料理人 中川善博の陰陽料理」カテゴリーアーカイブ

大根の面取り プロの手つき(動画)

今月の煮物コースでは「鰤大根」をお教えしていますが、その美味しさには全員が大絶賛でした。
なにしろ、ブリが嫌いな人も、鰤大根が嫌いな人も、「美味しいっ!」と言って目を丸くするのですから本物の美味しさなのでしょう(^^)

 
 

中川式鰤大根 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(鰤大根 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

鰤大根を作るためにはお大根を切って面取りするわけですが、「さすがプロ!」と思える場面がありましたので動画に撮っておきました。
面取りするスピードは勿論のことですが、面取りの方向も勉強になります。
「速く!」ということがここでも工夫されています。
煮物コースの人は是非ご参考になさってくださいね。

それから、丸い大根をくるくる回して送る動作は、桂剥きのときとまったく同じことで、ここでも桂剥きの基礎が問われます。
右手の包丁は同じ位置で大根を待っているのがお分かりいただけると思います。
すべてはつながっていますね。

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中川式牡蠣の時雨煮 美味なり!

中川式牡蠣の時雨煮 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式牡蠣の時雨煮 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

美味なり!
毎日でも食べたくなる美味しさ!
私なんか牡蠣丼にしたいくらいです。
(私って元々は陰性体質だから。)

でも、こんなに美味しいお料理でも食べられない人は、体に相当陽性が溜まっている人です。
そういう人は先に陽性を抜きましょう。
ガンガン大根料理を食べたり、大根のお汁を飲んだり、生野菜を食べたり、果物もOKです。
ただし、塩分は極力使わないように。

陽性タイプのマクロビオティックを長く続けていると、こういう人が多いので要注意です。
締めつけられるような閉塞感は、陽性になりすぎています。
体も気持ちもね。
お肉やお魚を食べなくても陽性になりすぎる人は、塩分の摂り過ぎが原因です。
あとは、お料理に火を長時間使いすぎね。

マクロビオティックは陽性すぎても陰性すぎても体調が悪くなります。
もしあなたの体調に疑問があったら、極力塩分を増やすか減らすかしてみると、何が原因なのか、一つの手がかりを得られます。

ちなみに、むそう塾では、中庸のマクロビオティック京料理をお伝えしていますので、どのような体質のかたにも安心して召し上がってもらえるお味と美味しさです。

 
 

これから開催予定の講座案内(2016.1.31現在)

 
 
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菜花と地鶏のパスタ

菜花と地鶏のパスタ

 
 

(菜花と地鶏のパスタ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

冷蔵庫に残っていた菜の花の辛子浸けを使って、中川さんがお昼にパスタを作ってくれました。
とっても美味しかったので、こんな活用法もおすすめです。
これから菜の花が旬ですが、色々なお料理に使えるし、色も綺麗なので大活躍ですよね。

今回使ったのは「古代小麦サラゴッラ」。

古代小麦サラゴッラ2

 
 

古代小麦サラゴッラ1

 
 

中川さんは食材の種類や品種改良の良し悪しを実際に試しながら、むそう塾で使う食材を決めて行くのですが、それまでは中川さんの数多い試作が繰り返されます。
安全であっても美味しくないものはお奨めできないので、安心と美味しさを保証できるものだけが塾生さんに伝えられて行きます。
今回の商品はむそう塾では不採用となりました。
理由は伸びるのが早いからです。

 
 
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地鶏の山椒焼白葱添え(中川式実山椒の佃煮が絶品!)

実山椒の佃煮 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(地鶏の山椒焼白葱添え 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

昨日と今日は秘伝コースの授業でした。
その中で「実山椒の佃煮」をお教えしましたが、完全に予想を覆す美味しさで、皆さんの目がキラキラと輝いていました。
さすが中川式です!
マクロビオティックの陰陽で考えるとなるほどというお料理方法でした。
凄いものです、陰陽って。

このお料理は中川さんがぜひ秘伝コースの皆さんに伝えておきたいというものでした。
この佃煮は活躍する場面がいっぱいあって、ぜひ常備しておきたい美味しさです。
たとえば、写真のようにこんなにたくさんお肉に散らしてもOKです。
ぜひ真似してみてください。

 
 
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プロの試作

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 試作

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 京料理人  中川善博の試作)

昨日は新しいお料理の試作の日でした。
といっても私は食べる役で、中川さんがせっせと作ります。
スタッフの麗可ちゃんは、アレコレ頭と体を使いながらクルクルと動きます。

ところで、私たちは試作というと、調味料の分量をメモしながら進めると思うのですが、中川さんはメモをしないで一気に作ってしまいます。
そして、出来上がったお料理を食べた感じで、たとえば「お醤油をもうちょっとだけ少なめがいいかな」と思うだけです。

そして、全部が終わってから寝る前に、パソコンに向かって調味料の分量を書いて覚書が完成します。
それであの絶品お料理が出来上がるのですから驚きですよね。

ただし、新しく開発する料理技術は、何度も何度も(場合によっては何十回)も実験を繰り返して、素人でも作れるように変換していきます。
ここが一番中川さんが苦労するところです。

プロというのは、外でお食事をしても、何を何cc使っているなと推測がつくそうですが、それだからこそ、試作でメモをしなくても分量を正確にはじき出せるのですね。
そこまでになるのが、実は修業中の「メモをすると殴られるから体で覚えた」結果なのだと思います。

試作が行われる度に中川さんの「凄さ」を感じ、そんな人からお料理を習えるむそう塾生って本当に幸せだなあと心から思います。
今何かを練習中の人は、「今」大変だと思っていても、それが「将来」には「普通」に出来るようになっていると思うので、決して今だけで物事を判断しないで頑張ってほしいです。

写真のお料理は、煮物コースの試作中に、「こんなの作ったら美味しいだろうね」と私が言って、中川さんがそれに応えて作ってくれたものです。
煮物コースには初心者もいるので、こんなふうに出来あがるかどうかは疑問ですが(笑)

 
 
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