体験談」カテゴリーアーカイブ

桂剥きの手の動きから人生を考えた塾生さん

8月18日・19日に開催された「包丁を泥で砥ぐことと桂剥きの面圧を理解する特訓講座」は、次の時間に1か月間の投稿期間が終了します。
・8/18受講:9/18)の21時迄
・8/19受講:9/19)の21時迄
その桂剥き投稿のメールに、昨日素敵な文章がありましたので、ご紹介させていただきます。

 
 

<Kuさんの投稿より>

包丁を上下だけさせる、と意識していて「あれ、こんなに力入れなくてもいいものなんだ」とやっと少し感じました。まだ体現できていませんが。

上下だけ、と意識していると、進もうとする自分に気づき、「ただその場で自分のやるべきことをやる」という辛抱が無い自分に気づきました。

桂剥きのような、ただ自分のやるべきことを淡々と(優しくしっかりと面圧をかけながら)やり、いつの間にか周りと調和が取れているような、必要なものだけがやってきて剥けていくのを感じられるような生き方がしたいなと思いました。

*   *   *

<マクロ美風より>

素晴らしいですねぇ。
包丁を持つ手は、上下に動かすだけ。
これが桂剥きの極意なのですが、今までの人生で包丁を上下させるだけなんて、おそらく誰もしなかったことなのです。
ですから、そこに包丁の初めての使い方である上下運動を入れて、大根を持つ手とバランスを取って進んで行くことがとても難しく感じるのです。

何が難しいかって、それは過去の自分の癖と戦うことですね。
自分の癖を捨て去り、新しい動かし方を定着させることは、思っている以上に大変です。
でも、Kuさんは、包丁の動きをご自分の人生に重ね合わせて、新しい気づきを得ておられます。
ここが偉いなと思いました。

Kuさんが気づかれた生き方ができたら、穏やかで信望も厚く尊敬される人になるでしょう。
良いところに気づかれましたね。

 
 

蓮根の桂剥き  マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(蓮根の桂剥き 剥いた人:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

蓮根の桂剥きのなんと難しいことか。
それをこんなにも美しく剥けるなんて、ただただ感動します。

 
 

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マクロビオティックの盲点
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素敵なご主人様が玄米ご飯と向き合った1週間

昨日パスポートを取得された3名のうち、Ni(98-2)さんは男性です。
ご夫婦で愛クラスを受講されて、奥様が一足早くパスポートを取得されました。
その後奥様からいただいたメールがとても素敵だったので記事にさせていただきましたが、昨日ご主人様からもパスポート取得後にご丁寧なメールをいただきました。
その内容がこれまたとても素晴らしくて、ご夫婦揃って記事にさせていただきます。
公表することを快諾してくださいまして、感謝申し上げます。
奥様の記事:夫婦で炊き合う玄米ご飯

*   *   *

<Niさんからのメール>

中川善博様   マクロ美風様

ご連絡ありがとうございます。
メール届かなかった件、お手数おかけしてすみませんでした。

1週間、玄米生活をして、体調の変化を実感しました。これからが楽しみです。
缶コーヒーは、以前ほど欲しいと思わなくなりました。

上の2歳の娘が、美味しい美味しいと言って食べてくれているのがとても嬉しいです。糠漬けも大好物になっています。

下の4ヶ月の娘も、顔の肌荒れがあったのですが、キレイに治っています。それと、肌の色が、白くなった気がします。おっぱいの質が変わったからでしょうか。

玄米で、家族がひとつになっているような気がします。中川さん、マクロ美風さん、麗可さんのおかげです。ありがとうございます。

私や妻や、一緒に受けた方々の投稿を見て、玄米炊飯に、性格が現れるなと思いました。
玄米炊飯ひとつで、仕事や普段の生活に通じるものがあると思いました。
人生にも、生き方にも、なにか通じるものがあるとも思いました。

これから、体や精神面や、普段の生活に、どのような変化が訪れるか、とても楽しみです。
基本を大切に、できる限り多く玄米炊飯していきたいと思います。

実家でも、今も、ほとんど台所仕事はしたことがない私が、このようなかたちで玄米炊飯をすることになるとは思っていませんでした。
私にとっても、妻にとっても、むそう塾様との出会いは、なにかとても大きな意味を持っている気がします。
これからも家族共々よろしくお願いします。

Ni

*   *   *

<マクロ美風より>

Niさん、いや〜、快挙ですね!
奥様も3回の投稿、ご主人様も3回の投稿でパスポートに到達されました。
しかも奥様より高得点でのパスポート取得に、あなたの分析力と炊飯センスを感じます。
1週間会社に玄米ご飯を持参されて、それまで飲んでいた缶コーヒーより糠漬けがほしい体に変化されましたね。
それこそが「体の声」です。
体は正直ですね。ちゃんと信号を送ってくれているのです。

上のお嬢さんが美味しいと言ってくれるのは本当に励みになりますね。
2歳という年齢はまだお世辞を知りませんから、美味しいと感じるのはその玄米ご飯が本当に美味しく炊き上がっている証拠です。
自信を持ってくださいね。
お嬢さんにも糠漬けを気に入ってもらえて嬉しいです。
早く糠漬け講座を開催しなくちゃですね(汗)

4か月のお嬢さんの変化は、お母さんの食べ物が直接、しかも時間差をあまりおかずに影響しますので、確実におっぱいの質が変わったからですね。
ということは、お母さんの体も変化し始めるということです。
排毒されていくとお肌の色も変化しますが、赤ちゃんは成長が大人とは比べ物にならないほど早いので、その分変化も早いのです。

玄米で、家族がひとつになっているような気がします。

よく「同じ釜の飯を食う」といいますが、まさにそのことで家族が一体感に包まれるのです。
マクロビオティックの陰陽でいうなら、これが陽性な家族関係であるといえますし、これが理想です。
(陰性な家族関係とは、それぞれの心が離れていたり、家庭内別居のようなことを指します。)
男性として最高の家族関係を手にされましたね。

私や妻や、一緒に受けた方々の投稿を見て、玄米炊飯に、性格が現れるなと思いました。

はい、そのとおりです。
愛クラスでは玄米炊飯だけですが、幸せコース以降のお料理でも確実に性格が反映されます。
もう可笑しくなってしまうほどです。

玄米炊飯ひとつで、仕事や普段の生活に通じるものがあると思いました。
人生にも、生き方にも、なにか通じるものがあるとも思いました。

はい、仰るとおりです。
それこそがマクロビオティックの視点です。
そのようなあなたには、次の本をお薦めします。
まずは「宇宙の秩序」を読まれて、それでアレルギーが出なければ「無双原理・易」に進まれてはいかがでしょうか。
「宇宙の秩序」(桜沢如一著)
「無双原理・易」(桜沢如一著) (黒の表紙ではなく黄色の表紙をお買い求めください。)
「無双原理・易」は一般的に女性には難しいとされる本なのですが、マクロビオティックの原点を提唱者みずからの息吹とともに感じられる本であり、男性のあなたにはきっと理解していただける内容です。
そして、あなたが感じておられるように、お仕事や人生に大きく役立つ内容です。

これから、体や精神面や、普段の生活に、どのような変化が訪れるか、とても楽しみです。

きっと変化の波がやって来ます。
それは悪い方向ではなくて良い方向の波なので、どうぞ思い切って乗ってみてください。
楽しくてしょうがない人生が歩めることでしょう。
またお会いして、無双原理のお話ができることを楽しみにしています。

最後に、あなたが愛クラスを受講されたことによって、N家が一気に幸せ度を増しましたね。
全国の多くのご主人たちにもこうあってほしいと願うお手本です。
益々お幸せに、そして健康もお仕事も最高の状態でありますように。
心のこもったメールをいただきまして、大変ありがとうございました。

 
 

宇宙の秩序 桜沢如一著

 
 

(宇宙の秩序 桜沢如一著)

 
 
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生き方に反映させてこそのマクロビオティック

サイトの「陰陽を感じる日々の暮らし」コーナーに、舞さんの体験記を載せました。
多くの人の励みになる内容なので、ぜひお読みください。
【何も作れなかった私がいろんなお料理ができるようになるまで (36-6 舞)】

マクロビオティックを知っていても食べ物のことだけに終わらせるのではなく、こうして生き方に陰陽を反映させてこそ本物のマクロビオティックと言えます。
自分を変えたいと思う人は、ただ何となく思うのではなく、どこかで陽性になれる時間を作りましょう。
没頭できること、真剣になれること、それはどこかに転がっているのではなくて、自分で作り出すものです。

他力本願であちこち彷徨っていても、それはお金と時間の浪費になります。
たとえば食べることって誰でも毎日することですが、それにどのように取り組むかで人生が変わって来ます。
日々実行できるのはお料理の強みですから、お料理から入るのも案外実益もあって楽しいものです。

男性であっても女性であっても、まずはご飯を炊くことから始めてみませんか?
たったそれだけでも体調や考え方に変化が出てきますよ。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2016.7.4

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 舞さんのお弁当)

【これから開催予定の講座案内 最新版】

 
 
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玄米ご飯がつむいでくれた素敵な現実

1年前のきょう、こんな記事を書いていたのですね。
今読み返してみても心から良かったと思えます。
Kさんはその後も単発講座に通ってくださり、今年の5月から第8期の幸せコースに通い始めました。
桂剥き投稿も熱心に頑張ってくれました。
素直な性格が幸いして見事に欠点を克服しつつあります。
きょうはKさんが授業のために京都に来られます。
「頑張ったね!」って抱きしめてあげるつもりです。

1年半前のKさんからは想像出来ない世界を、今は生きていらっしゃいます。
彼女の本気が彼女を別次元に連れて来てくれました。
多くの人とこの感動を分かち合いたいので、もう一度記事をリンクしておきます。

【愛クラス受講後の体調と気持ちの変化(1型糖尿病と母娘の気持ち)】

 
 

稲庭うどん マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(きょうはこんなお料理を習いますよ〜 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

すべての始まりは愛クラスから。
【これから開催予定の講座案内 最新版】

 
 
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薬(西洋医学)との付き合い方(薬剤師さんからの寄稿)

「陰陽を感じる日々の暮らし」コーナーに掲載した記事が、Facebookでも反応がありまして、コメントをしたい方もおられると思いますので、こちらでも掲載しておきます。
「陰陽を感じる日々の暮らし」コーナーは、もともと「塾生の声」として、一方通行の欄だったものを変更して使っていましたので、コメントがつけられない仕様になっています。
したがって、読んでくださる皆様のことも考えて、今後仕様変更も検討しますが、取り急ぎはこちらでの転載ということで対応したいと思います。
ご感想などをご遠慮なくコメントくださいませ。

 
 

<むそう塾生 恭子さん(29-4)から寄せられた原稿より>

【薬(西洋医学)とのつき合い方】

私は大学病院の薬剤師として働いています。
普段は入院中の患者さんに服薬指導をしたり副作用のモニタリングを行う仕事をしています。
月に数回夜勤をやっており、夜勤のときは救急外来を受診された患者さんの薬の調剤を行い服薬指導を行っています。

救急外来を受診する患者さんは薬(西洋医学)に頼っている方が多く、たいしたことのない症状でも受診して薬をもらって安心するようなケースが多々見られます。
時には主治医が 「投薬の必要はない」 と診断しても 「薬をもらうまでは帰らない」 というような患者さんもいて驚かされることもあります。
現代社会において薬(西洋医学)は救世主的存在であると認識されている証だとつくづく感じます。

しかし一方でマクロビオティックを実践している方や自然療法などを学んでいる方の中には薬(西洋医学)を毛嫌いしている方もたくさんいるのではないでしょうか?
確かに薬というのは化学物質でたくさんの添加物もたくさん含まれており、私たちの体にとって異物(毒)以外の何物でもありません。

我が家には3歳の息子がいますが、ワクチン接種は一切していませんし、風邪を引いたり、発熱したときも解熱鎮痛剤や抗生物質などの薬を服用させたことはありません。

私が息子にワクチンを接種させなかったり、薬を服用させなかったのは、ただ単に 「薬=異物(毒)」 だからという理由だけではありません。
ワクチンに関しては有効性と副作用を比較検討して必要ないと判断したため接種させませんでした。
風邪や発熱時の薬に関しては息子の症状や状態をよくよく観察した上で、息子の免疫力だけで克服できると確信したから服用させなかっただけです。
万が一、息子の症状や状態が薬を必要としていると感じたら、迷わず薬を服用させます。

先日,40℃以上の発熱をした小さな子供を連れた親御さんが救急外来を受診しました。
主治医が解熱剤の処方をしたのですが、そのご両親はとにかく 「薬は飲ませたくない」の一点張りでした。
40℃以上の発熱の場合,熱性痙攣などのリスクが高くなるので、解熱剤の服用させる必要性があることをお話しましたが,こちらの想いは届かなかったようです。
結局,お薬を受け取って帰宅した数時間後に熱性痙攣で搬送されてきてしまいました。

服薬による不利益もありますが、拒薬による不利益の方が大きくのしかかる場合もあるのです。

子供のことを守るのは親の役目です。
薬害から子供を守りたいという親の気持ちは私もよくわかります。
ただ、偏った知識で間違った判断をして不利益を被るのは子供なんです。

これを読んでるみなさんの中には「医学的知識があるから薬が必要か不必要か判断できるんでしょ?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
確かに私は一般の方より医学的な知識はあるかもしれませんが、医学的知識よりももっと重点を置かなくてはならないことがあります。
それは子供の症状や状態をよく診る観察力です。
自分の子供の異変について良く観察した上で、家で様子を見れば良いのか?医師に診察してもらった方がいいのか?をまず判断してください。
私も判断に困ったときは医師に診察してもらうようにしています。
医師に医学的診断をしてもらい、普段の息子の様子を一番よく知っている母親の私が症状と状態を診て薬の必要性について最終的に判断しています。

もちろん、薬や西洋医学に頼らない生活をできることが一番です。
ただ、もしもの時に偏った知識による誤った判断で自分自身や大切な家族に不利益を与えないよう、薬や西洋医学と上手にお付き合いできるきっかけになってくれればと思い記事を書かせていただきました。

 
 

恭子さんの息子さん4

 
 

(近所のスーパーへ買い物に行く息子の姿です  いつもマイバック持参です)

【2016.6.19 恭子(29-4)記】

*   *   *

<マクロ美風より>
何でも医療機関に丸投げしてしまうのではなく、まずは自分で子供を守る姿勢が子育ての基本になるのは当然ですね。
しかし、現実には自分で勉強をしないで丸投げするか、西洋医学を頑なに拒否するか、このどちらかが多いので、過去に他のむそう塾生さんも同じようなメールをくださったことがあります。
「西洋医学と東洋医学とマクロビオティックの間で最良の選択を」
マクロビオティックを知りながら医療現場で働いている人は、きっと同じようなお気持ちなのだと想像します。
恭子さんの記事を参考になさって、親が判断ミスをしないようにしてもらえたらいいですね。

 
 
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