糖尿病や低血糖状態と果物ジュースのこと

当たり前のことですが、世の中にはうっかり勘違いしている人がいるので念のための記事です。
たとえば「みかん」はご存知のとおり果物ですから、皮も果肉も果汁もあります。
それをフレッシュジュースにしようと思って絞ると、あれれ?これだけ?というくらい1個から絞れる果汁は少ないのです。
それで、何個も絞ってやっとコップ1杯分が出来ることになります。

そのみかんジュースを、コップに1杯一気に飲み干すと、どうなるか?
血糖値が上がり始めます。
ですから、低血糖状態になった時には、みかんジュースを飲む方が効果的なのですが、そうでない時にはジュースは飲まない方が良いのです。
果物を食べる人は、糖尿病のリスクが下がると言われますが、それは繊維質のおかげだったわけですから、面倒臭がってジュースで代用しないようにしましょう。

なお、血糖値を上げるのに最も効果的なのはカンタロープメロン(赤肉腫のマスクメロン)ジュースです。
もともと甘い果物ほど血糖値を上げやすいということですね。
もし、あなたの周りで低血糖状態になった人がいたら、迷わず甘い果物のジュースを飲ませてあげてください。
大急ぎで。

下のネーブルオレンジジュースも美味しいですが、お試しセットで購入されて、その人の体質に合うジュースを選ばれるのも良いかと思います。
なお、低血糖の応急処置として飲む場合以外は、ジュースはお好みに合わせて氷などで薄めることをおすすめします。
うんと陽性な人は、炭酸水で割ると美味しく感じます。

 
 

【ネーブルオレンジジュース】

【無茶々園ジュースセット】

 
 

+ – + – + – + – + – + – +

【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
中川式糠床のご注文方法(2018年度の場合)
2018年 中川式糠漬け(じゃい安Direct)のご注文方法
中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ パーマリンク

コメント

  1. えりんこ より:

    美風さん、おはようございます。
    昨日はタイムリーな記事をありがとうございました。
    低血糖という言葉は聞いたことがありましたが、実際どういうものかはよく知らなかったので、脱力して意識が遠のく子供に、ただただ呼びかけることしかできませんでした。
    これからは早寝してしまったときなどは食事のタイミングに注意し、このジュースともうまくつきあいながら過ごしたいと思います。
    それにしても子供は悪くなるときも良くなるときも、早いですね。

    そしてジュースの飲み方のお話!目からウロコでした。
    いつもお教室で「ずいぶん氷を入れて飲むんだなぁ、冷えないのかなぁ」と密かに思っておりましたので(笑)、薄めて飲むほうがいいと勉強になりました。
    ありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      えりんこちゃん、こんばんは。

      昨日はビックリされたことでしょうねぇ。
      すぐ救急車を呼んで正解だったと思います。
      子どもは小さいだけに、すぐ反応するんですよね。
      でも、大人でも低血糖になったら、すぐ対応してくださいね。

      >「ずいぶん氷を入れて飲むんだなぁ、冷えないのかなぁ」

      氷は薄めるためもありますが、冷やすと甘味が増すので、そのためでもあります。
      中川さんや麗可ちゃんがジュースを飲む場合は、クールダウンが目的なので、少し冷える方が良いのです。
      私の場合は口の中で転がして、ぬるくなってから飲み込みます。
      そうすると量が少なくて済み、体の負担にはなりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です