マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

すべては「宇宙の秩序」のもとに存在している

Facebookではその日の過去の記事が自動的に出てくるのですが、今朝の過去記事は私には珍しくメモのような記事でした。

「宇宙の秩序」からはずれたものは、この世にも、あの世にもない

「宇宙の秩序」からはずれたものは、この世にも、あの世にもない。

実は全部が「宇宙の秩序」のもとで存在しているから。

このことに気づけば立派にマクロビオティックを理解したことになる。

だから、マクロビオティックは排除一辺倒ではない。

*   *   *

このことは、食べ物にも、人間関係にも、仕事にも、生き方にも当てはまります。
何かに迷うことがあったら、いつもここに戻って来ましょう。
必ず答えが出ます。

 
 

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京都モダンテラス

 
 

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マクロビオティックの陰陽を人間関係に活かそう

物事は何でもそうですが、本人がそのことを求めている時が一番効果的に吸収できるし、効率よく進んで行きます。
反対に本人にその気がないときは、いくら外野が口うるさく言ってもいっこうに効果が出ません。
マクロビオティックもまったく同じで、本人がマクロビオティックの考え方やお食事方法に興味を持たなければ、まったく厄介な存在でしかありません。

世の中には良いと思われることが沢山ありますが、それを採用するかどうかは巡り合わせですね。
つまり、出会った時にそれを必要としているか否かなのです。
ですから、ご縁のあったものだけを丁寧に紡いで行けば良いと私は思っています。
必要な時にはベストのタイミングで大切なものにご縁がつながればそれで良いのですから。

ところで、そのベストのタイミングですが、ことごとくタイミングを外してしまう人もいます。
そういう人を見ていると、もう「業」としかいいようがありません。
うまくタイミングよくご縁を引き寄せられるようになるには、自分の心が整理整頓できている必要があります。
自分がゴチャゴチャのままだと、それに似た波動のものを引き寄せますから当然ですね。
もうそこは陰陽そのものです。

私も過去にそんな経験があります。
そんな日々に嫌気がさしたので、思い切って周りの環境を変える決断をしました。
それは人間関係の整理整頓でした。
そこから本当の私になれた気がします。
それまでは他人の気持ちを優先しすぎていたかなと思います。

当時はマクロビオティックも知らないし、もちろん陰陽も知らないのですが、今にして思うと陰陽の流れに逆らっていない方向に軸足を移していたんだなと思います。
陰陽って自分の人生を考えるときには大いに役立つと今なら思えるのですが、当時は感情を優先して判断していたため、行き詰まることがあったのでした。

*   *   *

2年前の記事に「お弁当の力(玄米が嫌いだと言っていたのに食べてくれた!)」というのがあります。
塾生さんのお母様が、玄米ご飯のお弁当を「ご飯があまくて美味しかった」といって召し上がってくださったというのです。
そこに至るまでこの塾生さんは親子関係のことでちょっと悩まれていたので、親子関係を少し陰性にするようアドバイスをしていたのでした。

親子関係を陰性にすることは、親不孝をすることとは違います。
少し距離を置いて風通しを良くするだけです。
その陰性があってこそ、お弁当という陽性の氣が心に沁みるのです。
マクロビオティックの陰陽は、食べ物だけに当てはめるのではなく、人間関係に活かすと物凄く生き方が愉しく充実してきます。

そして、自分の進むべき道に迷うことなく決断を下せます。
これがマクロビオティックの考え方の一番素晴らしいところですね。
そんな自分になるために、日々のお食事が重要な鍵を握るのです。

 
 

賀茂茄子を揚げたところ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(賀茂茄子を揚げたところ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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マクロ美風のブログが12年目を迎えるにあたって

2005年8月15日。
この日から私はブログを始めました。
最初の記事は「大森英櫻先生に捧ぐ」でした。
その次は「ハンドルネームの決定」です。
そこにもありますように、私がブログを始めようとした直前に恩師の大森英櫻先生が亡くなりました。
そこで私は「風」を意識してハンドルネームを決めたのでした。

今では「マクロビ」という言葉も好き勝手に使われている感じがしますが、マクロビという言い方は某教室が商標登録をして使われているので、私は途中から使わなくなりました。
私が書く内容とその教室の指導内容とでは若干の違いがあるため、記事内容の混乱を避けるためです。

明日からこのブログは12年目に入ります。。
よくもまあほぼ毎日記事を書き続けてきたものだと思います。
でも、ちっとも飽きることなく、ますます面白くて書きたいことが列をなして待っている感じです。
今では授業の日数が多いため、なかなか思うように更新出来ないのですが、サイトの方とブログの方で毎日何かしら書いています。
<サイトの記事>
マクロビオティックの盲点
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*   *   *

8月15日は私には忘れられない特別な日です。
大好きな父が、戦死した戦友を想って長い間黙祷を続け、頬に涙が伝うのを子供の時から見ていたからです。
普段は一切戦争の話はしない父でしたが、8月15日だけは特別の父でした。
父の死に想う(2)  2005.10.6

今なら父と話したいこともいっぱいあるのですが、それも叶わぬ今となっては、せめて次世代に父と同じような空白の人生が入り込まないように、どんな時代になっても生き抜けるように導いてあげたいと思います。

どうか日本が戦争に突入しない国でありますように。

 
 

マスカットのみぞれ和え マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(マスカットのみぞれ和え 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックの考え方と甘いもの耐性

私ね、いつも思うんです。
本当に人ってそれぞれだから、これっていう健康法はないよなぁって。
甘いものを食べて煙草を吸って、お食事に無頓着でも100歳まで生きる人もいるし、お食事をはじめとしてあらゆることに気をつけていても早くに亡くなる人もいるし。。。
これは持って生まれた寿命といってしまえば身もふたもないけれど、最大公約数的な健康法はあると思うのです。
しかし、その健康法に夢中になるのもいかがかなと思います。

というのは、人間って気にすれば気にするほどそのことに氣が集注してしまって、その集注したところに別の変化を生み出すからです。
野口整体で「愉気」というのがありますけど、あれはまさしく愉しい氣を集注させてその部分を良い方向に導くわけですが、じゃ、心配の氣を集注したらどうなるか?
ここですね。
健康法というのは、下手をすると心配を注入することになりかねないので、健康に無頓着な方が良かったりするわけです。
氣を集注するなら必ず愉快な氣を!

*   *   *

ところで人それぞれですから当然甘いもの耐性が強い人と弱い人がいます。
私はかなり甘いもの耐性が弱いです。
ですから、フルコースの最後に出てくる甘いものは限りなく不要です。
でも、たま〜に体に悪い甘いものを食べる時があります。
そんな時には直後に必ずミネラル補給をして体を応援してあげます。
自分の弱点を知っているから。

今は甘いものが過剰に出回っていますから、マクロビオティックを知っている人なら敬遠してしまうような甘いお菓子を平気で食べている人が圧倒的多数です。
そういう人たちのうち、甘いもの耐性の弱い人は体調が思わしくない日が来ることになったりしますので、そういう時にはその甘いものを止めてみましょう。
それでかなり体調が上向くことが多いです。

世の中にはストレス耐性の強い人と弱い人がいますが、それと同じように甘いもの耐性も個人差が著しいです。
まずは自分の体の特徴を知って、過保護にならない程度にさりげなくフォローしておくことが過集注にならない健康法かと思います。
しかし甘いものの摂取には誰しも甘くなってしまう傾向があります。
それほど甘いものは魅惑的なんですね。

今年の「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」を受講されたかたは、甘いものの力に身震いされたかと思います。
体の中ではあれと同じことが起きているのです。
そんなことを思い出すと甘いものへの認識は変わりますよね。
あれから新人さんも増えたので、また開催してあげたほうが良い講座ですね。
「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」も開催してあげたいな。
関連記事:「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」を終えて

*   *   *

あ、そうそう。
先日の愛クラスに来られた新人さんで、毎日お食事の直前に250ccの野菜ジュースを飲んでいるという人がいました。
「癌患者には生ジュース」がお約束だと思っていたそうですが、癌にも陰陽があるし、飲む人の体質にも陰陽があるので、判で押したように生ジュースが良いとは言い切れません。
そのように指導している癌患者さんに人気のクリニックも知っていますが、マクロビオティックの陰陽で考えるとゾーッとする指導法も含まれています。

さらに午前11時までにお水を2リットル飲むようにヨガの先生から言われたとか。
いやもう勘弁して下さいと言いたいです。
この記事の最初に書いたように、人の体は個人差が大きいのです。
画一的な指導法はむしろ危険ですらあります。

親とお子さんが同じものを口にして良いのかどうか、男女の体質や体調を観察して、それぞれ口にするものが違って良いのが当たり前であることを知ってほしいです。
そんな「食べ分け」でも健康になることが出来るんですよ。

 
 

中川式玄米ご飯と中川式鉄火味噌 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(息子の炊いた玄米ご飯に鉄火味噌をかけたマクロ美風のある日の昼食)

毎日玄米ご飯にごま塩をかけて食べていると、甘いものが止められないどころか増える人がいます。
私は鉄火味噌が好きなので、時々こうして鉄火味噌をかけてシンプルなお食事にすることがあります。
でも、鉄火味噌をかけ過ぎると甘いものが欲しくなりますのでご注意くださいね。
陰陽ですねぇ。

結論としていえることは、玄米ご飯を食べると甘いものへの欲求が減りますので、主食を玄米ご飯にしておくと、甘いもののコントロールが容易にできるようになります。
玄米(白米も)に含まれる炭水化物の糖質があるからですね。
玄米に含まれる糖質はお菓子に使われる砂糖類と違って、繊維質も一緒に摂っているので体への負荷が異なりますからご安心ください。
すべて陰陽バランスの問題なので、甘いものが止められないからといって、あなたの意志の弱さのせいにはしないでくださいね。

 
 

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マクロビオティックの料理教室も変わってきましたね

むそう塾が動物性のメニューもカリキュラムに入れてマクロビオティックの料理教室をスタートしたのは丸8年前。来月からは9年目に入ります。
当初は「マクロビオティックの料理教室なのに動物性のお料理を入れるなんて!」という声もありました。
でも、日本の伝統料理を伝える目的もあったため、どうしても動物性のお料理も外せないと考えていました。
そして、動物性をかたくなに拒否して体調の悪い人を多く見ていたので、本当の陰陽バランスを伝えたいとも思っていました。

2004年の5月、山梨県小淵沢に「クシ インスティテュート オブ ジャパン」が出来て、日本での普及活動が始まると一気にマクロビオティックの様子が変わり始めました。
雑誌でもマクロビオティックが取り上げられるようになり、それとともに誇張されたマクロビオティックが拡がり始めました。
それまであった食養イメージのマクロビオティックから、華やかでお洒落なイメージのマクロビオティックへとチェンジし始めました。

しかし、東京の日本CI協会や大阪の正食協会は依然として従来どおりの教え方を続け、同じマクロビオティックの名のもとに二つの流れが出来たのです。
どちらかというと地味なマクロビオティックより華やかさを伴うマクロビオティックを実践する人が増えて、その辺りから体調が思わしくない人が増え始めました。
もちろん、体調が良くなる人もたくさんいたのですが、マクロビオティックをする前より体調が悪くなった人も増えました。

そんな状態を見て、私はブログで発信しつつ駆け込み寺(むそう塾)を作ったのですが、2004年から12年あまり経って、そろそろ指導者たちも気づき始めたようです。
塩分に頼りすぎたり、塩分を減らし過ぎたり、油を使いすぎたり、油を控えすぎたり、動物性を邪食といって避けすぎたり、指導者たちがもうゴチャゴチャになっていたのですが、やっと最近になって動物性をメニューに取り入れるマクロビオティックの教室が出始めました。
昨年あたりから一部にその動きが出始め、今年はあちこちにその動きが広まっている感じです。

いいじゃないですか。
日本人が鰹節を否定してどんな良いことがあるのでしょう?
日本人とお刺身を切り離してどれだけ幸せな家庭が増えるのでしょう?
笑顔で食卓を囲める家族と、旬の食材がそこにあれば、それだけでいいじゃないですか。

マクロビオティックが逆輸入されてきて一昔経ち、やっとこれから次のステップに進めそうな時代になりましたが、頭の硬い指導者は未だに古いマクロビオティックにしがみついているかもしれません。
しかし、マクロビオティックの細部は常に変わりつつあるのです。
それは対象の陰陽が変化しているから、対応(指導)も変化させなければならないのです。
大枠のマクロビオティックは普遍ですが、細かな調整は必要になります。
それらのことにあちこちの料理教室が気づき始めたことが嬉しいなと思っています。

 
 

ラタトゥイユ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(ラタトゥイユ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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