中川式玄米炊飯の指導では、お米やお塩の選び方はもちろんのこと、お水やお鍋や熱源についての指導も徹底して細かな点まで及びます。
他のお料理教室ではそんなことはあまりお構いなしですが、お料理を完全にお伝えするには、作る人が変わっても美味しく再現出来るように、考えられる相違点は徹底的に改善しておきます。
それがいわゆる「完コピ」といわれて「完全にコピーする」学習法です。
中川式玄米の炊き方は、一般の玄米炊飯では求められないような微妙な火加減調整があるのですが、それをクリアするにはキッチンに設置してある通常のガス台では消化センサーが働いて思うように炊けないことが多いのです。
そこでカセットコンロを購入して、火加減に右往左往しない環境を作りましょうと指導しています。
先日開催した愛クラスでは、講座の時にそのことをお話ししたのですが、人それぞれなので真正面からその必要性を受けとめられない塾生さんがおられました。
というか、ほとんどの人が最初はそうです。
でも、その後どのように行動するかによってその人の玄米炊飯に差がついて来ます。
ご自分で納得されて、それが良い方向に進めば良いのですが、中には信頼感が築けないまま去って行かれる方もおられます。
今回の晴さんは、その辺のお気持ちをコメント欄に書き込んでくださいました。
その素直なお気持ちがとても嬉しかったので、こちらでも記事にさせていただきます。
晴さん、パスポート取得まで一気に駆け上ってくださいね。
応援していますよ!
<晴さんのコメント>
中川さん、ご指導ありがとうございました。
前回の投稿で、「変化をつけてみましょう」とご指導いただきました。
講座受講時におすすめされたカセットコンロを買う、それだけでしたが、
今回のことは私にとって大きな学びとなり、やっとですが変化をつけることができたように思います。
カセットコンロについては、受講時に必要性の説明を受けましたのに、
管理するものが一つ増えてしまうなあ、どこに置こうか、
弱火調節さえできるなら、自宅のガスコンロで炊飯できたらいいな、などと思い、
あれこれ自分なりにあがいてみましたが、結局うまくはいかず、
5回目の投稿でやっと購入の決断ができました。
ブログでのご指導で、「何年もかけて行き着いた環境ですから」という
お言葉を読みましたとき、
ああ、中川さんに大変失礼なことをしてしまったと、申し訳なく思うと同時に
自分の受講者としての姿勢を強く反省しました。
玄米の炊き方を習うのは今回が初めてでしたので、
なおさら、ちゃんと教えていただいた通りに練習しよう、と
意識していたつもりでしたのに、そうできておらず、
ご指導を素直に受け入れる気持ちと、
教えてくださる方への敬意が不足していたと思います。
さらに、私は技量がありませんので、今までにほかの道具でも、
よい道具を使うことは大切だと、複数回経験してきていましたが
今回も同じことをしてしまったと気づきました。
中川さんに、大変失礼なことをしてしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます。
やっと注文できた時には、自分のことは棚に上げて到着が待ち遠しく、
いざ使ってみましたら、おっしゃられていた通り微妙な火加減の調節がとてもしやすく、
やはり必要な道具だったとよくわかりました。
また、カセットボンベの扱い方や収納にもさほど困らず、
こんなことならさっさと買っておけばよかった・・・と、さらに反省いたしました。
お恥ずかしい限りですが、
今回のことは私にとってとても良い経験と学びになりましたので
それをお伝えしたく、こちらに記載させていただきます。
今回の投稿の火加減の調節については、
弱火での炊飯を始めて5分ほどですでにピンが下がってきており、
火が弱すぎたなと分かりました。
火加減の定義を再度お教え下さりありがとうございました。
今日からやっとスタート地点に立ったと思います。
頑張りたいと思いますので、明日からも
どうぞご指導いただけますようお願いいたします。
長くなり失礼しました。
* * *
むそう塾のサイトには「中川善博厳選!おすすめ器具と食材」というページがあります。
そこには実際に中川善博が使ってみて良いと思ったものだけご紹介しています。
むそう塾が直接扱っているものではないので、むそう塾には1円も利益となるものではないのですが、お教えしたお料理が少しでも美味しく作れるようになってもらうための、塾生のメモ帳みたいなページです。
このページを参考にして、時間とお金の無駄を省いて効率のよい練習が出来るようになっていますので、どうぞご利用くださいませ。
(京都 嵐山 竹林の小径)
美風さん
程度の低い学びで、お恥ずかしい反省文でしたので、
そーっとコメントしたつもりだったのですが(笑)
こちらを読みましたときは、びっくりして!
しばらくかたまってしまいました。
わかっていないなあと、私のことを呆れてみておられたことと思います。
皆さんが、「完コピ」するといわれていた意味も理解することができました。
記事に載せていただきまして、また、嬉しいメッセージを
本当にありがとうございました。
元々のスローペースに加えさらに大変な時間の無駄をしてしまいましたが、
新たな時間的な目標もできて、のんびりしている暇はありませんので、
気合いを入れて頑張りたいと思います。
嵐山の竹林のお写真にもとても癒されました。
ありがとうございました。
晴さん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
>わかっていないなあと、私のことを呆れてみておられたことと思います。
いえいえ、むそう塾にはあなたのような方が次々と来られますので、もうすっかり慣れっこです(笑)
というか、「完全コピーなんていや!」と最初から思われる方もおられるので(そういう人の方が多い)、その人なりに納得されるのを待っているだけです。
中川さんは数多くの経験上、「これが最も良い!」と思われる方法をお伝えしていますので、まずはその船に乗ってしまうことが一番の近道です。
習い事の多くは模倣から入りますよね?
お料理もそうなのですが、少しの経験が誰にでもあるものですから、そこが壁になるのだと思います。
あとは素直さですね。素直な人は一番伸びますし早いです。
晴さんはおっとりとしたお育ちの良いタイプであることは愛クラスの時に感じました。
ですから、今までのモードで玄米炊飯に取り組んだだけだと思います。
しかし、プロの世界は凄いものです。
美味しくするためには、素人の想像がつかないことまで研究して現実化してしまうのです。
そんなたゆまぬ開発心がどこにも負けない味を創りだす原動力になるのだと実感しています。
むそう塾は「プロが教えるお料理教室」なので、絶対美味しいレベルですが、素人でも出来る技術でお伝えしています。
そこが中川さんが一番苦心されているところなのですが、それを確実に受け取っていただくためには、せめて道具や食材は同じ物で練習してほしいということです。
それがいわゆる「完コピ」として先輩塾生の間では共通認識になっています。
最初は窮屈に感じられるかもしれませんが、騙されたと思って完コピしてみてください。
あなたが今まで経験されたことのない「美味しい世界」をご自分の手から生み出せるようになりますよ。
長くなりましたが、あなたの誠意ある文章にお応えしたくて、私もつい長くなりました。
いいんです。短い(陽性)だけが褒められることではなく、言葉を重ねることによって伝わる気持ちもあるのですから。
これからも中川さんの「長い!」にビビらず(笑)、大いにTwitterも楽しんでください。
そして、玄米投稿を楽しく、パスポート目指して頑張ってください!
美風さん
むそう塾がどのようなところであるのか、
新人の私にも理解しやすいように、丁寧に噛み砕いてお教えくださり
ありがとうございました。
“ 習い事は模倣から ”
本当におっしゃられる通りだと思いました。
愛クラスを受講したいと思った理由はいくつかありますが、
プロの料理人の方(それも京料理の!)に、直接教わることができる
というところにもとても惹かれ、受講しようと思いました。
プロの方に、直接マンツーマンで、できるようになるまで
教えていただくことができるなど、本当に貴重なことだと思います。
このような機会に恵まれましたこと、大変嬉しいです。
少しでも多くのことを習得できるよう、
まずは「完コピ」をして、しっかり練習を重ねたいと思います。
ありがとうございました。
晴さん、おはようございます。
>プロの方に、直接マンツーマンで、できるようになるまで
>教えていただくことができるなど、本当に貴重なことだと思います。
そうなんです。本当に貴重なことなんです。
こんなことはもう誰もしない機会だと思ってください。
中川さんの奉仕の精神がなければ成り立たないことなので、こんな気狂いみたいなことは誰もしないでしょう。
むそう塾の特長は「フォロー力」なので、存分にその良さを享受して前に進んでください。
パスポートが目前ですね。
早くゲットして、お味噌汁講座にいらしてください。
毎日のお味噌汁と体調がグッと変わりますよ。
美風さん、おはようございます。
個別にフォローしていただけることは、
本当にありがたく、一番望んでいたことです。
中川式玄米炊飯のパスポートを、一日でも早くいただけるよう頑張ります。
そして、お味噌汁講座もぜひ受講させていただきたいです。
度々失礼しました。
晴さん、おはようございます。
お味噌汁講座、是非いらしてください。
お待ちしています!