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「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ
むそう塾生みんなの共有財産が誕生!「むそうべんとう」#musobento
2月頃からTwitterにお弁当の写真をアップするむそう塾生に対して、中川さんがひと言アドバイスをしていました。
そのアドバイス内容が実にレベルが高くて、教室の授業でお金を払って聞く内容とまったく同じなのです。
事の発端は、幸せコースの授業でお教えした盛り付け授業の内容を踏まえていないお弁当があまりにも多すぎて、中川さんが_| ̄|○して、やむなく修正に乗り出したという次第です。
それほど盛り付けの極意をマスターすることは難しく、また教えにくいものです。
私も5年前から盛り付けが上達するための講座を開催したいと思い、中川さんと一緒に方法を考えるため、街に出て下調べもしましたが、なかなか決定的な案をひねり出せませんでした。
原因の一つは、皆さんの「出来ない」内容がそれぞれに異なりすぎることと、食べ物の形態や感触を技術的に反映しにくいことです。
一方的に教えても、それは盛り付け総論と一部のお料理での代表的盛り付け例となってしまい、日々のお料理に活かしきれていないのが現状でした。
しかし今回、日々アップされる写真に対して即効でアドバイスする形式は、まさにその人の会得していない点にタイムリーで修正できるので、身につくだけでなく、Twitterを覗いている他の塾生さんも大いに参考になって、素晴らしい方法だと感動しました。
毎回の中川さんのアドバイスは、一流で正統派の方法や感覚であり約束事です。
それらのアドバイスを元にお弁当を作り続けているむそう塾生のお弁当レベルが、日を追うごとに高くなるのを見ていて、これこそが離れていても出来る盛り付け(お弁当の場合は盛り込み)実践指導なのだと思いました。
写真でアップすることは恥ずかしさも伴いますが、それを乗り越えてアップした人は確実に腕が上がっています。
その人のためにも、そして中川さんの有益な指導内容を残すためにも、私はこれをまとめたいとかねてから思っていたのですが、その時間が取れずに月日だけが流れていました。
どなたかにまとめる作業をお願いしたいと思っていたところ、昨日舞ちゃんが包丁砥ぎ講座の終了後、「私、こんなの作ってるんです」と言ってiPhoneで見せてくれました。
やっぱり!
きっと熱心な人はまとめていると思っていましたから、飛び上がるほどに嬉しかったです。
しかし、数が多いのと、Twitterの特性上抜け落ちる内容もあるので、一人では大変ですから、何人かでそれをチェックして、中川さんのアドバイスを洩らさず集めたいと思います。
当初はまとめ役を祐衣ちゃんにお願いしようかと思っていましたが、舞ちゃんが立ち上げてくれましたので、ここは舞ちゃんに甘えさせてもらおうと思います。
ですから、洩れているのを発見したら、お手数でも舞ちゃんに教えてあげてください。
みんなでむそう塾の共有財産として、レベルの高いお弁当記録を作りましょう。
なお、まとめやすくするため、写真のアップや関連のつぶやきをするときには、「#musobento」のタグをつけてください。
ご協力をよろしくお願いします。
・「むそうべんとう」
・「むそうべんとう 2」
・「むそうべんとう 3」 (2014.3.24 追記)

(料理:kamomeさん 中川さんのアドバイスの格調高い技法に唸る!)

(料理:kamomeさん 中川さんのアドバイスでまた一つ新しいお味が楽しめる!)

(料理:ちえこさん 季節感を反映させる食材の使い方が中川さんならではの世界で極めて重要!)
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べ物あれこれ
18件のコメント
マクロビオティック料理の出発点は到着点でもあった。
むそう塾のコース制を始めてから丸5年。
最初は私にも見えなかったことが最近は納得できることが多くなりました。
そして、そのことを実感される塾生さんも多くなって来ました。
その結果が「幸せ再受講コース」として新しい講座の誕生になったのです。
むそう塾は玄米炊飯から始まるマクロビオティック料理教室です。
玄米炊飯が一定レベルに達するとやっとお料理を習うことが出来るのですが、まずはここで「なぜお料理を習う前に玄米炊飯なの?」と思われることでしょう。
次にお料理を習う幸せコースでは、最初に包丁砥ぎを習い、同時に切り方や刻み方や桂剥きを習うのですが、これが最後の最後まで影響することをイヤというほど実感されている塾生さんは多いことでしょう。
たとえば玄米ご飯を炊く時に力が抜けない人は、包丁砥ぎでも力が抜けません。
そして切ったり剥いたり、出汁巻き玉子を巻く時ですら力が抜けません。
幸せコース、上級幸せコースと進むにつれて、愛クラスや幸せコースの基本の重要性に遅まきながら気づくのです。
現代人に力の抜けない人が多いのは、世の中が複雑になっていてストレスが多いことに加え、陽性寄りの食べ物を多く食べているせいだと思っています。
ハイスピードで物事が進み(陽性)、多くの場面で競争(陽性)が導入された結果、人々の心は疲れ始めているのです。
そんな時、中川式の玄米炊飯で我を取り戻し、自分を見つめ、桂剥きで心のありようを知り、出汁巻き玉子で自分のスピードを知って、盛り付けで自分の感性を確認するようになると、改めたいところが浮き彫りになって来るわけです。
それでもう一度受講して、修正したくなるのだと思います。
幸せコースの1期生であっても、今なおむそう塾で学びたいとおっしゃってくださる塾生さんがたくさんおられますし、皆さんが基本をしっかり身につけたいと口にされます。
それは基本をしっかり会得することによって、精神的に心地よさや安心感が生まれるのだと思います。
どんなことでもそうですが、基本ができている人は強いです。
まさにお料理の基本は人生の基本でもあり、気がついてみればそれは出発点と到着点であったわけです。
下の写真は先日の幸せコースの授業中のひとコマです。
「桂剥きをしてください」のひと声で、スッと皆さんが剥き始める姿を見ると、「ああ、成長したなあ」と涙がこぼれそうになります。
鼻の奥がツーンとして目頭が熱くなります。
何事もなかったかのように、難しい桂剥きをスルスル剥いていくむそう塾生ってかなりレベルが高いです。
しかも三徳包丁で。
幸せはバランスの良いところにやって来ます。
反対にバランスの崩壊は不幸せを招きます。
もしバランスの悪さを実感したなら、一刻も早く立て直しましょう。
それが幸せに生きる方法です。
マクロビオティックではそれを陰陽という二つの視点でバランスを取ります。
その方法をお料理をとおして習えるのがむそう塾の講座の数々です。
どうぞご活用ください。

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
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美味!「中川式なめろう丼」 玄米と鯵バージョン

(中川式なめろう丼 玄米と鯵バージョン 料理:中川善博)
3日間連続のお魚授業はさすがに体が悲鳴をあげます。
初日ですでにヒーヒー言いながら、クールダウンに大わらわ(笑)
中川さんだけではなく、この私もです(^^;)
美味しいのだけれど食べられる量に限界があるのは陽性の強さゆえですね。
すでに二日目には「違った食べ方」をお願いしていた私に中川さんが作ってくださったのは「なめろう的丼」でした。
なめろうと言ってもそこは中川さんのことですから、包丁で叩きつける料理方法はとりません。
お味噌も使いません。
写真のように小さく切って最期はお醤油をまわしかけます。
たったそれだけなのに、とても美味しくて一気にいただいてしまいました。
もう中川さんのブログでバラされてしまいましたが(;´Д`)
今回使用した鯵は、京都・錦の「藤庄」さんで当日の朝仕入れていますので、鮮度は抜群です。
玄米の上に載せられた大葉や焼き海苔の香りもさることながら、さらっとした春炊きの玄米だからこそ出せる美味しさなのだと感じました。
これがもっちりした玄米ご飯では絶対にお魚と合いません。
ここでも玄米の炊き方が問われることを噛み締めながらの「中川式なめろう丼」でした。
もともと「なめろう」は、とれたての魚を船上で漁師さんがササッと食べたものでしたから、鮮度が命のお料理です。
ですから、鮮度の良いお魚が手に入ったときのみお試しください。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べ物あれこれ
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ある卵巣がん患者の選択 人生は長さより質
いつも有益な情報をお届けくださるてんこさんから、感動のメールが届きました。
読んでいた私も途中から涙が溢れてしまいました。
先日「患者力」という本をご紹介しましたが、自らを高める生き方を選択されたこの患者さんは、まさに今変わろうとされていますね。
出来ることなら奇跡が起きて欲しい気持ちでいっぱいです。
<てんこさんからのメール>
美風さん、こんにちは。
今日診察した患者さんは、自ら病院通院を卒業されていきました。
その姿がとても清々しくて紹介させていただきたいと思いメールをおくらせていただきます。
50代の卵巣がんの患者さんで、診断が付いたときにはお腹に細胞が散らばった状態でした。
手術、抗がん剤での治療を受けられましたが再発し、昨年の秋頃まで再び抗がん剤の投与を受けました。
しかし半年しないうちに再々発の兆候があり、薬を変更しての抗がん剤治療が勧められました。(この時お話してくれたのは私とは別な医師です)
私はこの方とは再発されてからのおつきあいです。
入院中の回診時などに、抗がん剤を受ける以外に出来る事はないでしょうか?と聞かれていたので、甘い物を減らすように・冷えないようになどすぐに出来そうな事のアドバイスをしたことがありました。
その後ご自分でも調べられたらしく、再々発の告知後玄米菜食を始められたそうです。
今日の診察時、食事を変えたら体が軽くなって体調がいいと笑っていました。
岩盤浴で汗をかく、なども試され手応えがあったようです。(化学療法の副作用であるしびれが軽減したと喜んでいらっしゃいました)
今まで定期通院中は受診日が近づくと検査結果が氣になってとても気分が沈んでいたけれど、通院をやめて、病院に掛からず自分で頑張って行こうと決めたら、とても元気が出てきたと明るい表情をされていました。
これからはお食事の工夫をして、免疫を上げる生活をして、自分をもっと高めて生きて行きたいと。
ご家族は、応援するけれども本当にこれで良いのかと迷われていました。
ご主人と二人だけでお話できたのですが、ご家族の不安は良く理解できました。
でも、食事療法では治らないかもしれないけど、抗がん剤でも完治が望める方ではないのです。
どちらが命が長らえるか分からないけど、ご本人が進みたい道を応援するのが私たちに出来る事だと思っていますとお伝えしました。
その方は不安をあおるだけだから、と検査も望まず次回の予約もせず、何かあったら相談にきますと帰って行かれました。
とても潔かったです。
今、自分の人生を十分に生きているという充実感がひしひしと伝わってきました。
たとえ抗がん剤を使った方が数字の上で命を長らえる事ができても、この充実感には代え難いのだということがよく分かりました。
そして、『自分を高めたい』という言葉に心から感動しました。
その方の人生を充実させるために私ができることなんて、きっとありません。
でも、先生とお話しして自分を出せてよかったとおっしゃっていました。
その人その人の持てる力を引き出すお手伝い、それが出来たら私の仕事は大成功なのだと改めて思いました。
人は死ぬまで変われる、成長できるということ。
命は単純な長さでその価値が決まる訳ではないこと。
このことを決して忘れたくないと思います。
誰かが自分の持てる力に気がつくお手伝いが出来るよう、辛抱強く待てる陽性さんになれるよう、これからも頑張ります。

(菜の花の芥子浸け 料理:中川善博)
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ
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マクロビオティックの常識 腸と脳はつながっている
マクロビオティックを知っている人ならご存知ですよね、腸は脳とつながっているというお話を。
でも、一般の人を相手にこの話をすると、「えっ?」て言われることが多いです。
首と頭はつながっているというと頷いてくれますが、頭とお腹は離れているからつながっているとは考えにくいのでしょう。
しかし、腸と脳はつながっているのです。
脳に神経細胞があるのは誰でもご存じですが、実は腸にも神経細胞があるのです。
脳には約150兆個、腸には約1億個の神経細胞があって、そのうちの約2,000個は神経線維で腸と脳がつながっているわけです。
ですから、脳で感じたことは腸で反応するのです。
そしてその反対もあるわけです。
誰でもこんな経験はありませんか?
旅行に行って緊張すると便通が悪くなって、自宅に帰ると途端に便意を感じたりすることが。
小さい子供なんか、自宅近くになったら安心してお漏らしをしてしまうことがあります。
可愛いですね。
あるいは何らかの理由でストレスを抱えると、便秘になったり下痢をしたりします。
学校近くになるとお腹が痛いという子はストレスで痛いのです。
このストレスというのは実に厄介で、本人がストレスと感じていなくても、体にはストレスになっていることがあります。
原因不明で体調不良だという人の話を聞いていると、ほとんどがストレスが原因だと思うのですが、本人は「絶対ストレスはない」と言い張ることがあります。
我慢強い人、感情をあまり外に出さないような人は、結構このタイプのストレスを抱えています。
私自身の体験でも、ストレスのあるときには食欲が出ませんし、一時的に強いストレスにさらされると、その緊張感のあまりに帰宅してから吐いたことがあります。
弁護士さんの代理として億単位の取引に一人で初めて立ち会った時のことでした。
その責任の重大さと失敗した場合の責任を考えると、緊張感が最大限になったのです。
これに似たような経験はどなたもおありかと思います。
オリンピック選手の緊張感も相当なものでしょう。
ところで、最近はストレス耐性の弱い人が多いように思います。
体験より机上での学びを優先した育てられ方をされていたり、成績至上主義の学校教育の弊害と思える場面に出会います。
人は誰しも緊張するものですが、体験はそれを限りなく緩和してくれます。
ですから恋愛にも臆することなく、失敗して当たり前の気持ちでトライしてほしいと思うのです。
そういう姿勢がストレスを一つひとつ減らしてくれて、快調な体を維持する方向につながります。
先に触れた腸のお話ですが、腸の状態が悪いと怖がったり、度胸がなかったり、むやみに心配したりして、ひいてはそれがまた腸の状態を悪くする方向に行ってしまいます。
ですから、どこかでピリオドを打つためにも、まずは腸の状態を快適にすることに取り組みましょう。
腸の状態が良いと、ストレス耐性が増して来ます。
いわゆる「肚が据わる」状態に近づきます。
そのための食べ方や暮らし方を教えてくれるのがマクロビオティックの考え方です。
陰陽という二つの視点から観察して答えを出していきます。
そのためには陽性のエネルギーを増やさなければなりません。
腸に陽性のエネルギーが届くような食べ物を選び、お料理方法を選び、暮らし方をするうちに、だんだんと安定感が増えて来ます。
具体的には腸内の免疫機能を最大限に発揮出来る状態に導くことです。
むそう塾ではその一環として糠漬けを推奨しています。
糠漬けの中には有名な乳酸菌がいっぱいいます。
乳酸菌は善玉菌悪玉菌という単純な分類をすると、善玉菌に入ります。
面白いのはこの乳酸菌にも陽性と陰性があることです。
乳酸球菌(陽性)は美味しい糠床に必要ですが、乳酸桿菌(陰性)が増えると糠床の状態が怪しくなって来ます。
この陰陽バランスを駆使して美味しい糠漬けが漬け上がるわけです。
糠床って何だか人間の腸内に似ていますね。
さて、そろそろ春キャベツが出回って来ました。
冬キャベツに比べて春キャベツは陰性さがあるため、ちょっと高さが出てきます。
巻きもゆるくなります。
キャベツは乳酸菌をたくさん持っていて、特に外側の硬い葉に多いのです。
これを糠床に入れるなど上手に活用して、ぜひ健やかな腸を維持しましょう。
他には牛蒡やアスパラガスや玉ねぎなども食べて、免疫力を高めるようにしましょう。
それらのことがアレルギーの発症を抑えてくれることにもつながります。

(無農薬春キャベツ)
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
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