からだ」カテゴリーアーカイブ

玄米ごはんを食べて体調不良になる場合は、その炊き方を疑うべき

「私と玄米ごはんの出合い 46年前の西荻窪」「玄米の排出力の素晴らしさに驚いたマクロ美風の体験」のつづきです。

 
 

私がマクロビオティックを知ったのは、パソコンも携帯電話も使っていないときでした。
その後何年か経ってパソコンを習い、ブログを書き始めるようになりました。
まだまだ玄米に関する情報は少なかったのですが、今ではマクロビオティックや玄米の情報が洪水のように溢れています。

しかし、その中には間違っているもの、不正確なものが多くて、それゆえに体調不良になった人たちがむそう塾にも来られます。
ここで一つだけ確かなことがあります。
それは、体調が悪くなる場合は、その方法が合っていないということです。

一時期は体調がよくなっても、それを続けているうちに体調が悪くなるのも合っていないことになります。
なぜなら、体は嘘をつかないからです。
その方法が合っている場合は、体は快調になり軽く感じられます。

 
 

***

【玄米を炊くには微妙な加減が必要】

では、玄米について考えてみましょう。
玄米は白米のように簡単には炊けません。
もし「簡単」を前面に出していたら、それはあまり体によくない可能性があります。
「白米と同じように炊ける」というのも、本来の玄米のままなら体によくない可能性があります。
だって、白米と玄米は構造が違うのですから。

そういう意味においても、私が白米に玄米を混ぜたごはんを美味しくないと感じたのは、体の声でもあったわけです。
体調がよくなるような玄米ごはんの炊き方は、玄米の特徴をしっかり踏まえたうえで、限りなく白米の炊きあがりに近づけなければ実現しません。

なぜなら、玄米は消化吸収しにくい特徴があるからです。
そのために、今は炊飯器でも炊けるように改良された玄米が色々出されていますが、どれもイチオシできるものがありません。
どちらかというと、避けた方がよいものばかりです。

白米はどのようなお鍋で炊いても、大きく体調を悪くするようなことはありませんが、玄米はお鍋の種類と炊き方によって、天と地ほども差があります。
そして、それがストレートに体調の変化につながるのです。

むそう塾では、長い間食べ続けても体調が悪くならない玄米ごはんを目指し、炊き方も15年間で少しずつ変えてきました。
硬い玄米を白米のような柔らかさにするには、水分・時間・温度・圧などの微妙な加減が必要になります。
しかし、それらがピッタリ揃うと、まさに白米のように消化吸収のよい玄米ごはんが炊きあがります。

このような玄米ごはんなら、長く食べ続けても大丈夫です。
胃腸にやさしい炊きあがりなので、離乳食から高齢者の介護食まで幅広く食べられています。
念の為に書いておきますが、玄米は何も加工していない普通の玄米です。
炊き方次第でここまで可能になるのです。

では、どうしてそんなに大変な思いをして玄米を食べようとするのか?
なんだか振り出しに戻りそうな内容ですが、次は玄米の栄養について考えてみたいと思います。

つづく

 
 

(京都 鴨川の堤防にて 2022.10.27)

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べたもののようになる, マクロビオティックが楽しい♪, からだ | コメントする

玄米の排出力の素晴らしさに驚いたマクロ美風の体験

「私と玄米ごはんの出合い 46年前の西荻窪」の記事のつづきです。

 
 

【玄米の排出力に驚く】

さて、マクロビオティックのスクールで玄米ごはんの炊き方を習って、その炊きあがりが白米に玄米を混ぜたものより美味しいことに嬉しくなった私は、毎日朝5時に起きて玄米ごはんを炊く日々でした。

圧力鍋の高圧で、浸水なしで炊くその方法は、ずいぶん陽性な炊き方でした。
でも、当時陰性だった私には美味しく感じたものです。
一家3人で玄米生活が始まり、子どものおやつまで玄米のおにぎりだったのです。
(よく嫌がらずに食べてくれたなぁ)

主食が分づき米から玄米になって、一家全員の体調がとても良くなりました。
なんといっても便通がよくなったことに驚きです。
夫も私も3か月でそれぞれ10kg痩せました。
そして何より、下半身が強くなりました。
(これはすごいことです)
睡眠時間も5時間でスッキリです。

しかし私は排毒に悩まされることになります。
面白いことに、おへそと手からの排毒が最も強くて、かなりの期間続きました。
これにはちゃんと心当たりがあるので、玄米の排出力に感動したものです。
ところが夫は排毒らしき変化がありません。
どうやら個人差があるようです。

私が20代で野口整体を始めたときも、おへそと手から排泄反応があったので、体ってすごいものだなと改めて思ったものです。
過去の体の履歴をちゃんと修復しようとしてくれるのですから。
私の場合は、母のお腹の中にいたときの薬の影響だと思われます。

 
 

***

【断食とファスティング】

今は健康のことを考える人がとても多くなりました。
それだけ不健康な人が多いからですが、多くの場合は取り入れることを考えがちです。
でも、順序はまず出すことなんですよね。
体内にある不要なものを出すのが先です。
不要なものが出ていって初めて、自分の本当の体を知るのですから。

私はマクロビオティックを知ってから、断食をよく実行していました。
お水だけ飲む断食ですが、今はこの方法だと体が持たない人が多くなりました。
断食して出てくるものを中和させてやる方法ととらないと、著しい体調不良に陥ってしまう場合があるからです。

ファスティングという言葉で、気軽にダイエットとして取り組む方もおられますが、人の体の履歴は千差万別なので、陰陽的に間違いのない対処をしないと危険な場合があります。
外部から取り入れないと、体は中から出して来るわけですが、中から出てきたものはいち早く外に出すのがよいのです。

しかし、玄米は取り入れながら外に出すことができる面白い力を持っている食べ物なのです。
日々玄米を食べることによって、日々不要なものを外に出すことができるのです。
なんて優秀な食べ物でしょうか!
ファスティングをしているわけではないのに、日々ミニファスティングをしているかのような働きが可能になります。

この力が現代人には便利だと思われるので、むそう塾では玄米ごはんをおすすめしています。
次はいよいよ玄米ごはんを炊く方法について触れましょう。

つづく

 
 

(京都 鴨川にて 2022.10.27)

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べたもののようになる, マクロビオティックが楽しい♪, からだ, マクロ美風の体験的マクロビオティック | コメントする

コロナかも知れない人のその後と鉄火味噌

先日「コロナかもしれない人」のために、大急ぎで鉄火味噌を作って即日8個をお送りしました。
しばらく講座ではご無沙汰の塾生さんからでしたが、こんなときにむそう塾を思い出してくださって嬉しかったです。

健康なときには何をしていてもいいのですが、いざ体調不良となったときに、頼れる人や、頼れる場所があったら心強いですよね。
それを自分でできたら便利なのですが、体調が悪いときには大根おろしだってしたくないものです。

マクロビオティックのお手当も色々ありますが、誰かにしてあげるのはいいけど、自分で自分のためにとなると、不便だったりします。
熱が出た場合は、38度を境にお手当の方法が変わります。

「コロナかもしれない人」は、38.4度から平熱に下がって、ホッと一安心です。
ワクチンを接種していなかったそうなので、ややこしいことにならずに済んだのでしょう。
発熱で体力を消耗されたでしょうから、鉄火味噌で、しばらく陽性にもっていくようなお食事をされたらいいですね。

 
 

またコロナ陽性者の数が増えてきたようです。
慌てることはありません。
ワクチンを接種していない方が、体は対処しやすいので、自然に発熱して自然に治ってくれるのを待ちましょう。

体にはそれだけの力があります。
薬よりも確実な力です。
ご自分の体を信じて、堂々と暮らしましょう。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
カテゴリー: 新型コロナウイルス, からだ | コメントする

玄米ごはんと糠漬けで自力排便ができ、むくみが取れて来た体験談

あるむそう塾生(Aさん)のお母さまが、突然脳梗塞で倒れて3月に入院されました。
過去に心臓の手術をされています。

半年間入院されましたが、右手足の麻痺が残り、歩行困難になり、車椅子の状態で9月に退院されたそうです。

Aさんはもともととても玄米ごはんを上手に炊き上げる才能があって、中川さんからも感心されていました。
そして、お母さまは、むそう塾の糠漬けが大好きなのです。
Aさんも糠漬けを漬けるのですが、美味しいもののお味がよく判るお母さまは、中川さんの糠漬けに軍配をあげます。

お母さまが退院されたので、すぐにAさんは「お宝さんDIRECT」で糠漬けを注文されてきました。
お母さまは、入院中は自力で排便できずに、お薬で排便されていたそうです。
ところが、その後に驚く変化が起きます。

Aさんの炊く玄米ごはんと、中川さんの糠漬けを毎日召し上がっていたお母さまは、毎朝自力で排便できるようになったそうなのです!
そうしたら、動かない方の足のむくみが取れて来たそうなのです!

確実に腸内環境が変わって来たのだと想像できます。
すごいですねぇ、食べ物の力って。

これを知った私は、もう、嬉しくて嬉しくて、玄米ごはんと糠漬けを教える教室をしていてよかったと、心から思えました。
私でもこんなに嬉しいのですから、中川さんはもっと感動されていることでしょう。

 
 

これからは、親を介護する立場になる人も多いかと思います。
そのとき、病院や介護関係の力を借りることもあるでしょう。
しかし、お食事の力も大きいので、陰陽に則った食べ方で応援できたら最高だと思います。

むそう塾でお料理を習っている人たちは、引き出しがたくさんあるので、その腕をフルに活かしてほしいと思います。
病院ではダメだったことでも、お食事の改善から道が開かれるかもしれません。

私のマクロビオティックの恩師が、「玄米が入れば大丈夫」と常々おっしゃっていました。
この言葉の重みを改めて感じているところです。

 
 

(玄米 京都府産)

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, 中川式糠漬け, からだ, 体験談 | コメントする

出汁巻き玉子でお子さんのお肌が最高にきれいになった

出汁巻き玉子の練習をされていた塾生さんからのご報告です。

アレルギーがあるお子さんなので、今までベジ食を中心にされていたそうなのですが、出汁巻き玉子を食べるようになってから、お子さんのお肌が最高にきれいになったとのこと。
塾生さんは、「やはりタンパク質が必要だったんですね」と話されていました。

一番出汁のお味噌汁も喜んで飲んでくれるそうです。
出汁パックを使うとバレてしまうのだとか(笑)

日常のポピュラーなおかずとして、出汁巻き玉子の良さを実感していただけて、とてもうれしかったです。

 
 

(出汁巻き玉子 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, 食べたもののようになる, 中川式出汁巻き玉子, 子育て・野口整体・アトピー, からだ | コメントする