髪を切りました。15センチほど。
1年分の過去を捨てました。と言いたいところですが、実際は直近の1年分ではなく4年前あたりの1年分になるんですよね。
昨年パーマをかけたらすっかり髪の艶がなくなってしまい、傷んだ部分を少しでも減らすために切ったのでした。
まだまだ傷んだ髪の方が多いので、年月が経つのを待つしかありません。
ところで、髪にはいっぱいの情報が入っています。
体の内側のことがそのまま外まで出てきて知らせてくれるんですね。
時には隠しておきたいことでも教えてくれます。(薬物反応のように)
マクロビオティックが髪の状態でその人の体質から体調まで多くのことを判断するのは、経験上納得出来ることが多かったからだと思います。
そういえばどう見ても髪の状態からも体調の陰性を推測出来る人がいました。
でもその人は某マクロビオティック指導校で陽性タイプだと言われて陰性なお食事をされていたのです。
私は心の中で(やめてやめて)と思って彼女の話を聞いていました。
こういう例が多いのです。
他のマクロビオティック指導校で陽性タイプだと判断されて、体調が悪いのにそのまま陰性なお食事をして、むそう塾に来られる人が後を断ちません。
陰陽の判断を間違うと真逆の方向にその人を導くことになってしまいますが、陰陽が不安定に入れ替わるのも最近の人に多い傾向です。
私が教わった大森英櫻先生は、「最近の人は極端な陰陽を持っている人が多いので、なかなか病気が治りにくい」とおっしゃっていました。
つまり陰性な状態と陽性な状態が交互に現れて体調も一定しないのです。
それは食べ物に目を転じることで答えが導き出されます。
唐揚げやハンバーグをバクバク食べていたかと思うと、この寒い時季なのに生足でアイスクリームを頬張る女子学生。
ステーキを何百グラムも食べたかと思うと、ダウンジャケットを羽織る時季なのに生ビールをお代わりする男性たち。
そりゃあ体調も下降気味になりますって。
男女の機能も衰えますって。
あなたの体調はあなたの血液が左右することを意識してみましょう。
その血液はあなたの食べたもので作られます。
決してある日突然に体調が悪くなるのではありません。
必ず体調に影響するような食べ物を摂っているのです。
あとは精神的な影響ね。
ストレスは最大の影響力を誇ります。
食べ物の問題なんかフン!って吹き飛ばすくらい強いです。
だから、食べ物のことでゴチャゴチャ考えたくなかったら、いつも笑っていられる自分でいましょう。
少々怪しいものを食べたって、ニッコリ笑顔で暮らせていたら良い方に軍配が上がります。
マクロビオティックの陰陽は大事な判断基準になりますが、陰陽の奴隷になってはいけません。
これがマクロビオティックの最も大きくて気づきにくい落とし穴だと思います。
(京都府立植物園にて)
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
記事を読んでいて思ったことは、陰陽を習ったのにそれを物差しとして利用せず、
言われた結果に拘っている人が予想以上に多いことにビックリするやら呆れるやらです。
髪の状態は個人的にも気になっている部分はありましたが、それは良くも悪くも食べ物による影響があったのかな?と思う部分はあります。
確かに精神的なものは食べ物により影響されると思いますが、それは体調面でも一緒ですしね。
ワタシは陰陽の奴隷になりたくなければ、それに使われるのではなく、逆にそれを利用してこそだと思います。
げんたろうさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
私も陰陽は使いこなしてこそその素晴らしさが分かると思うので、最初はヨチヨチ歩きでもぜひ陰陽を楽しく使えるようになってほしいと思います。
でも、受け身になってしまう人が実に多いんですよね。
あれほどノン・クレドと言われているのに・・・。
だから、陰陽の面白さを伝えることが出来たらいいなって思っています。