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季節の移り変わりと土用 土は春夏秋冬の主(あるじ)

きょうは8月11日。
8月7日の立秋がすぎると、朝晩に早速秋の気配を感じるようになりました。
気温だけでなく、風や虫の音色も変わってきました。
四季のある日本ならではの季節の感じ方が、私は大好きです。

陰陽五行とか、二十四節気とか、そんなことを意識して暮らしていると、とても心が穏やかになるのですが、このコロナ禍にあっては、特にそれらを意識した方がよいと思われます。
なぜなら、新型コロナウイルスの悪い情報に接して、「コロナうつ」になっている人が見受けられるからです。

コロナやワクチンのことで、将来に不安をいだいて、恐怖心ばかりが増幅してしまうと、健康状態を損ねてしまいます。
精神面が肉体に及ぼす影響はとても大きいのです。
不安も恐怖心も免疫力を下げますから、絶対このループに入り込まないようにしましょう。

 
 

【季節の移り変わり】

ところで、「土用」という言葉をご存知だと思うのですが、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のの18日間がそれにあたります。
ですから、季節の移り変わりは、春 → 夏 → 秋 → 冬と直接移っていくのではなく、必ず「土用」を経て進むわけです。

つまり、春 → 土用 → 夏 → 土用 → 秋 → 土用 → 冬 → 土用 というようになります。
「土用」は夏だけでなく、1年に4回あるわけですが、その「土用」を四季の真ん中に持ってくると、こんな感じになります。
この位置が重要なのです。

 
 

【陰陽五行説】

陰陽五行説では、「土は中に居り、以って四季を主(つかさど)り、四時を成す」 と言われ、「土は春夏秋冬の主」であると説明されています。
図にするとこんな感じになります。

こうして私たちは、大地から四季のエネルギーを受けながら生きているのですが、その大地は四季の総元締めといったところなのです。
これを意識するのが陰陽五行を暮らしに活かすことであり、マクロビオティックの考え方そのものでもあります。

これを踏まえていれば、このコロナ禍の今、いたずらに不安にならず、もっと大きな視点から考えられるようになるので、まずは上の図を頭においてほしいと思います。
そのうえで、次に大事な記事を引用させていただきます。
長くなるので、別記事にします。

陰陽五行説では、「木」(春)は「青」が配当されています。
「青龍」というふうにね。
しかし、この青は中国では緑を指していたという説もあるので、ここでは視覚的に季節をイメージしやすいように緑色を選びました。

 
 
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夏にも鍋料理を! 熱いスープを飲んで汗をかこう!

先日うれしいことがありました。
どちらかというと食の細い、そんなにパワフルではない塾生さん(Sさん)が、目を輝かせて中川さんに報告してくれたのです。

私からもiMessageで詳しくお聞きしたところ、「単発煮物講座 第3回」を受講されて、自宅で毎日煮物を召し上がっておられたら、素晴らしいお通じがあってうれしかったそうです。
それまであまり食欲がなかったそうなのです。

Sさんは、「昨日のお鍋もそうですが、極上なお出汁が染み込んでいるお料理は身体の巡りをとてもよくしてくれると実感しています。なので、一度参加した講座なのですが、おでん講座に参加したいと思っています。」と書かれていて、おでん講座に申し込みをされました。

 
 

そうなんですよねぇ。本当に煮物って体によいのです。
だからむそう塾では、かつて「煮物コース」があったのです。

ところで、煮物にも陰陽があるって知ってました?
当然、夏の煮物と冬の煮物は異なりますが、夏の煮物はやはり汁を多めに仕上げます。
ミネラルがどんどん失われる季節ですから、せっせと補充するためです。

なお、Sさんが「昨日のお鍋」と書かれているのは、「自由人コース」で作った「シンお持ち帰り鍋」のことです。
もともとは「お持ち帰り鍋」として、中川さんが過去にレシピを公開したものです。(2009年12月29日に公開)
しかし、その本当のお味を知っているのは私だけで、他の人はレシピだけで作っていました。

でも、レシピだけではお味に誤差が生じるのはお決まりなので、ここらへんで正しいお味を知ってもらってもいいのではないかと思って、自由人コースで味わってもらったわけです。
さらに自由人コースのためにブラッシュアップしての登場です。

それが大好評で、Sさんはモクモクと召し上がっておられました。
食欲があってうれしいなあと眺めていたほどです。

暑い夏ですが、ポタポタと汗をかいて熱い汁を飲むと、がっつりミネラルが補給されて、新陳代謝が促進されるのがわかるような気がします。
夏こそ熱い汁を!
ぜひお試しください。

爽やかな気持ちになりますよ〜。
もちろん、体もポカポカして免疫力アップに役立ちます!

 
 

なんだか、1年中毎月お鍋を囲む日があってもいいなあ。
「お鍋コース」なんて成立するのかしら?

 
 

(シンお持ち帰り鍋 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

薄く切られた鱧をしゃぶしゃぶ泳がせていただきます。

 
 

こちらでもしゃぶしゃぶ。

 
 

お豆腐の食べ頃は、「外は熱く中は冷たく」。
中川さんの早口陰陽の説明がスッと理解できた人は、陰陽がよく理解できている人です。

 
 
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京料理人中川善博はなぜそんなに熱い想いを持ち続けられるのか?

2008年の7月31日に開いた玄米の炊き方講座に続いて、9月17日からは「むそう塾」がスタートしました。
大勢の人が集まってくれて、お店の中は活気でいっぱいです。
第一回 むそう塾 終了致しました ※画像追加 2008.9.17

9月23日にも玄米ご飯の炊き方講座を開催しました。
今回は特別講座として、焼きそばの作り方付きです。
なぜなら、8月にすごく美味しいお料理があったからです。
ヤキソバーン (ふるっ) 2008.8.20

 
 

マクロビオティックのお店「なかがわ」を営業しながら、時々玄米講座を開催しているうちに、2008年11月18日、中川さんのお母様が亡くなられました。
紅葉とともにさようなら 2008.11.27

長かった介護生活に終止符が打たれました。
子どもとしての務めを果たし、肩の荷が降りた中川さん。
色々な意味で環境の陰陽が変わりました。

 
 

【お店をやめてマクロビオティックの教室を始めよう!】

2009年3月30日、「なかがわ」は閉店して、4月29日から「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」がスタートすることになりました。

1か月間でリニューアル工事です。
内装をチョコチョコいじる工事ではなく、床を何十センチも削(はつ)る工事や、水回りや、壁や天井もすべて作り直す大掛かりな工事です。

1,000万円以上も借り入れして、私が気になっていた建物としての氣をベストの状態にしてくれました。
CSの塾生さんが来られても、安心して授業を受けられるように、炭や珪藻土、天然木だけで教室を作りました。
おかげさまで、教室が心地よいと皆さんがおっしゃってくれます。

 
 

【責任感と愛情はどこから?】

中川さんがなぜ強い責任感と、深い愛情を塾生さんに持ち続けていられるのか?
それは、私が感じるところでは、亡くなった奥さまに対する愛情だと思っています。

乳飲み子を残してスキルス癌で亡くなってしまった奥様のことを、心から愛しておられたのだと思います。
奥様を救いたい一心で食養を勉強し、出来る限りのことをしたけれど奥様は亡くなってしまった。
そのことがトラウマのようになっていたのだと思います。

 
 

ある日中川さんは、私にこう質問しました。
「大森先生だったら家内を助けられましたかね?」
私:「いや、スキルス癌は進行が速いから、食養のスピードでは間に合わなかったと思う」と答えました。
それを聞いて中川さんは吹っ切れたようです。

奥様が亡くなって何十年経ってもなお、他に助ける方法はなかったのか?と引っかかっておられたのでしょう。
そこに中川さんの愛情の深さを感じるのです。

大森先生とは、大森英櫻氏のこと。
食養で病人を沢山治したマクロビオティックの指導者。
私の恩師でもあります。

 
 

【塾生さんのために生きよう!】

ちょうど子育ても終了したので、これからは塾生さんの幸せのために、自分のすべてを捧げようと決意された中川さん。
そのお料理の数々は、「妻が生きていたら食べさせたかったお料理」なのだそうです。
(病気にならないような料理を教えよう。)

そんな背景があるからこそ、あの驚異的な仕込みができたり、強い責任感があったり、塾生さんを守ってやりたい愛情がたっぷりあったりするのです。

それに、持ち前の男気質が強いので、頼られたらなんとしても応えようとするところがあります。
そうでなければ男じゃないみたいな(笑)
そこが中川さんの素敵なところでもありますが。

塾生さんのために生きよう!
こうして中川さんは、まさに水を得た魚になりました。
もう、「京都の片隅で…」とは言いません(笑)

 
 

とまあ、こんなふうにして、あの熱血指導が続くわけです。
まだまだ書き足りないことはいっぱいありますが、あまり長くなってもいけないので、このへんで中川さんの「熱さ」の源泉探しを終わりたいと思います。

 
 

むそう塾ができるまで こちらにも詳しく書かれています。

(2008.4.29 リニューアル記念の日)

 
 
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関節リウマチの薬をやめて丸1年経ちました ありがとうコロナ!

先日の授業でうれしいことがありました。

 
 

単発講座を受けるため、教室に入って来られた塾生(N)さんの行動に軽さがありました。
以前ならキャリーケースを引いて来られるのですが、その日は見当たりません。

彼女は今年の4月まで2年間むそう塾に通ってくれました。
広島から毎月、さらに単発講座もいっぱい受講してくれました。

ですから、彼女を見るのはちょっと久しぶりなのです。
「からだの調子はど〜お?」と私は声をかけました。

元気です! 調子いいです!」と、素敵な笑顔が返って来ました。

 
 

実は、彼女はリウマチを患って、とてもつらいときにむそう塾に来てくれたのでした。
2年前、私は彼女に言いました。
・絶対あきらめないで、治しましょう!
・絶対冷やさないこと。
・リウマチでも薬がいらなくなっている人がいるから、希望を持ってね!

 
 

【コロナ登場!】

Nさんは、教室で実習をするとき、重い鍋が持てなかったり、フライパンを片手で振れなかったり、お箸を長時間持てなかったり、手の痛みで思うように動けませんでした。
ですから、そんなときにはこちらで助け舟を出したりしました。

ご主人さまは当初、そんな痛みのある体で、広島から京都まで通うことを心配しておられました。
でも、Nさんは嬉しそうに京都まで通い続けてくれました。

途中で何度も相談にのって、薬を減らす方向に舵を切っていたところ、2020年にコロナが登場。
まっ先に私は、塾生さんで薬を飲んでいる人たちのことが頭を占めました。

塾生さんの中には、1型糖尿病の人もいますので、免疫のことが気になります。
それですぐ、それらの人に個別のアドバイスをしました。
今までしなかったことをする内容でした。

Nさんは真面目に、しっかり私のアドバイスを実行してくれました。
完璧でした。

 
 

そして彼女は、お医者さんに薬をやめる宣言をします。
でも、お医者さんは鼻で笑って、「どうせ戻ってくるんだから」と言ったそうです。
無理もないでしょう。
脱クスリはそんなに簡単なことではありませんから。

薬をやめてから2ヵ月間くらいは、つらい日が続いたそうです。
でも、その後ジワジワと変化が出てきて、先日ついに薬をやめてから丸1年が経ったのでした。

本来のNさんは、こんなにも明るく、こんなにも行動が早かったのだと、先日目を見張る思いで見ていました。
つらいときも笑顔は絶やさない人でしたが、その笑顔にはどこか哀しさがつきまとっていました。当然です。

でも、先日の笑顔は「快晴そのもの!」、満面の笑みでした。
リウマチそのものもあるのですが、Nさんは薬の影響で、本来の良さが発揮できなかったのでしょう。
つまり、フタをした感じだったのですね。

リウマチのつらさだけでなく、薬の影響によるつらさを抱えていたところ、薬をやめたので、リウマチだけに対応すればよくなったわけです。

で、そのリウマチが、あれ? 大丈夫みたい。
となったのですから、あとは薬が抜けていくたびに元気になるのは当然かなと思います。
いや〜、ホントによかったです。

 
 

【Nさんの勇気】

私はNさんの勇気を褒めたいと思います。
コロナに負けないためとはいえ、薬を断つことには不安だらけだったことでしょう。
でも、頑張って踏み出しました。

Nさんはおっしゃっていました。
コロナのことがなければ、薬をやめられなかったと。
だから、コロナに感謝ですと。

 
 

今、この記事を書いていても、私は涙が流れます。
彼女の本当の強さに頭が下がります。

二人のお子さんのために、ご主人さまのために、最高のプレゼントだったと思います。
こんな強い塾生さんがいて、私はいっぱい教えられます。

ありがとうNさん!
つらい10年間が過去になりましたね。

うれしかった リウマチなのに薬がいらなくなったよ 2021.1.29

 
 

 
 

Nさんはこの本を読んで、甘いものをやめ、玄米を食べ、お味噌汁を飲み、糠漬けを食べ、体を温め、過度のストレスを手放すようにしたことが勝因だったと思います。
マクロビオティックに出合ってよかったですね。

 
 
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中川式鉄火味噌が出来上がりました 水分の摂り方について

京都は、もう太陽の日差しを忘れてしまいそうになるほど、雨が降り続き、どんよりとした雲が立ち込めています。
雨のために、日本のあちこちで水の被害が出ています。

雨は恵みにもなりますが、多すぎると自然の摂理どおりの現象を見せてくれます。
ちなみに、河川の氾濫や崖崩れなどは、マイナス面ばかりが強調されますが、もっと大きな視点に立つと、洪水が恵みにもなるのが生態系の常でもあります。

これは、自然界だけでなく、私たちの体も同じことです。
適宜な水分は命のために必要ですが、多すぎると体のいたるところに不調をもたらします。
西洋医学ではあまり水分のことを重要視しませんが、中医学では「津液(しんえき)」といって、その状態を細かく見分けます。

マクロビオティックは東洋医学の考え方が土台にあるので、体内の水分の状態や、水分の摂り方を細かく指導しています。
むそう塾でも、食事日記で水分の摂り方指導を受ける人が多いのはそのためです。

外が高湿度状態なので、体の中はべっとりした湿り気に覆われないようにしましょう。
カラッと晴天状態にしてこそ、外部との陰陽バランスが取れるというものです。

水分は陰性ですから、陰性のものを沢山口にしないこと。
その筆頭格が甘いものです。
甘いものは体の中で保湿してしまいますので、むくみの原因にもなります。

 
 

昨日、鉄火味噌が出来上がりました。
ご希望者はマクロ美風までメールをください

中川さんのコメントを添えておきます。
【中川善博より】
この湿度の高い日にぱらりと軽く仕上げられています。
陽性なのに暑苦しくないむそう塾の鉄火味噌ができました。
多くの体調不良や貧血気味な人の助けになりますね。
お疲れ様。

*   *   *

【注文できる人】
①むそう塾のパスポート取得者
②愛クラス受講者でむそう塾が許可した人

【注文先】
・マクロ美風宛にメールを送る(郵便番号・住所・電話番号・個数を忘れずに)
・ご連絡:マクロ美風が受信後、麗可さんからiMessageまたはTwitterのDMが届く

【一瓶の内容量】
22g

【送料】
原則として無料(1個の場合は別途送料あり)
※事前にご連絡いただければ、教室でお渡しすることもできます。

【代金】
MessageまたはDMに記載

 
 


(中川式鉄火味噌 料理:麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 


(中川式鉄火味噌 料理:麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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