マクロビオティックの真髄

きのうは上級幸せコースの日でした。
一般的なメニューとして「焼うどん」を作りました。
焼うどんには2種類あって、精進バージョンと動物性入りバージョンです。
え? マクロビオティックのお料理教室なのに動物性入り? なんて思われる方がいらっしゃるかも知れませんね。
そんなことに凝り固まっているうちは、まだまだ青いマクロビオティックですね(笑)
あなたが取り入れたいのは、病気治しのマクロビオティックなのか、健康目的のマクロビオティックなのか、ハッキリさせた方が良いです。
ある病気を改善させたくてマクロビオティックをされるのなら、タイトに実践する方が効果が出やすいです。
しかしここで要注意。
まるで対処療法のようにマクロビオティックを実践すると、かなり制限が多くなるので、少しでも体が楽になってくるとたがを緩めてしまうのです。
そうしてまた病気が悪化することになります。
そうではなくて、マクロビオティックの奥義であるところの「無双原理」を知っていただくと、これが楽しくて長続きするどころか、虜になってしまいます。
まさにマクロビオティックに恋をする状態になります。
こうなったマクロビオティックの大先輩たちがどれほどいらっしゃることか。
ここまで来たらもう安心。
と言いたいのですが、これまた安心ではないのです。
無双原理を表面しか理解していないと、マクロビオティックは万能だと思ってしまいます。
そして大きな過ちに陥ってしまう危険性をはらんでいます。
幸せコースではマクロビオティックの素晴らしさと陰陽での物の見方をお伝えしました。
きのうの上級幸せコースでは、それを一歩進めて、陰性の本質や陽性の本質について考えていただきました。
「無双原理十二の定理」は難しいですが、正しく理解すると強力な羅針盤になります。
文字だけではなく、実生活の中に落とし込んで理解することによって、生きたマクロビオティックとして使えるようになります。
マクロビオティックの死骸にすがるのではなく、生きているマクロビオティックを活用してこそ、本当の健康になれるのです。
それは西洋医学で用いる薬の替わりにお手当をすることでもなく、薬の替わりにマクロビオティック食をすることでもありません。
「病人」を治すことと「病気」を治すことは違うことを知らなければ、マクロビオティックの真の理解にはなりません。
桜沢如一先生は「病気を治せるけれど、病人は治せない」ということをよく書かれています。
ここでいう病人とは「自分の非に気づかない人」を指します。
ですから、桜沢先生は傲慢病を最悪の病気としたのですね。
それほどマクロビオティックの奥義は精神面にあることになります。
単に健康食や病気治しに留まることなく、ぜひマクロビオティックの真髄を知って、充実した人生にお役立てください。
それが「むそう塾」の名前の由来にもなります。

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コメント

  1. じゅんこ より:

    美風さん、こんばんは。
    昨日はありがとうございました。
    おっしゃる通り、私は陰陽を表面しか理解しておらず、ちょっとわかったような気になって、最近はあまり意識せずに過ごしていました。
    でも昨日のお話を聞いて、「そんな見方もしないといけないのか~!」と、驚きました。
    ちゃんと例をあげて説明していただいたらわかる興味深いお話。
    自分の身のまわりにある物事を、もう少し注意深くみてみようと思います。

  2. マクロ美風 より:

    じゅんこさん、こんばんは。

    先日のお話はかなり深い内容ですが、深いからこそ理解が出来る場合もあります。
    広くて浅くより、狭くても深く。
    こうした攻め方で見えて来る内容もあります。
    じゅんこさんには深く追求する考え方の方が合っていると思います。

  3. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    昨日もありがとうございました。
    無双原理、陰陽。
    深淵な世界の一端を垣間みて、
    アタマがガラガラと組み替え中です。
    お掃除してるような感じです。
    実生活に照らして、頭をひねって、一歩でも真髄に近づきたいです。

  4. マクロ美風 より:

    おはるさん、こんにちは。

    おはるさんの無双原理の理解はなかなかいい線いってますよ。
    話を進める関係(時間の関係)でちょっと足踏みして待ってもらったけれど、あれが泊まりがけの講座なら、おはるさんの蓮根に対する見方をもっと広げて考えを深めることができるのです。
    おはるさんは結構先を行った展開をしておられましたので、偉いなぁと感心しておりました。
    お見事でした!

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