マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

プロが教えるささがき牛蒡の切り方(1〜3本)(動画付き)

マクロビオティックでは「斜め千切り」という刻み方があちこちで登場して、金平牛蒡も斜め千切りで作りますが、むそう塾生ならぜひ出来るようになってほしい技術が「ささがき」です。
ささがきが出来るようになると、お料理のレパートリーも広がります。
むそう塾の動画チャンネルには、過去にささがき牛蒡もアップしてありますが、昨日はさらに高度な技術が授業中に展開されましたので、新しく動画をアップしておきます。” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>

この技術の凄いところは、太さの異なる牛蒡を途中から足して何事もなかったかのように切り進むことです。
まな板を削ったり傷をつけることなく、静かにシャッシャッシャッとリズミカルに削られていく牛蒡を見ていると、プロの凄さを実感しますね。
さあ、あなたもまずは1本から始めてみませんか。

ここで大事なこと。
ささがき牛蒡は「引き切り」であるということです。
中川さんの手元は速過ぎるのでよく分からないかもしれませんが、真横に刃を動かすのではなく、少〜し刃がスライドされています。
そのことに気づけたら「切る」ことの最重要点(ギロチン切りではないこと)を理解できています。
1本の動画(下段)の最初に、わざとゆっくりした動作があります。

 
 

ささがき牛蒡 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(ささがき牛蒡 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

【ささがき牛蒡の切り方 3本】
[youtube width=”880″ height=”440″]

【ささがき牛蒡の切り方 1本 少しゆっくり】
[youtube width=”880″ height=”440″]

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【瀬戸内寂聴さんと桂剝き 続けることの大切さ」を再び

今年も熱い桂剥き投稿期間が過ぎました。
その後のあなたはどうされていますか?

続けるって口で言うのは簡単ですが、実行するのは結構大変です。
誘導してくれる人がいないと、どうしたらいいか分からない人が多い時代ですからなおのこと。

2013年の記事ですが、まだお読みになっていない方のために、リンクしておきます。

「【瀬戸内寂聴さんと桂剝き 続けることの大切さ」を再び」

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品の桂剥き)

 
 
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マクロビオティックの料理教室も変わってきましたね

むそう塾が動物性のメニューもカリキュラムに入れてマクロビオティックの料理教室をスタートしたのは丸8年前。来月からは9年目に入ります。
当初は「マクロビオティックの料理教室なのに動物性のお料理を入れるなんて!」という声もありました。
でも、日本の伝統料理を伝える目的もあったため、どうしても動物性のお料理も外せないと考えていました。
そして、動物性をかたくなに拒否して体調の悪い人を多く見ていたので、本当の陰陽バランスを伝えたいとも思っていました。

2004年の5月、山梨県小淵沢に「クシ インスティテュート オブ ジャパン」が出来て、日本での普及活動が始まると一気にマクロビオティックの様子が変わり始めました。
雑誌でもマクロビオティックが取り上げられるようになり、それとともに誇張されたマクロビオティックが拡がり始めました。
それまであった食養イメージのマクロビオティックから、華やかでお洒落なイメージのマクロビオティックへとチェンジし始めました。

しかし、東京の日本CI協会や大阪の正食協会は依然として従来どおりの教え方を続け、同じマクロビオティックの名のもとに二つの流れが出来たのです。
どちらかというと地味なマクロビオティックより華やかさを伴うマクロビオティックを実践する人が増えて、その辺りから体調が思わしくない人が増え始めました。
もちろん、体調が良くなる人もたくさんいたのですが、マクロビオティックをする前より体調が悪くなった人も増えました。

そんな状態を見て、私はブログで発信しつつ駆け込み寺(むそう塾)を作ったのですが、2004年から12年あまり経って、そろそろ指導者たちも気づき始めたようです。
塩分に頼りすぎたり、塩分を減らし過ぎたり、油を使いすぎたり、油を控えすぎたり、動物性を邪食といって避けすぎたり、指導者たちがもうゴチャゴチャになっていたのですが、やっと最近になって動物性をメニューに取り入れるマクロビオティックの教室が出始めました。
昨年あたりから一部にその動きが出始め、今年はあちこちにその動きが広まっている感じです。

いいじゃないですか。
日本人が鰹節を否定してどんな良いことがあるのでしょう?
日本人とお刺身を切り離してどれだけ幸せな家庭が増えるのでしょう?
笑顔で食卓を囲める家族と、旬の食材がそこにあれば、それだけでいいじゃないですか。

マクロビオティックが逆輸入されてきて一昔経ち、やっとこれから次のステップに進めそうな時代になりましたが、頭の硬い指導者は未だに古いマクロビオティックにしがみついているかもしれません。
しかし、マクロビオティックの細部は常に変わりつつあるのです。
それは対象の陰陽が変化しているから、対応(指導)も変化させなければならないのです。
大枠のマクロビオティックは普遍ですが、細かな調整は必要になります。
それらのことにあちこちの料理教室が気づき始めたことが嬉しいなと思っています。

 
 

ラタトゥイユ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(ラタトゥイユ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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「病気」や「症状」は、環境と自分の間でのバランスが崩れている信号機

マクロビオティックはとかく分かり難いものとして、先輩たちはその伝え方に苦慮されてきました。
しかし、高桑智雄氏はその難解なマクロビオティックをとても分かりやすく説明できる人で、私も高桑氏からいっぱい教えていただきました。
Facebookでまたまた素晴らしい文章を書かれていますので、ご紹介させていただきます。

 
 

<高桑智雄氏の記事より> 抜粋

<引用はじめ>

マクロビオティックにおいて「食」とは、二つの意味があります。狭義には私達が食べている「食べ物」、広義にはその食べ物を成り立たせている「環境」そのものをいいます。

「食=food=風土」とはよく言ったものです(笑)

マクロビオティックでは、私達を取り巻く環境は、物質を取り巻く空間と捉えられ、その物質を成り立たせているのは空間そのものであると考える東洋思想が基底にあります。

つまり私達と環境、物質と空間は、切り離すことができないことが前提となっています。

よくマクロビオティックは「疑似科学」とか「ニセ医学」とかご批判をいただくのですが、そんな時私は「はい、そうですよ」としか答えようがありません(笑)

「科学」や「医学」の基底にある西洋哲学は、物質と空間を切り離すことが前提となっています。

病院は外環境を遮断しますし、実験は研究室の中や試験官の中で、細心の注意を払って空間を遮断します。

ですから「病気」や「症状」に対しても、科学や医学とマクロビオティックでは、まったく捉え方が違うのです。

マクロビオティックは、「病気」や「症状」は、環境と自分の間でのバランスが崩れている信号機とみます。

だから環境と自分をとりもつ狭義の意味での「食」をまず見直すことことから、信号機を赤から黄、そして青へと戻し、再び環境との調和を復帰して行きます。

一方科学や医学は、「病気」や「症状」を異常を起こした部品として、最新の技術で撤去することを信条としています。

ですからまったく前提や目的が真逆的に違うのです。
ただ結果的副産物的にマクロビオティックで「病気」や「症状」が消えてしまうように見えることがあります。

だから、西洋思想を基底に考える人には、根拠のない「疑似科学」とか「ニセ医学」に見えてしまうのも、まったく仕方のないことなのです!

<引用おわり>

*   *   *

これはマクロビオティックを知っている人のみならず、西洋思想で教育された私たちが、何か不都合を感じた時にぜひ読んでいただきたい文章です。
特に、次の部分がとても重要な視点です。

マクロビオティックは、「病気」や「症状」は、環境と自分の間でのバランスが崩れている信号機とみます。

信号機というとらえ方が素晴らしいですね。
体の不調のみならず、心の不調も信号機で説明できます。
それほど環境は自分の体にも心にも大きな影響を与えます。
そのことに気づけたら、今不調で悩んでいる人にも解決の糸口になると思いませんか?

さらに、マクロビオティックの真髄を言い表しているのが次の文章です。

ただ結果的副産物的にマクロビオティックで「病気」や「症状」が消えてしまうように見えることがあります。

ここなんですよね。
この副産物にすぎないものを、受け取る側が「病気治し」と直結してしまったところにそもそもの誤解が生じたのです。
このブログでも何度も書いていますが、マクロビオティックは病気治しが目的ではありません。
生き方のヒントがいっぱい詰まった「考え方」です。

さらにコメント欄のお返事で参考になる言葉があります。
この違いを知っておけば、無駄な悩みは大いに減ること間違いなしです。

西洋視点は物質を見てるし、東洋視線は空間を見ていますよね。見ている方向がどだい違うので、議論しても咬み合わないですよね~

物質と空間。
これも陰陽の違いです。
物質という陽性の考え方に対し、空間という陰性の考え方、つまり、目に見えるものと目に見えないものの世界の差は大きいです。
陽性の考え方だけで行き詰まったのなら、陰性の考え方で解決策を図るのが至極当然な考え方だと私は思います。

 
 

賀茂茄子と万願寺唐辛子の揚げ浸し

 
 

(ある日の昼食から 賀茂茄子と万願寺唐辛子の揚げ浸し 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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2016年度(第8期)幸せコース桂剥き投稿回数一覧

今夜の21時で幸せコース火曜クラスの桂剥き投稿は締め切られました。
これで2016年度の桂剥き投稿はすべて終了しました。
それぞれの皆さんが精一杯頑張ってくれたと言いたいところですが、お一人だけ一度も投稿されない人がおられました。
スタート時に指を切られてから調子が狂ったのだと思いますが、それはそれとして今後それを払拭できるように頑張ってほしいと思います。

思うように結果が出せた人、なかなか思うように出来なかった人、こんなはずじゃなかった人、さまざまな思いが胸を駆け巡ることでしょうが、これが今のあなたです。
まずは今のあなたを正確に把握して、それを認めるところから始めましょう。
自分を変えたくて幸せコースに申し込んでくださった人もおられるでしょう。
変えるための第一歩は、自分を知ることです。
そこからすべてが始まります。

2016年度桂剥き投稿一覧

 
 

(2016年度幸せコース桂剥き投稿一覧)

 
 

優秀な結果に到達された方には「桂剥き美人&男子」としてまな板を差し上げることにしておりましたが、今年はなぜか火曜クラスに集中しました。
該当者には明日の授業でまな板をプレゼントします。

<2016年度桂剥き美人&男子>
・Na(93-5)さん
・Ku(92-4)さん
・Na(91-4)さん
・Oh(15-10)さん

 
 

有次特製まな板 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(京都  有次特製まな板 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

皆さん、1か月間お疲れ様でした。
明日からは美味しい世界を楽しみましょう。

 
 
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