こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

【井上正康】打った人が逃げ切るための最善策 のご感想より

塾生さん(以下Aさんとする)からメールをいただきました。
昨日ご紹介した【井上正康】打った人が逃げ切るための最善策の動画を観てくれてのご感想です。
説得力ある井上先生のお話は、ご家族やお知り合いの人にも知っていただけたらと思って、記事にしましたが、そのとおりになって嬉しいです。

 
 

<Aさんのメールより>  抜粋

ブログでご紹介いただいた動画を昼休み
帰宅後と観ました。

家族にも早速
外で歩く事、おしゃべりする事、唾液、発酵食品と
伝えました。
接種を後悔してる大切な友人にもこの動画を伝えます。

この免疫力アップ方法は、
むそう塾に通学する事まさしくそのものですね!

遠方まで出向くので必然的に外に出て
おいしいものも発酵食品も食べて、学んで大笑いして、、。
そして本来の人間らしい喜びだと。

今この時を生き抜くためのエネルギー補給の場を
ありがとうございます。
何ものにも代え難い濃くて充された時です。

人間らしく生きること、それが,免疫力アップ
なんですね。

井上先生のお話、説得力があって聞き入りました。
ありがとうございます。

 
 

***

2020年の2月からずっと一貫して訴えてきたことが、こうして井上先生のお言葉を通じて塾生さんに納得していただけました。
特に「人間らしく生きること、それが,免疫力アップなんですね。」という文章がすべてを表していると思います。

あれこれ細かく考えるより、人間が本来持っているセンサーを頼りに生きている方が、案外免疫力アップにつながるということですね。

むそう塾はお料理だけでなく、免疫力を高めるためのノウハウをいっぱいお伝えして、教室でもそれを実行していました。
これからも、皆さんの免疫力を落とさないよう、応援させていただきますので、一緒に頑張りましょう!

 
 

(京都 瓢亭 2022.9.20)

 
 

美しい景色を眺めることも、美味しいものをいただくことも、ホッとすることも、笑い合うことも、全部免疫力アップになります。
当たり前と思っていたことは、実はすごく重要なことだったと気づけた2年8か月の日々でしたね。

 
 
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マクロビオティックの陰陽を参考にして免疫力を高めましょう

マクロビオティックは「食べ方」だと思われていることが多いのですが、私はむしろ精神面での影響の方が大きかったです。
マクロビオティックの一部分である、極端な食べ方が取り上げられて、それが独り歩きしてしまった結果が現在の姿でもあります。

でも、本来のマクロビオティックは、未来を切り拓いていくエネルギーをも生み出せる、「考え方」でした。
「食べ方」は、よりよい生き方をするために、まずは健康になることを目指したものであり、提唱された当時にはとても合っていたようです。

しかし、時代が進んで、人々が常に口にするものは大きく変わって来ました。
食料が豊富にあっても、不健康な人は増え続けています。
これは明らかに「選び方」と「暮らし方」に問題があるわけです。

私たちの意識が、少しだけでも東洋的な面に関心をもって、「陰」と「陽」の考え方を知ったなら、今後の人生が大きく変わってくるでしょう。

マクロビオティックは東洋的な考え方をベースにしているので、免疫力がものをいう今の時代にはぴったりです。
「陰」と「陽」の視点では、ストレスは間違いなく免疫力を下げます。
何を食べるかも大事ですが、ストレスを限りなく減らすことの方が免疫力のためには重要なことです。
ここを意識して暮らすだけでも、あなたの人生は変わりますよ。

 
 


(京都 東山の空 2022.9.4)

 
 

気持ちはいつも晴れやかに。
きょうも穏やかな一日となりますように。

 
 
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マクロビオティックでは陰性も大事にね 便秘の人へ 

先日「マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題」という記事を書きました。
その後Aさんとメールでやり取りをしているのですが、マクロビオティックで最初に入り込んだ知識が邪魔をして、なかなか陰性を取り入れることに躊躇されています。
ご本人なりに今まで努力されていたのですが…

すごくよく分かります。
怖いんですよね。
今まで頑張って来たことが無駄になってしまうようで。
私にも一時期そういうことがありましたから、とても理解できます。

そういう時って、頭で食べているんですよね。
あれは陰性、これは陽性って分類して。
でも、体が本当に求めているものを食べるのが本来のマクロビオティックであることに思いが至れば、解決への道は開かれます。

今日いただいたメールに次のような文章がありました。
本当は、ほわほわしたパンのようなものにバターをたっぷり付けて食べたいのですが
腸によくないかなぁと我慢しています。米粉パンなら少しましかなと焼いてみました。
食べながらこういうものが今は欲しているのかと泣きながら食べました。

Aさんはまだ強い玄米信仰があるので、このようになったのでしょう。
そして、小麦粉は腸に悪いという知識が入っているのでしょう。

でもね、食べ方次第ですよ。
Aさんはガリガリに痩せておられるそうですが、それは腸から栄養分をうまく吸収できていないものと思われます。
ですから、そんな腸に小麦粉は厳禁と思われたのでしょう。

間違いではないですが、その知識に振り回されるととても悲しく、味気ない食生活になったりします。
メールに書かれていたように、ほわほわした陰性をAさんは求めていたわけですから、思い切ってバターを塗って召し上がったらよいと思います。
バターは動物性だからと敬遠することなく、良質の栄養源として使われたらよいのです。

バターにはビタミンAやDをはじめ、カルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも入っています。
とても大事な栄養素が揃っていますし、消化しやすい状態なので、腸がお疲れのAさんにはおすすめです。
ほうれん草のバター炒めなんて簡単で栄養的にもバッチリですよ。

油分は陰性ではありますが、エネルギー源であることも忘れないで、上手に取り入れてほしいなあと思っています。

 
 

(茄子の油焚き 中川さんのブログ記事より)

 
 

陰性の代表にあげられる茄子ですが、油との相性がとてもよいので、こんなふうに煮物にして召し上がるのもよいですね。
こちらのお料理は、胡麻油と昆布出汁で炊いてありますが、出汁はお好みで変えてもかまいません。
美味しく感じるお味に仕上げましょう。

 
 
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マクロビオティックの陰陽で夜間の頻尿改善を考えてみよう

「マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題」の記事では、マクロビオティックで陽性にしすぎて頻尿になったAさんのことを書いた。

マクロビオティックで陰性と判断された人は、陽性の食材や陽性の料理方法にする人が多い。
しかし、それを続けて調子がよくなったら、そのあたりから中庸の食事にする必要がある。
中庸の食事とは、陰性にも陽性にも偏らない食材や料理方法のことをいう。

たとえば陰性だった人でも、陰性な食材をことごとく排除するのではなく、料理方法を中庸にして食べればよいのだ。
中庸にするには、調味料や熱や時間で調整する。

 
 

さて、頻尿のことだが、マクロビオティックではトイレの回数が多い場合は陰性と判断する。
しかし、夜間にトイレに起きるのは陽性と判断する。
人間は寝ている時間帯はトイレに行かなくてもよいのが普通であって、その間に起きるというのは、それだけ膀胱がかたくなって、しっかり尿を溜めるだけの柔軟性がないからである。

ということでAさんは、膀胱がかたくなっている状態なので、一定期間塩分を抜くお食事をするのがいい。
つまり陰性なお食事にするのだが、改善が見られたらそこから先は中庸にする。
この見極めが大事である。
ただし、塩分抜きの食事は危険なので長期間続けないこと。

 
 

なお、Aさんは玄米を召し上がっているそうだが、体調が落ち着くまでは白米の方がよいと思う。
何しろ精神面への影響が大きくて、お通じが形にならないほど腸が弱っているからだ。
そんなに胃腸が弱っていたら、考え方も積極的なことは考えられない。
事実Aさんは「今の世界から消えてしまいたい」とメールに書かれていた。

マクロビオティックの良いところは、たとえ肉体が病気に侵されていたとしても、精神面は元気でいられる考え方なのだが、そこが全然機能していないようだった。

Aさんは長年介護をしていた身内を失って、燃え尽き症候群状態なのだが、ここを脱するためにも心身をやわらかくする陰性が必要だ。
そして、ある程度やわらかくなったら質の良い動物性も摂って、これからはご自分のための人生を歩まれることを願っている。

 
 

(万願寺唐辛子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題

ある人(Aさんと呼ぼう)からメールがあった。
マクロビオティックを学んだことがあって、今も玄米ご飯を召し上がっているという。
体調不良で将来にとても不安を感じておられた。

Aさんの体調不良の原因は、一言でいうなら塩分のとりすぎである。
古いマクロビオティックでは、陽性にすることが良いと思われていて、そのままの教えを今も続けておられるようだ。

長い間腎臓に負担をかけて来られたようで、夜中にトイレに起きるそうだ。
これは塩分を強くして陽性になることを推奨したマクロビオティックの弊害である。
昔、栄養失調で陰性な人が多い時代のことだ。
しかし今は違う。

Aさんはマクロビオティックの学校に行って、「あなたは陰性だから陽性な食事を摂るように」と言われたのだろう。
それを何十年と続けてしまったAさんは、「ちょうどよい」時を通り過ぎてしまって、今は精神面まで混乱していた。(これも問題)

陽性の強い食事にしても、陰性の強い食事にしても、極端な方法は一時期はよいとしても、長く続けるべきではない。
調子がよくなったなと思ったら、そこで陰陽バランスの取れた食事に戻すべきなのだ。
しかし、多くの人がこのタイミングを見誤る。
なぜなら、調子がよいからだ。

ここが落とし穴。

「マクロビオティックの陰陽で夜間の頻尿改善を考えてみよう」につづく

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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