以前の記事にコメントがありましたが、みんなで考えたいので記事にします。
<Iさんからのコメント>
美風さん こんばんは。
主食とおかずの割合の、タイムリーな記事をいつもありがとうございます。どちらにコメントさせていただこうか悩みましたが、その後の経過ということもありこちらにさせていただきました。
普通の食事に戻してみて2週間が経ちました。
私と子どもの夕食はご飯、みそ汁、メイン(魚orお肉)、副菜(朝作っておいたひじきとか、切り干しとか)、漬け物という感じなのですが、主人はもう1?2品増やしています。
子どもと私は充分すぎるくらいなのですが、やはり目で楽しむというのがあるのでしょうか、主人は種類がたくさんな方が嬉しいようです。そして、自分だけ品数が多いというのがちょっと嫌なようで、難しいところです。
陰陽のバランスということでいうと、魚には大根おろしを添えたり、肉じゃがにしたりとしているのですが、どうしてもご飯の量が少なくなってしまうような感じなのが、気になっていました。
朝は、ごはんとみそ汁漬け物、昼はご飯が少し多いくらいで、なるべく一日でバランスがとれたらいいかな?くらいに考えていますが、どうなのかな…と。
体の変化の方は私はちょっとお通じが悪くなってきています。果物も食べたい日が増えています。
ただ、最近がんばっているね、焦らなくていいよ、お弁当は確実に美味しくなってるよと言われ、気持ち的には安定してきました。
そして、マクロビオティックの料理から離れることは、別に陰陽の世界から離れること、むそう塾から離れることではないんだな?というのが実感です。
むしろ、お料理の面だけではなくて、時間の使い方とか、そういうことでも自分を貫こうとして、ずいぶん傲慢だったなあとか、「待つ」ことって陽性なことなんじゃないかとか、いろんな気づきがありました。
いつも見守ってくださり、ありがとうございます。
<マクロ美風からのお返事>
Iさん、こんにちは。
記事でお返事をさせて頂きますね。
>私と子どもの夕食はご飯、みそ汁、メイン(魚orお肉)、副菜(朝作っておいたひじきとか、切り干しとか)、漬け物という感じなのですが、主人はもう1?2品増やしています。
今までかなり動物性を排除したマクロビオティックをされて来ていたのだから、ここでお肉かお魚がメインというのはご主人だけにして、あなたとお子さんはメインまで行かなくても良いのでは?
動物性の量が多いとそれを消すものがほしくなります。
だから果物がほしいと体の声が出ているんですよ。
もっときんぴら牛蒡のように繊維質のお料理を増やしましょう。
ひじきも切干し大根も繊維質がありますが、牛蒡は動物性の弊害を消してくれる作用がありますのでお奨めです。
そして、動物性の4?5倍近くを目標にお野菜類を食べていたら安心です。
ところで、動物性の5倍近くのお野菜というのは現実的にはかなり大変です。
絶対無理という人もいます。
その時のためにお漬物があるのです。
お漬物で取ると生野菜の4倍の繊維質が摂取できるという研究報告があります。
さらに生野菜のもつ酵素やビタミンもそのまま摂取できる優れものです。
さらにお漬物にすることによって生の時にはない付加価値もあります。
しかし現代人はお漬物をあまり召し上がりませんね。
Iさんは「漬物」と書かれていますが、どんなお漬物なのかしら?
ここが一番ネックです。
これ次第でお通じが改善します。
>朝は、ごはんとみそ汁漬け物、昼はご飯が少し多いくらいで、なるべく一日でバランスがとれたらいいかな?くらいに考えていますが、どうなのかな…と。
主食が玄米ご飯ならそれでも良いのですが、主食が白米の場合は朝に海苔などの海藻類を追加しましょう。
ビタミンB1の補給にもなって理想的です。
極端な菜食主義者が陥りやすいビタミンB1の欠乏症ですが、日本人は海藻類を食べていれば大丈夫です。
もう少しメニューを細かく検討してみましょう。
>そして、マクロビオティックの料理から離れることは、別に陰陽の世界から離れること、むそう塾から離れることではないんだな?というのが実感です。
ああ、今までは大間違いでしたね。
どうやらあなたは頭の中で間違ったマクロビオティック観を作ってしまっているようです。
だからご主人はマクロビオティックが嫌で嫌でしようがなかったのだと思います。
宗教臭い怪しい集団だと思われているのもそのせいだと思います。
これはぜひとも払拭していただきたいことなのですが、むそう塾に通えない状況でどのように払拭できるのかとても難しいですが、とにかくその思い込みは捨ててくださいね。
マクロビオティックはお料理だけではありません。
そして玄米を食べないからマクロビオティックをしていないとは言えません。
お肉やお魚を食べたから、マクロビオティックをしていないとも言えません。
マクロビオティックは考え方です。
すでに私たちはマクロビオティックを知らないうちから陰陽の世界に生きているのです。
マクロビオティックはその陰陽の世界を具体的に気づかせてくれただけなのです。
ですから、マクロビオティックを知らない人も陰陽の世界に生きているんですよ。
もちろん、あなたのご主人もね。
そこをしっかり意識し直してください。
そして、マクロビオティックは楽しいものであることも知ってください。
つらかったり、苦しかったりするのは、マクロビオティックを誤解している証拠です。
マクロビオティックとは陰陽という二つの視点からバランスを取ることです。
バランスの取れたものは美しいし、安定しているし、心地よいものです。
ですから、そのための一歩として「食事もバランスの取れたものを食べましょう」とするのがマクロビオティック料理です。
どうぞ「マクロビオティック料理=マクロビオティック」と短絡的に受け取らないようになさってくださいね。
むそう塾に通えなくても、いつまでもこうして見守っていますから安心してマクロビオティックを楽しめるようになってください。
そして、ご主人やお子様と笑い合って暮らしてください。
バランスがとれていれば自然に笑顔が出てきます。
分からなくなったら、「笑顔のある暮らしをしているかどうか?」を単純な目安としてください。
それで大きな間違いはありません。
むそう塾がついています!
ご安心を!
ワタシは現在、動物性タンパク質は植物性も含め、どの程度摂ればよいのか?実験中かも知れません。
今現在、運動も含め、脂肪量を減らしつつ筋骨量は増やそうとする、二律背反なことに挑戦中ですが、
脂肪量を減らし、体重を減らすことは簡単でも、筋骨量を減らさず、維持するだけでも大変なことが判ってきましたし、
ましてや逆に増やそうとするのですから、より大変なことに挑戦しているのかも知れません。
結局は、植物性タンパク質だけでは筋骨量を増やすことは至難の業であるから動物性タンパク質を摂り入れているのですが、
その際に注意していることは、量より質で肉に対し、野菜の量が5倍以上になるように心掛けていますし、
ワタシの場合、そうしなければ動物性タンパク質を取り入れ難い一面もあります。
よって動物性タンパク質の量は普通の食事をしている人から見れば少ないでしょうし、
下手をすれば小食な成人女性程度の量かも知れません。
最初のうちはそれで足りていましたが、ここ最近は身体の変化と共にそれでは空腹を感じるようになり、
再び体内の成分を計測したら、筋骨量のみ若干減っていたので、やっぱりなと思い、タンパク質の量を少し多めに変えたばかりですが、野菜は5倍以上の原則は不変です。
その間、色々試しましたが、エネルギー源は動物性より植物性タンパク質のほうが上であることは確認出来ました。
ワタシは朝食で毎日納豆を食べているのですが、納豆が切れそうな時に卵焼きを試したところ、5切れほど食べたのに納豆と比較してスタミナ不足を実感しました。
これはタンパク質の問題だけではなく、納豆が発酵食品であることも影響していると思いますが、
個人的には味噌汁以上のエネルギー源となっております。
ただ我が家の場合、沢庵や牛蒡に焼き海苔などが毎食テーブルに出るので、それを適度に常食しているのも考慮すべきかも知れませんが。
これらの経験を踏まえると、動物性タンパク質と野菜の割合を1:5以上に持って行こうとすれば、
野菜の量を増やすのではなく、肉の量を減らすことなら可能だと思いますし、
これは小食な男性や大食しない女性だったら可能ではと思います。
どれくらい出来るのかを判断するには、まず肉の量を減らしつつ、野菜の量を多めに調整し、様子を見ることから始めれば良いかと思います。
いきなり極端にやると訳判らなくなることが多いと思うので、まずは様子を見つつが肝心かと思います。
その際に大事なことは、出来れば大好物で楽しく取り組むことが出来ればと思います。
ワタシの場合、玄米とマクロビオティックで身についた基本は崩せなくなっていると思っていますが(笑)
白米(7分づきですが)の場合、玄米と比較したらご飯の量はどうしても多くなりますね。
げんたろうさん、おはようございます。
1:5でも大変なのに1:5以上は凄いですね。
玉子と納豆の比較も面白いです。
発酵食品は現代人の一番の落とし穴かも知れません。
納豆よりヨーグルトの方向ですからね。
私も動物性を摂るなら、量より質だと思います。
そしてまた、よく言われていることですが、質も量ということですね。
職業や体の使い方で異なって来ますが、その人に合った割合でバランスを取れたら最高だと思います。
美風さん
こんばんは。
心強いお言葉を本当にたくさんたくさん、ありがとうございます。
食事についても細かくアドバイスいただき、とても助かります。
動物性は取り入れつつも、量をもう少し考えてみます。
やっぱりちょっと多すぎたんでしょうね。お肉もお魚も美味しいなあと思いながらも、毎日はちょっと…と思っていたところでした。果物や甘いものが欲しくなってきたら要注意ですね。
牛蒡や海苔も積極的に食卓に登場させたいと思います。
(今朝、海苔を出してみたら大人気でした。)
牛蒡については大森先生の本を読み返したら書いてあり、お恥ずかしいです。
また、お漬け物ですが、自己流のぬか漬けをしています。
(来春にぬか漬け講座を受けられたらいいな…)
一食にカブが半分位を夫と二人で分け合って食べています。
娘はたまに、です。少し量が少ないのかな?とコメントを読みながら思いましたが、糠床の量が少なく、たくさん漬けすぎるとご機嫌が悪くなったりで、ちょっと考え中です。
メニューについて、もう少し調整しながら過ごしてみます。
ただ、なにより食事について後ろめたさ?のようなものがなくなったことはとても大きいです。今までは自分を貫き通していることで後ろめたい気持ちがいつもあって、逆に不安だったんだなと思いました。美味しいと言われることで、いろんなことにもっと喜んでもらいたいなって思うようになりました。
美風さんが書いていただいたように、今までは「マクロビオティックという世界」というものを自分で勝手に作り上げてその中で生きていました。。その世界はすごく小さくて、傲慢で、楽しくないところでした。
相手の世界に飛び込んでみたら、なーんだそこら中に陰陽があって、マクロビオティックって方位磁石みたいなものなんだなあって、やっと気づきました。
愛クラスを受けて、炊こう会にも参加して、むそう塾生なのに玄米を食べていないなんて恥ずかしいし、情けないって思っていたけれど、家族の嬉しそうな顔を見ていたら何を大事にしなきゃいけないかよく分かりました。
夫の「宗教臭い怪しい集団」という思いを払拭するのはとても大変だと思います。でも、家族の笑顔が増えて、バランスのとれたマクロビオティックをしていたらその先に見えてくるものがあるかもしれませんよね。がんばります。
いつもコメントが長くなってしまい、すみません。
本当にありがとうございます!
Iさん、おはようございます。
ご主人のマクロビオティックに対する「宗教臭い怪しい集団」という印象は、あなたの態度次第で変化するように思いますよ。
ご主人にも今こうしていることがマクロビオティックそのものであることを気づいていただけるには、あなたの力量が問われます。
むそう塾ではその一つの入り口として、「美味しい」から入っていただいて、無理なくマクロビオティックの調和の世界を楽しんでただこうと思っているんですよ。
バランスの取れたものは美しく、美味しく、安定していて、心地よいことを体で感じてください。
それがご家族の皆さんにも伝わったら、きっとご主人のご理解も深まると思います。
どんなときにも笑顔で楽しくね♪