マクロビオティックの指導現場から(動物性のこと) 

むそう塾 マクロ料理教室

(リマ新宿店にて)

昔はこのような商品は並んでいなかったなあ・・・。
これらの商品が並ぶようになった経緯には複数の理由があるけれど、販売の現場ではこうして消費者のニーズに応えている。
でも、マクロビオティックを啓蒙する人たちは「動物性抜き」を原則として主張する。
しかし、マクロビオティックの理念が一人歩きしているため、動物性を排除するのがマクロビオティックだと信じて疑わない人がいっぱいいる。
体調が悪くなっても、陰陽バランスが崩れているのに気づかず、マニュアル料理を繰り返してどんどん健康から遠ざかっている人もいる。

マクロビオティックは原則として禁じている食べ物はない。
もし体調が悪いなら、避けると良い食べ物があるよと教えているのだ。
その「避けると良い食べ物」がグーンと全面に出てしまって、どんな体調の人にも適用してしまう人が出てくるからおかしなことになるのだ。
ちょっと常識で考えたら分かりそうなことでもあるのに。

海に囲まれた日本で、鰹節くらい食べるのは当たり前じゃないか。
物にはすべて陰陽両面があるのだから、片方だけを見てあーだこーだと目くじらを立てる方がおかしい。
それこそマクロな視点じゃないよね。
もっとノビノビしようよ、息切れしている人たち。
今信じているそのマクロビオティック、本当のマクロビオティックなの?
まっとうな判断が出来てこそ、マクロビオティックを知ってよかったとなるよね。

 
 

◆サイトの次の記事も併せてお読みください。
今年のマクロビオティックは拡散から収斂の方向へ

 
 
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