先日「京都 Macrobiotic Style なかがわ」さんのブログで、素晴らしい記事がありました。
何気ない質問を社会性のあるテーマに発展させて問題提起をされていました。
とかくマクロビオティックを始めて間もない人が陥りがちなところを、上手く気づきのテーマに繋がれたと感心しました。
そして、それに対するコメントで、これまた素晴らしい文章がありました。
一文字一文字に込められた思いに身震いしながら読ませて頂きました。
あまりに素晴らしい内容だったので、もっと多くの人達とこの問題を共有したいと思って、記事にさせて頂くことにしました。
幸いコメントをされたmineralさんから、記事にすることへのお許しを頂きましたので、みんなで災害時のことを考えてみたいと思います。
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<中川さんの記事の一部>
【質問】
部外者ですが、素朴な質問をさせてください。
もしガスでなくて、七輪等を利用した場合、圧力鍋を使って上手く玄米ごはんが炊けるでしょうか?災害時、ライフラインがストップした時は、中川さんでしたらどういった方法を取られますか?
【中川さんの記事より】抜粋
?引用はじめ?
さて、皆さんならどうされますか?
まず私の意見を書いておきますね。
■単純に熱源としてガスでは無く、七輪で圧力釜を使って玄米は炊けます。
少し鍋底は汚れるでしょうが美味しく炊けますね。
■次に、災害時にライフラインがストップした時にマクロビアンである私はどうするか?というご質問ですね?
答えは簡単です。
そのときに一番簡単で安全に食べられる食材を家族分集めて食べさせます。
それが自衛隊が作ってくれた炊き出しでも、
他府県からのご厚意で贈られたカップ麺でも、
自治体が配給してくれた鮭缶でもさばの味噌煮缶でも、
精白した菓子パンでも、レトルトの白米でもです。
hanaさんは、あれれ?と思われたかもしれません。
きっとこれだけ玄米にこだわっている中川さんだから、災害時でも何か工夫をして美味しい玄米を炊くに違いない。と思って下さっていたでしょうね。 ご期待にそえずにごめんなさい。
緊急時、災害時だからやらないのです。 それはなぜなのでしょう? 考えてみませんか?
?引用終わり?
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<mineralさんのコメント>(全文)
はじめまして。mineralと申します。
災害時にどう行動するか。中川さんと同意見です。
今回の記事を読んで阪神大震災を思い出しました。
私は大学生で、神戸市長田区で一人暮らしでした。
地震直後の混乱の中、唯一開いていたコンビニでは目の前でペットボトルの水が買い占められて手に入りませんでした。
大家さんから分けていただいた、ペットボトルのお茶とジュースでのどを潤し、近くに住む友人や同じアパートの人とで、みんなの家にあった、冷凍ごはん、作り置きのものや冷凍食品を分け合って食べました。
炊き出しする機材もなく、近くの小学校での配給で手に入ったのは、ポテトチップスだけでした。
いろんな意味で自分たちのsurvival能力が試された瞬間でした。
今、同じように災害にあっても、きっと同じように行動すると思います。
緊急時、災害時には「工夫して美味しい玄米を炊く」事よりも大切なことがあります。
その日眠る場所があるのか、とか。
親しい人が無事なのかとか。
ケガをした隣人の手当とか。
そして自分も生き延びなければいけません。
いざという時「執着しないで手放すことができる」柔軟さを持っていることも大切だと思います。
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?いざという時「執着しないで手放すことができる」柔軟さ?
あなたは?
家族が激震地に住んでいましたので、神戸の大震災の翌日に、安否確認の為に、現地に入りました。
水と当座の食料とを持てるだけもって行きました。
全国から救援の為に多くの人・車両が駆けつけてきていました。
神戸の皆さんが、大きな災害の中でも冷静に互いに助け合って、肩寄せあって生きてらっしゃるのが強く記憶に残りました。
それから不時の備えを意識するようになりました(といいつつ、避難用のバッグはまだ一つしかありませんが、汗)
コンパ21の1995年5月号にマクロビアン大震災報告という特集が掲載されています。
ここに詳細はかけませんが、皆さん臨機応変で対応されていらしたようでした。
みっこさん、こんばんは。
ご家族様が激震地に?
それはご心配でしたね~。
>神戸の皆さんが、大きな災害の中でも冷静に互いに助け合って、肩寄せあって生きてらっしゃるのが強く記憶に残りました。
あの時の被災者の行動は、日本人の素晴らしさとして諸外国から評価されましたよね。
よく覚えています。
>コンパ21の1995年5月号にマクロビアン大震災報告という特集が掲載されています。
貴重な情報をありがとうございます。
早速読んでみたいと思います。