子どもがご機嫌でいられる環境が増えるといいですね

緑の綺麗な季節になりました。
人は緑に癒され、精気をもらえます。
そこには樹木や草花のもつエネルギーがあるから。
樹の中には人間よりはるかに寿命の長いものがあるので、そのエネルギー差はとても大きいですね。

(京都 木屋町通にて)

桜の散ったあとには次々と新芽が顔を出し、その近くではツツジが出番を迎えています。
ツツジは北から南まで種類も多く、ずいぶん広い範囲に分布していますが、その寿命の長さは案外忘れられているかもしれません。
環境に恵まれれば、800年以上も生きるそうですよ。

(京都 鴨川にて)

先日も信号待ちをしていたら、民家の庭先のツツジが目に飛び込んで来ました。
思わず「懐かしい!」と口にしてしまいました。
それは、北海道の実家の庭先にあったツツジと同じ種類だったからです。

*   *   *

小学生のころ、長い冬に飽きていた私は、桜やツツジの枝を折って室内に活け、蕾が膨らんでくるのを毎日眺めていたものです。
もっと寒い時には、雪を掘って福寿草探しをしていました。
静かに春を待っている草花には申し訳ないことをしてしまいましたが、子供心に自然界のエネルギーがほしかったのかもしれません。

子どもは総じて外遊びが好きです。
夏の暑いときも、冬の寒いときも、外に出ると機嫌が良くなる子どもがほとんどです。
子どもは「ぐずる」ことによって、「違うよ」ということを大人に教えてくれているのかもしれません。
大人がよかれと思ったことでも、子どもにとってはいやなことになってしまうのもよくあることですが、暮らしぶりもまたその対象になっていることでしょう。

子どもがご機嫌でいられる環境。
それは大人にとっても心地よい環境なはず。
そんな環境が増えて、子どもたちも増えてくれたら嬉しいなと思ったことでした。

 
 

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