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食べることを出来る男子になろう
今日はやっと確定申告用の会計処理が終わって、私にお正月がやって来た。(といっても明日には京都入りだけど。)
あとは税理士さんに送るだけ。
といってもそれは夕方の話。
仕事を早めに終えた夫が帰宅して、「それじゃ、美味しいものでも食べに行こう」と言って、近くのお店に連れて行ってくれた。
下戸の夫はウーロン茶を飲み、息子はカルピスにリキュールを落としたものを飲んでいる。
アルコールは私だけ(笑)
このカウンターでお料理をしてくれた料理人さんは、まだまだ若い青年で、和食の板前さんになった方がお似合いの体型だった。
そんな彼とあれこれ話していたら、「自分は中学時代勉強が嫌いだったし、親にも反発したけど、周りに助けてもらったので恩返しがしたいと思ってこの道に入った。」とのこと。
そんな彼と息子に、「食べることをできる人は強いよ。どんな環境になってもやって行けるからね。」とエールを送った。
これからは男性でもお料理ができた方がいい。
今までは家庭内のお料理は女性のイメージが強いけれど、これからの時代は男性も女性も等しくお料理ができた方がいい。
それは決して新しいことではなく、生き物として当たり前のことだから。
* * *
息子は今日も出汁巻きを焼いていた。
まだまだスタートしたばかりのヨチヨチ歩き状態だけど、回数をこなすうちに少しずつ上達する部分があるので、頑張って続けてほしい。
もう少ししたら、お土産用の容器を買ってきて、夫の事務所の人に食べる協力をお願いできたらいいね。
誰かに「美味しいです!」と言ってもらえたら、きっと息子も嬉しいだろうから。
人間って些細なことからやる気が芽生えて、どこでどう変わるか分からないのでね。
あれれ? 2杯目から火に追われているよ〜。
その原因はその前の工程がのんびりしすぎるところにあるね。
お箸の動きや油を塗る工程に無駄な動きがあるのと、「それ、今だ!」というタイミングを過ぎてしまっているのが原因だね。
大先輩の麗可ちゃんのスピードを細胞に染み込むほど繰り返し見てごらん。
このスピードと無駄のない動きが大事なんだよ〜。
そういえばこの動画は、熱原が火力の弱いコンロなので、今度はBOで動画を撮らせてもらいたいな。
その方がみんなの参考にもなるので。
(麗可ちゃん、よろしくお願いしますm(_ _)m)
あ、そうそう。
このチャンピオン鍋は使いやすいですよ。
弘法筆を選ばずではなく、選んだ方がいいかもです。
下半身を強くする玄米ご飯と野菜
昨年の記事ですが、やはり玄米ご飯のことが書かれていたのでリンクしておきます。
・下半身を強くする玄米ご飯 2015.11.18
昨年から息子は玄米ご飯を炊き始めたのでした。
ちょうど1年になるんですね。
<息子へ>
頑張ってるね!
その結果は必ず君の人生に返ってくるよ。
自分の隠れた才能を発見するつもりでお料理してごらん。
宝探しみたいで楽しいよ。
それから、冬には土の下で取れる野菜も食べてね。
下半身をしっかりさせてくれて、粘りのある体になれるよ。
下の写真の蓮根ステーキは来年のお楽しみ♪
(蓮根ステーキ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
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・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
息子の作った「ほうれん草菊花浸し」
息子はまだまだお料理への関心は薄いけれど、先日習ったお弁当講座の復習をして写真を送って来た。
最初は本当に小さい小鉢に盛っていたので、もう少し大きな小鉢に盛るように言った。
食器棚の中にどんな器があるかよく分からない息子には面倒なことだろうけど、バランスを教えたいので言ってみた。
最終的に決まったのはこの器。
(ほうれん草菊花浸し)
写真の写し方がなかなか上達しないけれど、お料理も写真も練習あるのみなので、頑張ってほしい。
それには回数をこなすこと。
1回1回考えながらね。
そして、お手本にふさわしい作品に多く接すること。
何はともあれ、今の段階では初めての食材を使ってお料理を作ったことを褒めてあげよう。
そうしたちょっとした経験が積み重なって、やがて自信が形成されて行くんだよ。
何か一つに自信が持てたら、そこを突破口に人間は変わって行く可能性があるので、恵まれた環境をぜひ活かしてほしいな。
<関連記事>
「2015年版 秋から冬の極上お弁当講座」 11月3日
食べることを自分で出来るようになると人生の選択肢が広がります
息子が玄米ご飯を炊くようになって丸1年。
昨年の昨日パスポートを頂いたのでした。
今は幸せコースで習った栗ご飯で白米の炊き方も覚えたので、気分で玄米と白米を炊き分けているようです。
一番出汁・二番出汁・野菜出汁の取り方も習ったのですが、一番出汁が一番お気に入りのようです。
これも彼の体質や体調と関係があるので、好きなようにさせています。
糠漬けはなんとか保っていますが、この冷え込みでどうなるか分からない状態です。
やはり発酵の世界を理解するのは難しいようで、この季節はどうやっていいのか見当がつかないようですね。
おかずはまだいくつかしか出来ないので、好きなものを作って食べているようですが、少しずつレパートリーが増えて、陰陽バランスがとれるようになったらいいなと思っています。
そして、いつかは煮物にも挑戦してほしいです。
でも、まだまだ本人にその欲がないので、外野の気持ちはいざ知らずというところでしょうか。
ところで、幸せコースでは最初に包丁とぎと桂剥きと切り方を教えてもらった息子ですが、その後に習ったへぎ切りはちっとも練習していませんでした。
でも、へぎ切りは結構中川さんのお料理では登場してきます。
たとえば、このうざくですが、ここにもへぎ切りの生姜が入っています。
(うざく 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
ですから、うざくの復習の時にへぎ切りの練習をするべきなのですが、きっと押し切りで薄く切ったに違いありません。
そうなんです。
人間って新しいことに挑戦するには勇気がいるのです。
ここが料理が楽しくなるかどうかの分かれ目です。
新しいことを喜々として受け入れられるタイプの人は、へぎ切りももう上手になっています。
でも、息子のように新しいことに二の足を踏むタイプの人は、まだへぎ切りができません。
今までの慣れた方法でその場を通り抜けてしまうのです。
そういう人が実に多いですね。
ところで、「むそう塾生ならへぎ切りがササッと出来なくちゃ恥ずかしいよ」と先日息子に言ったところ、渋々練習したのでしょう。
動画が送られてきました。
やっとです(笑)
へぎ切りなんて、その気になれば3日もあれば出来るようになるのに、一気にやり抜く根性がないんですね。
まだ、その重要性が分かっていないのかもしれません。
この動画を見ての改善点は、胡瓜を1枚切るごとに左親指を動かすことと、胡瓜に対する包丁の面圧です。
厚みが一定でないのも面圧が出来ていないからですね。
やる気のある人は、このたった1行の文章で「ははーん」と理解して上達することでしょう。
でも、やる気のない人はそのまま出来ない人になって行きます。
さあ、息子はどうなるのでしょうか?
胡瓜から徐々に繊維の硬い材料に移行して行けると良いのですが・・・。
人を育てるのは難しいものです。
じっと待つ気持ちがなくては育つものも育ちません。
待つということはマクロビオティックの陰陽で考えると陽性になります。
動くことが陽性だと思っていると、思わぬ間違いをすることになります。
少なくても人を育てる立場にいる人(学校の先生・スポーツの指導者など)は、相手が結果を出せるようになるまで待てる力が必要です。
子育てもそれと同じで、すぐには出ない答えを何十年も待つ気持ちがないと、目先のことで子供につらく接してしまう危険性があります。
注意したいですね。
私は息子がいつかお料理が楽しくなってくれることを、ずっと待っていたいと思っています。
なぜなら、食べることが自分でまかなえるようになると、生き方がすごく楽になるからです。
生き方の選択肢がグンと広がるからです。
そのためにも、まずはプロの手つきを何度も見て、ただしくへぎ切りが出来るようになってほしいです。
こんなにたくさん動画があるのですから。
+ – + – + – + – + – + – +
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玄米ご飯を会社に持参したらこんな変化が(男子厨房に立つ)
先日のお味噌汁講座で嬉しいご報告がありました。
7月の愛クラス(玄米の炊き方秘伝講座)を受講されたNさんが、お味噌汁講座の前にお話ししてくださった内容がとても嬉しかったのです。
①愛クラス受講当時は、会社で缶コーヒーを一日5本ほど飲んでいたのが一切飲まなくてもよくなったそうです。
我慢しているわけではなくて、飲みたいと思わなくなったとのこと。
②お通じもバッチリ!だそうです。
③お子さんのほっぺにあったアトピーのような赤みも消えたそうです。
良かったです。本当に嬉しいです。
ご主人様が玄米ご飯と糠漬けを会社に持参して、おかずは社員食堂のものを召し上がっておられるのですが、それでもこれだけの変化が出ています。
主食を変えることの重要性を身をもって体感されたことでしょう。
飲まなくなった缶コーヒーの影響もこれから実感していただけると思います。
愛クラスはご夫婦で受講されたのですが、今回はご主人様だけがお味噌汁講座を受講されました。
奥様は赤ちゃんの授乳があるためお味噌汁講座は欠席です。
お味噌汁講座を境に、きっとご主人様がお出汁を取ってお味噌汁も作っておられるに違いありません。
彼にはそういう優しさがありますから。
奥様が子育てで忙しいときに、ご主人様が玄米ご飯を炊いたりお味噌汁を作ってくれるなんて、もう最高の贅沢ですね。
これを出来るのは男性の器量です。
男性は女性と違った視点で台所に立てるので、案外お仕事の疲れをお料理によって変換できるのです。
いわゆる気分転換ですね。
普通のお料理と違って、むそう塾でお伝えするマクロビオティックの陰陽を活かしたお料理の数々は、男性なら理論的にもコトンと腑に落ちることがあって、むしろ仕事に新たな視点として取り込めることがあったりします。
身近なお料理から広がる陰陽の世界は、理系男性も文系男性もそれぞれに学ぶことがあって楽しいはずです。
最初は躊躇していた男性も、こんなに楽しいことを女性だけのものにしておくのは勿体ないと思ってくれるようになったら嬉しいです。
我が息子も「男子厨房に入らず」から脱皮して、これからむそう塾仕込みの美味しいお味噌汁を作れるようになることでしょう。
昨年から玄米ご飯も炊けるようになったので、徐々に新しいお料理の美味しさや作る楽しさに目覚めてくれたらいいなと思っています。
(幸せコースの授業で蓮根の皮を剥いているところ マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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