物事は何でもそうですが、本人がそのことを求めている時が一番効果的に吸収できるし、効率よく進んで行きます。
反対に本人にその気がないときは、いくら外野が口うるさく言ってもいっこうに効果が出ません。
マクロビオティックもまったく同じで、本人がマクロビオティックの考え方やお食事方法に興味を持たなければ、まったく厄介な存在でしかありません。
世の中には良いと思われることが沢山ありますが、それを採用するかどうかは巡り合わせですね。
つまり、出会った時にそれを必要としているか否かなのです。
ですから、ご縁のあったものだけを丁寧に紡いで行けば良いと私は思っています。
必要な時にはベストのタイミングで大切なものにご縁がつながればそれで良いのですから。
ところで、そのベストのタイミングですが、ことごとくタイミングを外してしまう人もいます。
そういう人を見ていると、もう「業」としかいいようがありません。
うまくタイミングよくご縁を引き寄せられるようになるには、自分の心が整理整頓できている必要があります。
自分がゴチャゴチャのままだと、それに似た波動のものを引き寄せますから当然ですね。
もうそこは陰陽そのものです。
私も過去にそんな経験があります。
そんな日々に嫌気がさしたので、思い切って周りの環境を変える決断をしました。
それは人間関係の整理整頓でした。
そこから本当の私になれた気がします。
それまでは他人の気持ちを優先しすぎていたかなと思います。
当時はマクロビオティックも知らないし、もちろん陰陽も知らないのですが、今にして思うと陰陽の流れに逆らっていない方向に軸足を移していたんだなと思います。
陰陽って自分の人生を考えるときには大いに役立つと今なら思えるのですが、当時は感情を優先して判断していたため、行き詰まることがあったのでした。
* * *
２年前の記事に「お弁当の力（玄米が嫌いだと言っていたのに食べてくれた！）」というのがあります。
塾生さんのお母様が、玄米ご飯のお弁当を「ご飯があまくて美味しかった」といって召し上がってくださったというのです。
そこに至るまでこの塾生さんは親子関係のことでちょっと悩まれていたので、親子関係を少し陰性にするようアドバイスをしていたのでした。
親子関係を陰性にすることは、親不孝をすることとは違います。
少し距離を置いて風通しを良くするだけです。
その陰性があってこそ、お弁当という陽性の氣が心に沁みるのです。
マクロビオティックの陰陽は、食べ物だけに当てはめるのではなく、人間関係に活かすと物凄く生き方が愉しく充実してきます。
そして、自分の進むべき道に迷うことなく決断を下せます。
これがマクロビオティックの考え方の一番素晴らしいところですね。
そんな自分になるために、日々のお食事が重要な鍵を握るのです。
（賀茂茄子を揚げたところ 料理：京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾）
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・陰陽を感じる日々の暮らし
美風さん、こんにちは。
お忙しい中、記事を載せてくださりありがとうございます。
ちょうどここ数日、人間関係について考えていたところでした。
体調が回復してから、昔からの友人数人と連絡を取っているのですが、
とてもいごごちの良い友人となんだかしっくり来ない友人がはっきりしてきたのです。
私は人の顔色を窺いすぎて無駄に気を遣う性格なので、なかなか親しい友人ができにいのですが、そんな中でいい意味で人間関係の風通しを良くする時が来たのかもしれません。
親子関係においても、物理的に距離を置くこと(転居)で、良い陰性が働いたのかもしれません。
この環境と、学べること、協力してくれる家族に感謝して良い氣を発していけるよう頑張ります！
かのんさん、こんばんは。
人間関係って風通しが良くないとスムーズに流れないんですよね。
ということは、人間関係のために悩む時間が増えたり、調整のために時間を要したり、はたまた心を痛めたりするわけで、精神的にスカッとしないことになります。
このモヤモヤ感が陰性でとても氣が悪いですよね。
２４時間のうちにこんな時間が入り込むと、他の事柄にも影響してしまうことがあります。
ですから、いつも快晴の心でいられるために、人間関係は常に風通しをよくしておきましょう。
お友達の整理はあって当然ですね。
年月の経過とともに、それぞれの陰陽が変化するので、当然のことながらかのんさんとの陰陽関係も変わってくるからです。
いつも最高の状態を生み出してくれる人間関係に整えておきましょう。
美風さん、こんばんは。（かなり個人的な内容になってしまうので匿名希望でお願いします。）
ここ数年で人間関係の整理しました。
そしたら友達はほとんどいなくなりました。
合わないんです。呼吸、波長が。
笑いのツボも一緒だったのに、全然合わない。
一緒にいても緊張してリラックスできない。
友達を「整理」してもいいのか、悩みました。
自分が冷たい人間のような気がして、いいのかなって。
ここ数年、自分を変えることに意識を向けました。
今までしてきたことをやめること。
一つ思い浮かんだのが、いい人をやめることでした。
他人に軸があって自分に軸がなかったな、と思いました。
嫌なことされると、今までは
自分が悪いんだ
と思ってました。
最近は自分が不当な扱いされたら、顔や行動に出すようにしました。
傷ついたら傷ついた、と言えるようになりました。
いい人で上手くいかなかったので、いい人を止めることにしたんです。
（ずっと思ってたことがあって、多少、我が儘な人のが人生上手くいってると）
そしたら前の職場より、条件のいい職場の紹介がきました。
偶然かもしれませんが、私のしたことは間違いではなかったんだと思います。
整理する際、元友人たちを傷つけてしまったのが心残りです。
自分が思っていること正直に話したら、ひどいと言われました。（私から言わせればひどいのはどっちよ！という感じですが、、、まぁお互い様ですね。）
友人というより、長年疎遠だった人たちから来た連絡が、結婚や出産などお祝いごとばかりなんです。お祝い要員のような気がして。
言葉の端々に独身の私を見下してる感もあるし、中途半端な関係の人たちとは切りました。
今思えば一人が嫌で無理やり友達を作ってた気がします。
だから、今は友達を作ろうとしない、無理に合わせない、好かれようとしない。
自分を変えるのって勇気がいります。
環境も変わってくるし、人も変わってきます。
自分の良心(だと思っていたこと）が痛んだし、内心ビクビクします。
自分が悪いのか他人が悪いのか、客観的に見ることも必要ですし。
長文になってしまいましたが、ここ数年思ってたことを美風さんが取り上げてくださったので、コメントしたくなりました。
ありがとうございました。
匿名希望さん、初めまして。
コメントをありがとうございました。
＞ここ数年で人間関係の整理しました。
＞そしたら友達はほとんどいなくなりました。
それは本当の友達ではなかったのかもしれませんね。
友達って人数が多ければ良いわけではありませんので、それでも良いのではないでしょうか。
＞合わないんです。呼吸、波長が。
＞笑いのツボも一緒だったのに、全然合わない。
＞一緒にいても緊張してリラックスできない。
きっとあなたの価値観が変わって来たのでしょうね。
人生にはそういうことがあります。
＞自分が思っていること正直に話したら、ひどいと言われました。
あ〜、真面目に話されたのですね。
そういう時には自然にフェードアウトするのが無難です。
ずるいようですが相手を傷つけない方法です。
＞自分を変えるのって勇気がいります。
そうですね。
あなたには決断力や実行力があったからこそ、環境の変化をみずから引き寄せられたのです。
そのことに自信を持って、これからも風通しの良い人間関係を構築されたらいいですね。
ストレスやロスタイムが減ります。