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桂剥き投稿にあたってマイルールを定めた塾生さん 凄い変化です!

昨日の「回転寿司の回転方向とマクロビオティックの陰陽を考えてみる」の記事を読んで、塾生さんからメールをいただきました。
「あなたも、なにか気づいたら文章をお寄せください。」と書いてあったので、それに反応してくださったのだと思います。

 
 

<Hさんからのメール>(抜粋)

まりー先輩の記事を読んで、とてもとても共感しましたので、美風さんにメールいたします。

まずはわたしの桂剥き投稿への思い、です。
今まで包丁などほとんど握ったことのないわたしが、一か月でどこまで変化するのか?これは実験です。そう思うと楽しみでワクワクしました。
始める際に、マイルールを定めました。
・とにかく「楽しむ」を最優先する
・子育て、仕事に影響が出ない範囲でする
・上のふたつが守れなくなったらやめる

桂剥き投稿が始まって5日目、わたしもまりー先輩のような感覚になりました。

仕事をしていても、何をしていても、
大根の事が気になってしまう日々。
桂剥きを生活の一番に持っていくと、
ある時から、雑多なことが気にならなくなり、
愚痴や言い訳を言う事も、減ってきていることに気付きました。

自分の思いを文章にするのが苦手なわたしは、この感覚を「生きるのが楽しいー!」とツイートしたのでしたが、まさにこの時に感じていたのがまりー先輩が書かれていたことでした。
生活にメリハリが付いて、自分のまわりから余計なことが削ぎ落とされていって、愚痴を言う暇などなくて、思考がクリアになって。
例えば洋服は先週から3パターンを繰り返し着ていますが誰も気に留めないんですね。これで朝の洋服選びの時間が節約できます。
美風さんの、

いかに世の中には雑音が多いことかと感じますね。

本当にそう思いました。
今のところマイルールを守って投稿できているので、このまま続けられたら「とりまく環境が変化」してくる未来があるのかなと楽しみです。
もし桂剥きまでできるようになったら尚更ラッキーだな〜と思います!
協力してくれる家族や、応援してくださるまわりの方々に自然と感謝の気持ちも生まれました。

引き続き、楽しみながら、やれるところまで!
投稿頑張ります。

 
 

***

いかがですか?
Hさんは予めご自分にルールを課しています。
こういう基準を設けるのは、精神的にメリハリも効いてとても効果的ですね。
そして何より、ダラダラと時間を費やさずに、集中してこなせます。
この集中こそが陽性な時間の使い方なんですよね。

陽性な時間の使い方の何がいいかというと、効率が上がることと、精神的にダメージを受けにくいことです。
費やした時間の長さで結果を出すのではなく、いかに深く考えて時間を使ったかも大事だからです。
なんだか睡眠時間と似ていませんか?

それから、Hさんは楽しむことを課しています。
これは何についてもいえることですが、困難なことでも楽しみに置き換えられたら、結果も精神状態も肉体的にも疲れ方が減って良い状態に保てます。
これも陽性なあり方ですね。

さらに、不満ではなく感謝の気持ちが生まれているところも陽性な状態です。
その結果、Hさんは「受験の100倍楽しい!」とつぶやいておられました。

 
 

***

過去に面白いことがありました。
毎日大量に消費する大根を見て、ご主人が「大根基金」を寄付してくれたケースがありました。
このご主人は、出汁巻き投稿のときには「玉子基金」を作って応援してくれました。
奥様が一生懸命練習する姿を見て、感動してくれたそうなのです。

お母さんが一生懸命練習する後ろ姿を見て、お子さんが自分から勉強するようになったと言う話もありました。
真剣な姿は人の心を動かすようですね。

今年はどんな話題が生まれるでしょうか?

 
 

下の写真は、「大根基金」を出してくれた愛先輩の手元です。

 
 

次の写真は、ある先輩の1回目の投稿です。
彼女は指を2回切って縫うほどの怪我をしましたが、その後奮起して「桂剥き美人」に選ばれました。

 
 

状況は変わるのです。
自分の陰陽と共に環境の陰陽も変わるのですから。
まずは自分が変わること。
楽しい方向に、良い方向に変化してみませんか?

 
 
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舞先輩の動画で学んでくれた後輩たち むそう塾の桂剥き投稿

(大根の桂剥き 剥いている人 むそう塾生の舞さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

昨日は満足コースの授業だった。
7月まで満足コースの授業は、基礎力を高める期間だ。

難関はどなたも桂剥きと包丁砥ぎと出汁巻き玉子。
どれも幸せコースで習う技術だけど、これが難しいのだ。

ところが、先月出来なくて困っていた人が、昨日は上手に包丁を進めていてビックリする光景があった。
しかも2名。

そばに行って「上手!」と声をかけたら、2人共「舞さんの動画を観ました」という。
ほんの1分ほどの動画なのに、それでこんなに上手になるなんて……
やる気で動画を観たら、こんなにも吸収できるのだと知って驚いた。

舞ちゃん、後輩のお手本になってくれてありがとう。
伝説の桂剥き投稿だったね。
たったこれだけの時間でも、後輩のお手本になれるあなたは素晴らしい!

 
 

 
 

 
 

では、上級者向けの記事をご紹介しておこう。
「大根を引く」ことが理解できると、桂剥きが楽しくなってくると思うので。

プロが教えるかつらむき上級者向けのアドバイスと動画 2021.6.28

 
 
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桂剥き投稿について塾生さんの質問より

むそう塾の「幸せコース」は、7月8日(金)まで桂剥き月間です。
8名の方々がどんなふうに変化してくれるか、それがとても楽しみです。

というのは、今までの人生で、「出来ないことへの挑戦」が少なかったと思うからです。
しかも、「やったことのないことへの挑戦」であり、「今までの癖を直す挑戦」でもあるからです。
自分の癖を直すのは並大抵のことではありませんが、それが出来た人から上達していきます。

先日、塾生さんから次のようなMessageが届きました。(抜粋)
桂剥き、スマートな時間の使い方が知りたいです。
過去記事で、桂剥きに臨む姿勢についての記事がありましたら、ラインアップしていただけないでしょうか。 なにぶん、人よりトンチンカンで時間がかかります。
でも、頑張り抜きたいです。

う〜ん。お気持ちはすごく分かるのですが、スマートな時間の使い方と言われれば、「集中する」の一言に尽きるでしょうか?
集中というと、気持ちの問題だと捉えがちですが、桂剥き投稿が終わるまでは、特別の日程にするということです。

一日はあっという間に過ぎて行くので、とにかく無駄な時間を省いて行かないと、練習の時間が捻出できないからです。
みんな今まで働いたり、育児や用事をこなしたりしながら過ごして来たわけですが、そこに闖入者のように桂剥きの練習が入り込むわけですから、それは大変です。

桂剥きは頭で剥くものではないので、学校の勉強のように頭で考えるだけではダメなのです。
スポーツのようにとにかく体を動かさなくてはダメなのです。
よく中川さんは自転車乗りや水泳に例えます。

一度自転車に乗れるようになったら、しばらく乗っていなくても乗れるでしょ?
泳げるようになったら、しばらく泳いでいなくても泳げるでしょ?
桂剥きもそれと同じだから、とにかく出来るようになるまで練習することだよと。
「体に覚え込ませる」という表現もします。

 
 

***

2009年にむそう塾が初めて桂剥きを教えたとき、塾生さん(56名)の中に、20歳の男子大学生(Tくん)がいました。
当時は「桂剥き投稿」に動画があるわけでも、iMessage指導をしているわけでも、先輩の投稿記事があるわけでもありませんでしたから、皆さんがひたすら大根に向き合っていました。

Tくんは毎日近くのスーパーで大根を6本買って、ひたすら練習をしました。
若い男性が毎日6本の大根を買うので、不思議に思ったお店の人に「何に使うんですか?」と声をかけられたと翌月話してくれました。

その彼は、桂剥きが上手になって面白くなったのでしょう。
大学を1年休学してヨーローッパ数カ国の旅に出かけました。
行く先々で桂剥きを披露して大絶賛だったと帰国後に教えてくれました。

 
 

Tくんです。

 
 

中川さんも嬉しそうです。

 
 

なんと、同じクラスには、同じ大学の先輩がいました。
彼もまた素晴らしい桂剥きと刻みで、先日お送りした刻みの動画に登場しています。
写真は、その先輩の刻みの姿勢が良いと中川さんから褒められているところです。

 
 

もし今悩んでいることがあったとしたら、それは練習不足に尽きます。
今できないことに悩んで時間を浪費するより、とにかく「今の自分のありのまま」を投稿して、中川さんから指導をもらって、それを踏まえて練習すると着実に改善していきます。

あと21日間です。
正しく体に覚え込ませるように頑張りましょう。

 
 
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お嬢さんが小豆玄米ご飯を食べるようになった 塾生さんの食事日記より

今年も「幸せコース」の食事日記の添削が終わりました。
食事日記も感想文も提出は任意なのですが、全員が両方を提出してくれました。
いつもの日常生活に、負担になることを取り込むのは大変なものですが、それをきちんと終えてくださったことに、心から感謝しています。

皆さんの1食1食を細かく見ていくのは、とても時間のかかる作業なのですが、塾生さんの今後の健康や、より良い人生へのヒントが日記にはいっぱい潜んでいるので、そこを見つける作業をしているわけです。

食事日記には感動することが色々書いてあって、本当ならその都度記事にしたいくらいでした。
でも、次々に送られてくるメールに早くお返事を出すことを優先していたため、こまめに記事化できませんでした。

 
 

そんな中、Tさんの食事日記に嬉しいことが書いてありました。
娘も最近玄米小豆ご飯、糠漬けを食べてくれる。玄米を食べると便秘をしないと言ってます。

いやあ、嬉しかったです\(^o^)/
便秘をしないということは、これからお肌の状態もよくなるでしょうから、ますますお嬢さんは小豆玄米ご飯を見直してくれると思います。
(糠漬けを召し上がってくれるのも嬉しいな)

小豆玄米ご飯の注意点は、しゃもじが当たると小豆がホロッと崩れるくらい柔らかく炊き上げることなのです。
それ以上柔らかいと、ご飯に小豆のでんぷん質がくっついてしまうので、ご飯の美味しさが減ってしまいます。

このレベルに炊き上げると、誰しも小豆玄米ご飯にハマってしまう美味しさになります。
梅雨入りが始まった今、湿度に負けないように小豆を摂ることはとても重要です。
腎臓の働きを助けてくれるからですね。

 
 

セカンドジェネレーションの炊き方を習った人は、あの柔らかさでせっせと召し上がってください。
まだ習っていない方は、9月10月の単発講座を受講なさってください。
腎臓の調子がよくなると、疲れにくくなりますよ。

 
 

京都市京セラ美術館の庭)

 
 

東山を借景として作られたこの庭は、心落ち着く場所。
七代目小川治兵衛氏が作庭に関わったとされる池泉回遊式の庭園。
藤の季節には綺麗な藤の花越しにこの景色を眺められる。
上の方から垂れ下がっているのは藤のさや。
このさやの中に藤の種(実)ができる。

 
 
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「中川式鮎のパスタ」はソースまで美味しくて凄かった!

いつものことなのですが、外でお食事すると、むそう塾で教えているお料理の美味しさが凄いレベルであることを実感します。

昨日は中川さんのお誕生日だったので、某イタリア料理のお店に行ったのですが、やはり季節柄鮎を使ったお料理が出ました。
前日に「自由人コース2」で、中川さんの絶品鮎パスタ(ソースまで美味しくて美味しくて…)をいただいてしまったので、きっとそれに勝る美味しさのお料理は出ないだろうと予想していました。

やはり予想を裏切ることなく、あれこれ改善点のある鮎の使い方でした。
でも、一般的にはこれを美味しいと評価してくださるので、お店としては存続できるわけですが。

歩いて教室まで帰る道すがら、中川さんがパスタの食材のことで解説してくれました。
鮎の美味しさを極限まで引き出すためには、使わない方がよい食材が入っていたと。
それは香りの問題でもあります。
鮎は香魚ですからね。

たまたま今日、そのシェフさんが修業された本家のお店の動画を見ていたら、まったく同じ食材と切り方をしていました。
つまり、師匠と同じお料理を作っていたわけです。
シェフがこれでいいと信じて作っていたお料理は、もっと美味しくなる方法があったわけですね。

中川さん曰く、「京料理の修業をしていないと気づかないんだろうね」とのこと。
京料理の繊細で、そんなことまで気を配るのかと思うような工程には、美味しくするための手間や組み合わせが隠されていたのですね。

「自由人コース2および3」の皆さん、中川さんから習った「鮎のパスタ」は、どうぞ自信を持って作り続けてください。
他では食べられない美味しさですから。

 
 

(中川式鮎のパスタ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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