マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

「第111回京料理展示大会 だし巻きコンテスト」優勝者が焼く「うまき」(動画付)

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(うまきを焼く麗可さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

先日、秘伝コースのおせち料理で、うまきを焼いていた中川さんが急に、「巻く?」と声をかけた相手はスタッフの麗可ちゃん。
「えっ?」と誰もが思ったのですが、「はい。」と答えた麗可ちゃんは、スススッと焼き始めました。
出汁巻きよりやわらかいし、鰻が中に入るのでお箸は差しにくいし、出汁巻きより難しいのにこの手つきです。
幸せコースで出汁巻きの段階で低迷している皆さん、麗可ちゃんの努力を見習って頑張ってください。
麗可ちゃんも最初はすごく下手だったのです。(キッパリ!)

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「第111回京料理展示大会 だし巻き作りコンテスト」優勝体験記

昨日の「第111回京料理展示大会 だし巻き作りコンテスト」で優勝したむそう塾生の麗可さんが、早速体験記を書いてくれました。
昨日の動画には入っていないコンテストの裏側も参考になります。

<麗可さんの体験記>

2016年12月14日「第111回京料理展示大会」の「だし巻き作りコンテスト」に参加してきました。
実は時々だし巻き玉子を差し入れしていた方に勧めて頂き、昨年応募したのですが抽選の結果は落選、今年もまた勧めて頂いて応募し当選したのでした。

私は、昔から極度のあがり症で、人前で発表などする時は声や手が震えるタイプでした。
そんな自分を少しでも変えたくて、思い切って参加することを決めました。

かつてあった秘伝コースへの進級試験で、中川さんが真正面から、美風さんとクラスメート達が周りから見守る中、だし巻き玉子を巻いた経験があります。
手がブルブル震えてリードを落としたり頭が真っ白になりとても緊張したのが懐かしいです。

満足コースで半年間だし巻きを含む基礎練習をして、その後は「出来るだし巻きはもう練習しなくていいから桂剥きを練習しなさい。」と言われ、お弁当や差し入れ以外では巻くことはなく、動画も撮っていませんでした。

コンテスト当日は驚くほどの人がいて目がクラクラし、胃がキューっとなりました。
会場は寒く緊張で手が冷たくなったので、リードや箸を落とさないように手を温めたり、緊張を少しでも和らげようと、参加者の方と他愛もないおしゃべりで気を紛らわせていました。

鍋、コンロ、箸、リード、液卵など自分以外は全ていつもと違う状態でぶつけ本番だと思っていたところ、開始前に1度だけリハーサルをさせてくださいました。

リハーサルはと言えば、後ろに京料理会の重鎮の方々や、調理師学校の先生方が大勢見ておられたので、ある意味本番より緊張しました。
そのせいか、リハーサルでは失敗作を焼いてしまいました。今から思うとそのリハーサル室の失敗で液卵の特性や鍋の特徴を掴めたんだと思います。

緊張するので観客席は見ず、卵だけを見て卵の事だけを考える、火を無駄にしない、中川さんに教えて頂いた中でも一番大切な事だけに気を付けるぞ!と腹をくくったのを覚えています。
どれだけ時間がかかってもいい、審査基準は速さではなく仕上がりだと事前に説明があったので、慌てずゆっくり丁寧に巻きましたが、終わったら私が1番に巻き終わってました。

優勝者のコメントでは、「お料理教室でだし巻き玉子を習ったけど不器用で全然できなかったので、先生に錦に買いに行ったら?と言われたけど、巻けるようになりたくて練習してきたので本当に嬉しかったです。」このような事を話しました。

コンテスト終了後、審査委員長の方が声を掛けてくださいました。
「あなたが昔下手だったとは信じられない。ヤジにもあったけど京都のだし巻きコンテストなのに手前から巻く「京巻き」をしてたのはあなただけだった。他の人も上手だったけどそれがあなたが選ばれた大きな要因でした。」と言って頂きました。
習った当初はだし巻き玉子を壁やコンロに飛ばしてた話などをしたら、驚かれてました。

審査員の方に、「どこかお店で働いてたの?」
参加者の方に、「お料理教室の先生ですか?」などと声を掛けられたので、「いえいえただの主婦です」と答えました(笑)

いつもと違う環境、違う道具や材料で巻いたことが、とても勉強になりました。
中川さんの教え通りに巻けて、優勝出来て嬉しかったです。

大会出場を勧めて下さった人に報告をしたら、とても喜んでくださいました。
応援してくださった方、お祝いのメッセージを下さった方、ありがとうございました。
幸せコースの皆さん、頑張ってください。応援しています。

麗可

 
 

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(写真は早々と焼き上げて巻きすに玉子を収めた麗可さん 写真中央の赤い洋服の人)

 
 
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「第111回京料理展示大会」にてむそう塾生が優勝!

2016年12月14日、「第111回京料理展示大会」の「だし巻き作りコンテスト」に、むそう塾生の麗可さんが出場しました。
結果は見事に優勝でした!
すでにFacebookでもその写真がアップされていますが、「稀に見るハイレベルで僅差の戦い」と審査委員長が述べておられます。
何といっても素晴らしいのは、軽々とトップで巻き終えていることです。
常に中川さんから言われている「速く!」の勝利ですね。

麗可ちゃん、おめでとう!

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有次さんの包丁が賞品として手渡されていますが、麗可ちゃんにはお馴染みのお店です。
これからお店でもこの話題が出ることでしょう。
記念すべき2016.12.14でした。

Facebookに会場にいる中川さんが写っている写真が掲載されていましたので、記念にこちらでも載せておきます。
(中央あたりでベージュのジャッケットを着てiPhone撮影しているのが中川さん)

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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 中川式出汁巻き玉子 | 8件のコメント

幸せコースの皆様へ 出汁巻き玉子の練習について

ただいま幸せコースは出汁巻き玉子の練習中ですが、今年は濡れ布巾で温度調節をしすぎる人が多すぎますので、水布巾は使用しないこともご検討ください。
そもそもテフロン加工のフライパンは高熱で使用すると有害であるとの理由から、使用を控えている人もいます。
しかし、鉄製や銅製のフライパンに比べてお手入れが簡単なことや、滑りの点などからテフロン加工のフライパンで出汁巻きをするようにお教えしました。

水布巾で「ジューーーー!!」と長い時間冷ますほどフライパンを加熱することは、フライパンのためにも、油の酸化の点でも、健康のためにも良くないことなので、加熱しすぎない練習をしてください。

それから、芯作りの練習は、1本芯を作ったらそのお鍋を洗います
1回1回フライパンを新しい状態にしないと、本当の芯作りになりません。
フライパンの温度だけでなく、油や出汁やお醤油の付着した状態で2本目の芯作りをするのは正しい練習にならないからです。
そういう問題があるので、フライパンを3個4個と用意しておいて、続けて芯作りの練習をした先輩たちもたくさんいます。

出汁巻き玉子はスピード料理です。
のんびりした性格の人は、とにかく動作を速くする練習をしましょう。
先輩たちは2分半〜3分で巻いていますので、そこを目指して頑張ってくださいね。
春の桂剥きと同様、集中して練習することが大事ですから、出汁巻き月間として挑戦してみてください。

 
 

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(中川式出汁巻き玉子 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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お肌と動物性と中川式玄米ご飯のこと

先日Twitterで久しぶり(数年ぶり)に会話をした人から、こんなTweetをいただきました。

>動物性増えて肌のハリの変化とかどうですか?

う〜ん、ブログを見てくださっている人には、マクロ美風は動物性をバンバン食べていて、どこがマクロビオティックだー!って思われているのかもしれませんね(笑)
でもね、実際はそんなに動物性の量が多いわけではありません。
その時の体調と気持ちで少しチョイスする程度です。
分かりやすく言うと、毒消し出来る範囲内での量ということですね。

お肉好きの多くの人は私より多くの量を召し上がっていると思いますが、私は食が細い方なので、動物性をいただくときでも、そんなに食べれません。
具体的には、ステーキなら50〜70gぐらいでいいですね。
このくらいだと毒消しもできますので、食後にツケを残しません。

しかし動物性の量は個人差が著しくて、何gが理想的なんていえません。
それは消化力や耐性が個々人によって物凄く違うからです。
私からみたら暴飲暴食の範囲に入る人でも、とても健康で長生きする人もいるからです。
健康相談をされればされるほど、杓子定規的な食べ方を伝えることは危険だなと思います。

私はもう40年近くもすっぴん生活をしていますので、今のお肌はまさに「私が食べたもの」で出来ています。
玄米を食べるようになって変わったことはたくさんありますが、一番早く感じたのはお肌の状態が良くなったことですね。
これはお通じが変わるのと連動しているので、当然の結果かなと思います。
つまり、腸の景色が変わったということなのでしょう。

*   *   *

京都の家で久しぶりに玄米ご飯を炊いたある日のこと。
美味しく炊き上がった玄米ご飯を一人で噛み締めていると、とても癒やされて、白米のときとはまた別の奥深い味わいに、しばし感動しながらその幸せな世界に浸っていました。
穀物のもつ穏やかな甘味は、まさに精神安定剤のようであり、これこそが玄米ご飯の醍醐味だと感じていたのでした。

お菓子のようなインパクトの強い甘さではなく、ジワジワと感じさせてくれる心地よい甘味。
この甘味が実は心身の安定につながっているのであって、この甘味まで排除する食べ方は死者をも出して危険ですらあります。
日本人ならお米を食べましょう。
白米でも玄米でもお好きな方でかまいませんが、玄米を白米のようにふっくらと炊く方法をマスターすると、想像以上の良いことが起きたりします。

今朝、ある塾生さんから中川さんに嬉しいメールが届きました。
塾生さんをAさんとしておきます。
Aさんのお父様は、Aさんの作ったお料理を今まで何一つとして召し上がらない人だったのに、Aさんの炊いた玄米ご飯のおにぎりを「夜も食べたい」と仰って、「7個全部をちょうだい」と言ってくれたそうです。

Aさんは、「私にとっては奇跡に近いことが起きました」と書かれていましたが、これはお父様にとっても奇跡に近いことなんだと思います。
きっとお父様のお体(体の声)は、玄米を求めていらっしゃる状態なのでしょう。
玄米ご飯一つでこんなにも親子関係が動くなんて、「むそう塾をしていて良かった」と改めて思えた朝でした。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 中川式玄米ご飯

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック教室教室 むそう塾)

 
 

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