お菓子だって。。。

中川善博さん続きで、もう一つ記事を書きたくなりました。
「なかがわ」さんのお店では「福ZEN」がメインで、その他にパウンドケーキや本豆餅・お飲物などがあります。
「福ZEN」は言わずと知れた中川さんのお料理に関する技術と、京都の「おばんざい」を土台に、マクロビオティックの目で作り上げた気軽な定食です。
その美味しさには定評があり、一つひとつのお料理に向き合う姿勢も学ぶべきものがたくさんあります。
本豆餅は専門の和菓子職人さんが作っておられますが、内容はすべて中川さんのオリジナルです。
材料選びから商品開発として完成するまでのすべてを中川さんの目でOKが出るまで試作に試作を重ねた商品です。
次にパウンドケーキ。
これは中川さんがお店の営業日に合わせて焼いています。
もちろん、食材もマクロビオティックで納得のいく物しか使用していません。
他にもケーキやお菓子が作れるのですが、お店ではこの二つしか用意していません。
それはお客様の健康を家族と同じように願っているからです。
自分の作るお菓子で、お客様の体調を崩すようなことがあってはならぬというのが主な理由です。
*    *    *    *
先の記事にある「ニューベーシック マクロビオティック」の本をめくりながら、89ページにある「大納言パウンドケーキ」の写真に「男のケーキ」を感じました。
お菓子なんですが力強いですよね?。
でも、見かけは男ですが、中身は女のケーキです(笑)
お店でも人気の中川さんのパウンドケーキは、実にしっとりと仕上がるのが特徴です。
よくあるパウンドケーキのように、パサパサ感がありません。
この美味しさは、実は亡き奥様の形見でもあるんですね。
奥様は中川さんと結婚される前からパティシェさんだったそうです。
その奥様が残されたレシピがたくさんあるそうです。
それを中川さんがマクロビオティック流にアレンジされたのでしょうか。
この記事を拝見すると、もらい泣きをしてしまいます。
「亡き妻に捧げるケーキ」といったところでしょうか。
「22?」
こちらも泣けます。
「あなたが残したココット型」
今の時期にいただきたいお味です。
「くずまんじゅう」
こんな古ーい記事に、美味しそうな和菓子もありますよ。
「わらびもち」
中川さんはお菓子を作れるのに作らない。
そんな頑固なところがいいなって思います。

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コメント

  1. BR_GIRL より:

    美風ママ、なんかこうお気持が
    夏の熱気のようにふわーっと熱くなってますねー^^
    ウフフ~☆

    私はべジな焼き菓子があまり好きでないのですが、
    なかがわさんのケーキは食べてみたいというか、
    もう食べる予定になってます・笑。アハハ…。

    なかがわさんのケーキは、
    ただおいしそうなんじゃなくて、
    深い含蓄があるなあと思ってました。
    そうだったのですか、奥様が。。。

    ある時。
    グラフィックデザイナーをしてる友人が、
    たまたま本屋でこの本を見つけ、このケーキをみて
    「なんかさー、エロスのあるケーキだねー」
    と言いました。
    何も知らない友人は何かを見抜いていたのかもしれません。

    私はまだむそう塾の生徒さんじゃないけど、
    なかがわさんのケーキで、友人と思わぬやりとりがあったので書いてしまいました!

  2. Ta(22-12) より:

    泣いたー。
    こらえてゴクンと落とすもんですけどね。
    あの日はあまりの衝撃で号泣。泣かせてもらいました。

    大納言のパウンドは何度か作りました。
    これでもかっていうぐらい男性が作る女性のためのケーキに思えて嬉しくて。
    元は奥様のレシピだったとは意外です。
    素敵な奥様ですね。

  3. マクロ美風 より:

    BR_GIRLさん、おはようございます。

    >もう食べる予定になってます・笑。アハハ…。

    おや?
    京都にいらっしゃるのですね?
    それはそれは、お会いしたいです~。
    BR_GIRLさんにもしばらくお会いしていないから。
    BR_GIRLさんののびやかな脚と素敵なヒップを目にすると、新しい活力が湧いてくるのです。
    って、私はオトコか!

    >「なんかさー、エロスのあるケーキだねー」

    なるほどー。
    そのお友達はさすがにご職業としての見方をされていますよね。
    そうそう、中川さんのお写真には私もエロスを感じることがあります。
    そして、お料理にも。
    きっと「氣」の込め方が尋常じゃないから、作品からほとばしり出るのだと思います。
    そのような見方をしていただいて、中川さんも喜んでいらっしゃると思います。

    このブログは「むそう塾」の塾生さん専用ではないから、遠慮なさらずにどんどん書き込んでくださいね。
    お待ちしています。

  4. マクロ美風 より:

    Taさん、おはようございます。

    ねっ?、泣けるでしょ?
    私なんかしょっちゅう泣いています(笑)

    >これでもかっていうぐらい男性が作る女性のためのケーキに思えて嬉しくて。

    そうなのよね~。
    中川さんのケーキには、男のダイナミックさがあると思います。
    でも、お味は限りなく女性的なの。
    なんだか陰陽が抜群の感覚で盛り込まれているような感じがします。

    奥様はとても素敵な方だったようです。
    だから今でも独身を貫いていらっしゃるのでしょうね。
    このことだけでも恋愛小説より素敵だなって思います。

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