私はこの方に一時マクロビオティックから離れて、ご主人の喜ぶお料理を作りましょうとお返事しました。
理由はマクロビオティックを正しく実践できていないために、体調不良と夫婦関係が最悪の状態になっているからです。
生理も止まっています。
マクロビオティックにのめり込むあまりに、まわりが見えなくなって離婚に至った人を私はたくさん見てきました。
本当のマクロビオティックは幸せになるためのものであり、楽しく元気に生きるための考え方であるのに、それを間違って受け取ってしまっている人のなんと多いことか。
そんな人達に正しいマクロビオティックの情報を発信したいと思ってこのブログを始めたのです。
今朝も以前からメールで相談を受けていた人からお返事が来ました。
他人ごとではない人もこのブログの読者さんにはいますので、記事にして一緒に考えたいと思います。
<Iさんへ>
私からの答えは、マクロビオティックでなくても人は生きて行けるのだから、せっかく紡いで来たご縁とご家庭を大切にしてほしいということです。
今のうちならまだご夫婦関係は修正できます。
でも、これを超えるとご主人の浮気か離婚に至ることが明らかです。
ですから、今のうちにご主人の喜ぶお料理を作ってあげましょう。
そのお料理がマクロビオティックから離れていても良いのです。
そのお食事をしばらく続けていると、あなたもご主人もお子さんも何らかの変化を感じることでしょう。
その時が勝負です。
あなた方ご家族が感じた体の変化こそが、マクロビオティック料理とそうでないお料理の違いなのです。
そこをご主人にどのように受け止めてもらえるかは、あなたの器量です。
なお、生理のことですが、普通のお食事をしているうちに復活するはずです。
早ければ2ヵ月以内、遅くても3ヵ月以内にね。
上手く行ったら年内に解決して、新しい気持ちと笑顔で新年を迎えられることでしょう。
お食事は陰陽のバランスだけはとってください。
これだけで十分です。
今までのあなたは陽のお料理が足りなかったのです。
お味噌汁の出汁も陽性を心がけてくださいね。
もし、むそう塾の単発に来られるときは、マクロビオティック料理を習うつもりではなく、体に良い普通のお料理を習うおつもりでいらしてください。
それが一番うまく行きます。
頑張ってください。
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<Iさんのメールより>抜粋
こんにちは。
お忙しい中、お返事をありがとうございました。
メールを何度も読み返しています。
マクロビオティックを始めてからの3年間を思い出し、
始める前の食生活は乱れていたかもしれないけれど
夫婦の仲が良かった時期を思い出しています。
どちらが幸せだったかと問われれば、
マクロビオティックを始める前だったと
今なら言えます。
太っていたし、ケーキも食べていたし、お菓子も食べていたけれど
生理は順調で、子供もすぐできて、夫は私のごはんを美味しいと
食べてくれていました。
マクロビオティックを始めてから、玄米を食べ始めてからは
私は夫の顔色を伺うようになっていました。
野菜が多めになるのは構わない、といって始めたマクロでしたが
どんどん間違った方向に歩んできたのだなど思います。
後ろを振り返っても仕方がないですが、
健康に、きれいに、幸せになりたいとそれなりに必死でがんばってきた
この数年は無駄だったのか?としょんぼりです。
まずは夫が喜ぶ顔が見られるように、夫に添っていきたいです。
食事に関してはあまり希望を言う人ではないので、
よく見て、よく話して、どうしてほしいかを感じていきます。
マクロビオティックもどうせ間違っているのなら離れた方がいいですよね。
この数年で変な?食事が身に付いてしまったので
何を軸に暮らしていったらよいか実は不安ですが、
夫婦が仲が良くなる道を選んでいきたいと思います。
生理に関してだけ、アドバイスをいただけたと思います。
玄米もすごく悲しいですが、やめた方がいいのかなと思っています。
白米にして、おかずはどんなものを食べたらいいでしょうか?
あとは気をつけた方がいいことはありますか?
なんとか数ヶ月で戻したいです。
よろしくお願いします。
美風さん
あたたかいお返事をありがとうございます。
記事にまでしていただいて、恥ずかしいやら…
玄米ご飯がおいしいく炊けない理由も、根本には
この問題があるのだろうなということは
薄々気づいていましたが、見て見ぬふりをきました。
中川さんに、「ご主人とお子さんは全然ぶれていないでしょう?あなただけが、あっちこっちとぶれている」とおっしゃっていただいた言葉を思い出しています。
こんな不甲斐ない妻と母についてきてくれた夫と子どもに
申し訳ない気持ちです。家族から本当の笑顔がでるように喜ぶ料理を作ります。
昨日の晩、早速お魚を買って帰りました。二人とも美味しいと食べてくれて、嬉しかったです。
美味しいが聞けることが本当に嬉しいです。
これから数ヶ月後、体の変化をきちんと感じられるかどうか、実は心配ですが、また困った時は相談させてください。
良い報告ができるようにがんばります。
Iさん、こんにちは。
>玄米ご飯がおいしいく炊けない理由も、根本には
>この問題があるのだろうなということは
>薄々気づいていましたが、見て見ぬふりをきました。
ここが問題でしたね。
玄米ご飯はそれらを見事に反映した炊きあがりになってしまいます。
長い間あなたはあなたの要求を貫こうとされました。
ですから、今度は相手側の要求を受け容れましょう。
受け容れ続けてはじめて開ける道があります。
その時までは相手の世界で生きてみましょう。
それは自分を殺すことでもなく、我慢することでもなく、将来の自分のための布石ともいえる構図です。
ですから、「健康に、きれいに、幸せになりたいとそれなりに必死でがんばってきたこの数年は無駄だったのか~としょんぼりです。」なんて考えることなく、前向きに発想の転換をしてください。
将来マクロビオティックをするために今があるのです。
その将来はそんなに遠くありません。
たぶん数ヵ月のちに訪れるでしょう。
幸いあなたはTwitterをされていますから、Twitterで細かいアドバイスはしますので、安心して「普通のお食事」をしましょう。
応援していますからね。
美風さん
いつもあたたかいコメントをありがとうございます。
「相手の世界で生きてみる」
この一言で、新しい世界に飛び込むような、清々しい気持ちになることができました。
昨日は何が食べたいか聞いてみたところ、
「唐揚げがいい」とのこと。
食べたいものを言わなかったのではなく、言わせていなかったのだなあと思いました。
むそう塾がついているので、安心して普通の食事を続けていきたいと思います。
Iさん、おはようございます。
おお、唐揚げですか!
やっぱり唐揚げは人気ですね~。
唐揚げもどきではなく、本物の唐揚げが食べたかったのでしょう。
>食べたいものを言わなかったのではなく、言わせていなかったのだなあと思いました。
ピンポーン!
言わせない上に、押し付けていたのだと思いますよ(笑)
Iさんもご主人の立場だったら、それが嫌なことは分かりますよね?
だから答えは単純で、自分で嫌なことは相手にもしない。
これだけです。
これは子育てにも通じますね。
いつまでもむそう塾がついていますから、ぜひ思いっきり相手の世界で楽しんでみてください。
ただし、陰陽のバランスは忘れずに。
美風さん こんばんは。
主食とおかずの割合の、タイムリーな記事をいつもありがとうございます。どちらにコメントさせていただこうか悩みましたが、その後の経過ということもありこちらにさせていただきました。
普通の食事に戻してみて2週間が経ちました。
私と子どもの夕食はご飯、みそ汁、メイン(魚orお肉)、副菜(朝作っておいたひじきとか、切り干しとか)、漬け物という感じなのですが、主人はもう1~2品増やしています。
子どもと私は充分すぎるくらいなのですが、やはり目で楽しむというのがあるのでしょうか、主人は種類がたくさんな方が嬉しいようです。そして、自分だけ品数が多いというのがちょっと嫌なようで、難しいところです。
陰陽のバランスということでいうと、魚には大根おろしを添えたり、肉じゃがにしたりとしているのですが、どうしてもご飯の量が少なくなってしまうような感じなのが、気になっていました。
朝は、ごはんとみそ汁漬け物、昼はご飯が少し多いくらいで、なるべく一日でバランスがとれたらいいかな?くらいに考えていますが、どうなのかな…と。
体の変化の方は私はちょっとお通じが悪くなってきています。果物も食べたい日が増えています。
ただ、最近がんばっているね、焦らなくていいよ、お弁当は確実に美味しくなってるよと言われ、気持ち的には安定してきました。
そして、マクロビオティックの料理から離れることは、別に陰陽の世界から離れること、むそう塾からは慣れることではないんだな~というのが実感です。むしろ、お料理の面だけではなくて、時間の使い方とか、そういうことでも自分を貫こうとして、ずいぶん傲慢だったなあとか、「待つ」ことって陽性なことなんじゃないかとか、いろんな気づきがありました。
いつも見守ってくださり、ありがとうございます。
Iさん、おはようございます。
コメントのお返事が長くなりますので、記事にさせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/macro21/e/2c55728cf83b76af3d740eb34d2bab4d
はじめまして。
いわゆるマクロビ離婚して1年経つものです。むそう塾さんのような考えを早く前妻に理解させたかったです。
私も割りと考えは柔軟なほうでマクロビをやるといったときには和食、中華、イタリアン、マクロビといった具合にバランスをとってくれるものと思っていました。
しかし、約7年間日を追うごとにエスカレートしていき、ストイックなマクロビにはまっていきました。
結果、食生活だけでなく衣料はオーガニックコットン以外は身に着けられない、医療は医者にはぜったいにいけない、薬はのめない、教育は日本の学校にはいかせたくないといいだす始末。前妻のこだわりで幼稚園もいかせず、運動会やお遊戯会など普通の親なら楽しみに思えることも一切できずにすごしてきました。
マクロビを否定するつもりはないのですが取り入れ方が本当に重要ですね。
たまにこのサイトに立ち寄って考え方を勉強させてもらいます。
Mistralさん、初めまして。
色々大変だったのですね。
お察し申し上げます。
マクロビオティックだけではなく、体に良いものをと思うと限りなくのめり込んでしまいます。
それが子育て中の女性にありがちなことではないかと思います。
しかし、一歩引いて考えてみると、子供はお母様の所有物ではないから、もっと客観的に子供のことを考えなくてはいけないのですが、なかなか近視眼的になってしまうお母様が多いです。
その結果子供の父親にも影響が及び、Mistralさんのように離婚に至るケースも多いです。
別記事を書かせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/macro21/e/fd0c8694cd9cb58fe7c3371548c19d1e
コメントもありがとうございました。
そちらでの展開もご参考になさってみてください。