今、四国から東京に向かう新幹線の中で、この記事を書いています。
MacBook Airがお利口に働いてくれています。
昨日の電車内でのこと。
父親と子供の二人連れが隣の席に乗っていました。
落ち着きのない子供に、父親は言いました。
「お前は馬鹿なんだから黙ってろ!」と。
エッ?
一瞬耳を疑いました。
いかなる理由があろうとも、子供にお前は馬鹿だなんて正面から言うなんて・・・。
案の定、子供は悲しそうな表情を浮かべて下を向いてしまいました。
この光景は、父親から見たら「静かになった」ことなのでしょう。
でも、子供はどれだけ心に傷を受けているでしょうか。
きっとこの光景は日常的に繰り返されているのだと思います。
だから怖いのです。
この子の1年先、5年先、10年先、20年先が。
大人にとったら何気ない一言でも、子供にしてみると一生心に影を落とす言葉になるのです。
なぜなら、子供は成長しているのです。
反対に大人は退化しつつあるので、ピンと来ないのでしょう。
大人にとっての一日は、子供にとっては一日ではありません。
何日にも相当します。
大人にとっての一時間も、子供にとっての一時間とは違います。
何倍もの時間になるのです。
このことを考えたら、子供に対して軽はずみな口はきけません。
隣の席にいるこの子供の胸の内を想像すると、胸がキューっとなりました。
* * * *
そういえば息子が小学4年生のとき。
新しく担任になった男性の教師と合わなくて、毎晩泣きながら布団に入っていたことがありました。
「お母さん、ボクね、お胸に電気がつかないの・・・・・」。
前年の担任の先生は、どんな欠点も長所につなげてくれた先生だったから、息子にとっての学校は、春休みの間に地獄に変わってしまったのです。
だから、息子の小学4年は暗黒の一年で、「お胸に電気がつかない」と表現した訳です。
保護者の間でもこの先生のことは問題になって、校長先生に善処してくださるようにお願いに行ったのですが、担任教師の味方でした。
定年までの数ヵ月を無事に終わらせたいことの方が大事なようでした。
この時改めて、この子を守るのはやっぱり親しかいないと、強く思いました。
人格を形成するこの大事な時期に、こんな日々の繰り返しでは将来に希望が持てないと思いました。
子供の胸にいつも電気がつくような生活をさせてあげよう。
それが親に出来る唯一のことかもしれない、と思うようになりました。
今年20歳になった息子は、毎日派手な電気がついているようです。
自家発電で(笑)
くだんの先生ですが、あちこちの学校で持て余されていて、文句を言わないような校長のところに異動になったのだとか。
どこの学校でも疫病神のように思われていたそうな。
う?ん。
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私も、このような場面に遭遇すると、本当に胸が痛みます。あるとき、電車の中で、小さい女の子が、何か忘れ物をしたことを、母親から必要以上に強い口調で責められていました。本当に家にあるの?! 信じていいの?!その女の子は、困ったような顔をして、ただただ、うなずいていたのですが、きっと、その時は、うなずくことしか出来なかったんだと思います。
その後、その子は、悲しそうな顔で、外を眺めていました。子供にとって、一言一言は、時として、凶器にもなりかねないと思います。私も、子供の頃、友達に言われた言葉が、胸に突き刺ささり、なかなか取り除けないこともありました。それが、もし親から、または、先生からのものだったら、どんなに深いものになるのか。
子供の一瞬一瞬、一日一日は、大人の時間の速度、密度とは違うもの、本当にそう思います。
そして、大人は、そのことを忘れてしまっているのかもしれません。
ワタシもいろんな先生に習いましたが、小学5年生時の担任は最悪でした
結局、こういう時は親が守るほか無いのですが、今思い出すとよく登校拒否にならなかったな~と不思議に思うくらいです。
当時、マクロのような確固たる信念があればもっと強気に自分自身を抜き通せたのかな?と思いますが、その辺は当時、チト弱かったなあと思う次第です。
しかし子供と大人の時間の長さは本当に違いますね
ワタシの場合、今の1年は子供時代の1ヶ月くらいに感じます。
その子供時代に如何にじっくりと基礎作りを出来るかで、大人になった時の過ごし方が違うものだという思いが日々、強くなっているところですが、いかがでしょうか?
我が子に、ひどい言葉を言ってしまう大人(親)って、大体が、その人本人が、子供時代にそういうセリフを言われて育ってきてしまった人だと思います。
そのことを、はっきり覚えていて、絶対に自分の子には、ひどいセリフはいうまいと、努力して実行できる人もいます。
覚えていて、言うまいと思っているのに、感情が昂ぶると、我慢ができずに、ひどいセリフを吐いてしまい、傷ついた子供の表情をみて、はっとして、、、昔の自分を見たような気がしてひどい自己嫌悪に陥る人もいます。
私は後者のタイプです。
心ならずも傷つけてしまった時は、私は子供を抱きしめて謝るようにしています。
私が、子供の頃、母にそうして欲しかったからです。
うちの子供は、あっけなく許してくれるんです。
一番、こわいのは、自分がこどもの時に傷ついていたことを、封印してしまっていて、自分で忘れてしまっている人ですね。
そういう人は、大人になっても、無自覚にあらゆる人を傷つけてしまって、孤独になっても気づくことがなかなかできないようです。
親に傷つけられた子は、今度は逆に、年老いてきた親を罵倒するようになる場合も多いようです。
電車内の父子の話も、息子さんの担任の話も胸が痛みます。
ほんとうに。
息子さんは、母である美風さんの愛に守られて、その傷を乗り越えて、今キラキラ輝いてみえるのですね。
電車の中で父からの暴言を受けた子も、何らかの形で傷を乗り越えていくことができるように祈るばかりです。
きっと大人には大人の事情もあるのでしょう。大人がよかれと思ってしたことも子供にとっては大きな傷になることもあると思います。でも子供は子供なりに、そこから学んで成長します。
私がそうだったように。
私とは逆の立場で胸が痛まれている方もいらっしゃるかもしれません。
もしか子どもを傷つけるようなことをしても、そのことで自分を責めるのではなくて、その分愛してあげて下さい。大丈夫です。
この記事を読んで、どうしてもこのことを伝えたくて、コメントさせてもらいました。
うちの子も5年生の時に、あんまりな先生だったぁ。
学級崩壊があり、一時期登校拒否しました。
その先生は、更年期のおばちゃん先生。
私も授業に参加しましたが、何が言いたいのかわからなく、先生はずーっと黒板をむいたまま。後ろでは、子供たちが遊び放題でした。
また、とにかく余裕のない先生であれこれ抜けているのを子供のせいにして怒るので、うちの子もついにキレて、ひどい言葉を浴びせるようになっていきました。
保護者会を開き、学校に正式に申し入れても対策はとられず、うちの子はついに登校拒否。
毎日力ずくでつれていこうとする先生とすったもんだする日々。しまいには、校長から、「こんなことしてたら、親を訴えてやる」と脅しも入りました。
私以外の親族は、とにかく穏便に学校に行くようにとして、ついに、主人の泣き落とし「おばあちゃんは、お前のことが心配で寝れない。頼むから、中学校までは行ってくれ。」
あきれて物も言えませんでしたが、
子供の前で、夫婦のいい合いがはじまってもまずいと黙っているうち、子供の方から学校に行くといったのでした。
そんな子は、今は、中学生ですが
学校・・・どうなのかなぁ~
なんか、ちょっと違う話になっちゃったかな。
すみません。
件の先生、その学年末で、自己退職しました。
多分、肩たたきでしょう。(保護者と口をきいてはいけないといわれていたし、職員室ではいつも下を向いたまま。保健室の先生だけが味方のようでした。)
私としては、ショックでした。そういう人ほど、乗り越えてほしかった。
が、数年後にまたまたショック。
その先生、復職してたぁ~。
一時的に保護者を黙らせるために、退職ってしたのか?
それとも、その先生が、なんらかの努力をしたから復職? でも、当時の様子から、そんなこと考えられないなぁ。
学校など、公務員の組織は中が大変みたいですよね。
いっとき、君が代問題で自殺する校長もいましたね。
私がお世話になった先生も、校長になってから、卒業式の翌日に自殺しました。
そんな世の中、どうしたらいいのか?
中国に侵攻され、虐殺の続くチベットですが、その教えに、「平和は外に求めるな、自分の心が安らぎに満ちて、はじめて自分の周りにも、世界にも平和がみちる」ってあります。
じゃぁ、どうしたらいいんだぁ?
って考える日々なんですけどね。
すみません。
長くお邪魔しました。
場所をお借りして恐縮です。
ありがとう。