、お汁の色が染みて茶色になることもなく、ずっと綺麗なままでした。
家庭料理といえども雑味を防いだそのお汁は、心まで澄んでしまう力がありました。
中川さんが作ってくれる煮物はいつも本当に美味しくて、そして美しいのですが、その美しく維持するための裏技にいつも感心してしまいます。
食べ進めながら、いつも思うこと。
「こんなに美味しいものをいつもいただいて、バチが当たらないかしら?」
今夜もそんな言葉が思わず口をついて出てきてしまったほどです。
お汁たっぷりの炊合せは、私に大きな満足感を与えてくれました。
ご馳走さまでした。