こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

伊集院静さんの言葉より もう一度人生をやり直す

私はどうも無頼派に心が踊る性格らしい(笑)
好きな作家もそんな人が多かった。
私の中に流れるそんな一面は、きっと曽祖父や曾祖母の血をひいているのだと思う。
明治の人の精神面は、昭和の人間である私にも影響している。

夫と結婚する前、1冊の本を貸してくれたことがある。
これがまたロマンチストな内容で、私とは相容れない内容だった。
でも、ちゃんと読んで感想を伝えた。
その本の内容を絶賛しなかったから、夫はちょっと寂しそうだったけど。

結婚してから知ったのだが、夫は大学時代に某劇団に所属していて、卒業するまでにデビューできなければ就職しようと思っていたそうだ。
少し話を聞いていると、夫は案外夢見がちな性格だと知った。
そんな話をしたあと、夫のことを「夢見る夢夫さんだから」と言いながら、二人の性格の違いを認識することがあった。

だから、夫と結婚してからの私は、平和に静かに暮らして来れた。
これはひとえに夫の穏やかな性格によるところが大きい。
穏やかというのは、なんと幸せなことだろうか。
貴重な財産だと思った。

 
 

***

先日亡くなった伊集院静さんの言葉で、気になるものがあった。

人が見て陳腐、愚かに見えるものの中にこそ真理が隠れている。
寿命が100歳になろうかという時代です。
サラリーマンは定年からが第二の人生じゃなくて、そこからもう一度人生をやり直すくらいの気持ちじゃないと。

無頼派と呼ばれた伊集院さんの言葉には、時々ハッとする刺激をもらってきた。
75歳になった私も、この「人生をやり直す」という言葉には心を動かされる。
そんなふうに思うと、なんだか勇気や希望が持てるようになって来るから不思議だ。
もっと頑張ってみよう。

 
 

(京都の空 風強し)

 
 
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人生には怒らなければいけない時がある 行動しなければいけない時がある

人生はいつも思い通りにいくわけではない。
ときには、心苦しくても自分の意見を貫く必要がある。
それは自分の人生を守るためである。

相手が親であっても、兄弟であっても、自分の考えの方が正しいと思うときには、その考えを貫こう。
自分が行動すると、相手との陰陽が置き換わるから、こちらが陽性になれる。
陽性になったら、自分の意見を通しやすくなる。

 
 

人間関係で厄介なのが情だ。
なまじ仏心を出すと、それで元の木阿弥ということになる。
だから、「心を鬼にして」という場面もある。

周りの者にははっきり分かることでも、当の本人には分からないことはよくある。
そんなとき、邪魔になるのは「頑固さ」だ。
自分の思い込みで進んでしまうから。

こんなときこそ、陰陽を意識して、存在感のある行動をとりたいものだ。

 
 

(金沢の空 2023.11.20)

 
 
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塾生さんのお部屋探しあれこれ

目的地に早く着いたので、外のベンチで風に吹かれながら更新しましょうか。

昨日は塾生さんのおはるさんのお部屋探しのために金沢へ行ってきました。
サンダーバードに乗るのもとても久しぶりで、こんなに遠いところを丸15年以上も通ってくれているおはるさんに対して、自然に感謝の気持ちが湧いて来ました。
その熱い想いに報いるために、私に出来ることはなんでもしてあげたいと思いました。

人には得意と不得意があります。
なぜかAさんには得意なことでも、Bさんには苦手になってしまう場面はいっぱいありますね。
いや、それが自然というものであって、みんなが同じだったらむしろ不気味です。
ですから、ちょっと私が好きなことを、おはるさんは経験不足なようなので、私がしゃしゃり出てみました。

おはるさんは仕事中だったので、その間に私が不動産屋さんに行って、物件をいくつも見て回りました。
お昼の時間帯にはあちこちを歩き回り、土地による氣の変化も確認しました。
雪国なので、冬の降雪時のことはしっかり考えておかなければなりません。
あるところから、フッと空気の変化を感じました。
これ以上先には住まない方がいいなと思って、引き返しました。

 
 

15時頃からおはるさんと合流して、もう一度内覧です。
これがいいかなと絞り込んだ物件は、あいにく先客が契約にこぎつけてしまいました。
商談中でストップをかけておくのが不動産屋さんのするべきことなのですが、それを忘れていたようです。
しかし、私はそのとき「あ、これはこの物件を借りない方がよい」ということなんだと受け取りました。
おはるさんはがっかりしていましたが、私は「仕切り直しをしましょう」といってその不動産屋さんを後にしました。

その後、おはるさんとお食事をしながら、あれこれお引越しのことについて話をしました。
主に精神面のことです。
そして、帰路のサンダーバードに乗るやいなや、すぐパソコンを開いて検索です。
その検索は日をまわって朝まで続きました。
大胆に発想を変えて、おはるさんの希望とはまったく異なる場所の物件を提案してみました。
もちろん、その理由を詳しくメールにしたためました。

そして、おはるさんは今朝すぐ動いてくれました。
昨日のことがあったからこその行動力です。
内覧も済んで、おはるさんから借りることに決定した旨の連絡がありました。
陽当りも風通しもよくて、さらに眺望も楽しめる物件です。
遠くの山々を眺めると心が落ち着くはず。

ここでおはるさんが心穏やかな日々を過ごしてくれることを、母のような気持ちで願っています。

 
 

(気持ちの良い高松の空)

 
 
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人はどんな環境に身を置くかがとても重要

先日うれしいことがありました。
今はコースをお休みしている塾生さんに久しぶりにお会いしました。
その塾生さんの息子さんが幸せコースに通われているので、授業後教室までいらしてくれたのです。

そのお母さんが話してくれたことの一つに、息子さんのお部屋のことがありました。
「この前、息子の部屋に引っ越ししてから初めて行ったけど、すごーく気持ちがよくて、美風さんが窓を2方面にこだわったのがよくわかりました! 風通しがすごーくよかったんです!」。

そうなんです。
息子さんのお部屋探しのときは、あれこれ幸運が重なって東南角部屋の南向き、窓2方面の物件をゲット出来たのでした。
(そのときの話はこちらの記事にあります)
ですから、息子さんの住まいは大丈夫!
環境に文句なしです。

 
 

***

ところで、人は環境の影響を受けながら生きるので、自分をどんな環境に置くかはとても重要です。
それは住まいだけの問題ではなく、職場や人間関係において顕著に影響します。
多くの人が経験済みだと思うのですが、職場の同僚や上司とよい関係が築けるかどうかは、その人の環境の最たるものです。

よい環境に身を置けたらラッキー!
そうでない場合はかなりエネルギーを消耗することになりますし、場合によってはストレスで病を抱えてしまうような場合もあります。
ですから、自分の周りはベストの環境にして、心置きなく仕事や学業に没頭できるのが理想的です。

できれば自分と同じ波長の人がそばにいると落ち着きますね。
無駄なストレスが減ります。
「朱に交われば赤くなる」という言葉もあるように、環境の影響はジワジワとその人を染め上げていきます。

自分で出来ることは自分で整えて、余力があるなら環境をも変えてしまう意気込みで生きられると素敵ですね。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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明石市の林崎・松江海岸にて 塾生さんと癒やされた一日

今日、秘伝コース修了生(1期)のMさんに会うために、明石市の林崎・松江海岸に行ってきました。
同じく秘伝コース1期生のおはるちゃんも一緒です。
Mさんは仕事のことで変化があったので、気の許せる仲間と話す時間も必要かなと思ったのでした。

なにか生活に変化があったときには、こうして連絡をくれる塾生さんなので、まるで家族のような気持ちで接しています。
私の勝手な選択で、海の見えるカフェでランチをいただいて、食後は海岸でおだやかな波を見つめながら癒やされました。

海っていいですねぇ。
青空っていいですねぇ。

海を眺めていると、細かなことより、これからのことに氣が移るのが自覚できますね。
人生の大海原は、いろんな波を送ってきますが、私たちには陰陽の羅針盤があるから大丈夫です。
グイグイ進んで行きましょう。

 
 

(林崎・松江海岸にて)

 
 

ここは夕陽が美しいところだそうです。
今度は夕陽を眺めてみたいなと思いました。

あ、そうそう。
海の見えるカフェは、「no.13」(サーティーン)という名前です。
1階がカフェ&レストランで、2階が一日1組限定のホテルになっています。
今回はロケーション優先で選びました。

 
 
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