第136次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

第67回目の愛クラスはアレルギーをお持ちのかたのご参加が多かったです。
アレルギーというと薬を使って抑えようとしてしまいがちですが、体の側からみると体に害を及ぼしそうなものを外に出している状態だと思っても良いのです。
そのお手伝いをしてくれるのが玄米ご飯にほかなりません。
ただしこの玄米ご飯は体にしっかりと吸収されてはじめて効果の出るもので、消化の悪い状態では玄米の持つマイナス面が出てしまいます。
玄米のプラス面だけ吸収できるように玄米ご飯を炊き上げられた人には、むそう塾からパスポートをお渡ししています。
これは体に良い玄米ご飯の目安を示したものですから、今後もこの炊き上がりをキープしてほしいと思います。
9回の投稿でパスポートレベルに達したMiさん、おめでとうございます。

<第136次 むそう塾 パスポート取得者>
Mi(67−4)さん

<寸評>
◆中川善博より
愛クラスを受講して下さっているときのお話し方や私の動作を観るポイントもなかなかシャープな方だなぁと思っておりました。
しっかり考察した投稿を重ねて下さったので回を増すごとの進化がよく伝わって安心感がありました。
これからの課題はブレないように永く美味しい玄米ごはんを食べ続けることです。
米が変わったり、季節が変わったりして疑問が出てきたときはどうぞご質問なさって下さい。
いつまでも私のフォローがありますので安心して進みましょう。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
Miさんは幼い時からアトピーで薬を使われていたと自己紹介で話しておられました。
私も私の息子もアトピーでは散々苦労をしましたので、他人事とは思えず我が事のようにお話を伺っておりました。
マクロビオティックは確かにアトピーを改善してくれる力がありますし、特に玄米ご飯は体にある不要なものを排出する力が強いです。
しかしアトピーは食べ物だけでなく、精神面での影響も大きいです。
これからは腸を改善することを目標にして、ぜひ体を温めるようにしてお暮らしください。
そうすると心まで緩んできてアトピーにも良い結果をもたらします。
なお、すでに排毒の症状がみられましたので、これからは排毒が進むかもしれません。
でもそれはアトピーの悪化ではありませんので、間違わないようにしてくださいね。
アトピーにサヨナラ出来る日を夢見て頑張りましょう。

 

 

<パスポートの説明>
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。パスポートは出発点であり、到達点ではありません。

 


カテゴリー: むそう塾 パスポート発表 | 15件のコメント

盛り付け講座が終わりました

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美味しそうでしょう?
はい、美味しいんです(笑)
美味しいって見た目の美しさも要素としてあるんですよね。
丁寧に仕上げたお料理を最後に真心を込めて盛り付けます。

盛り付けの極意は生き方の極意でもあります。
真上から撮ってみるとその極意がお分かりいただけるでしょうね。
それぞれが自立した生き方。
すべては通じているのです。

 

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出汁巻き玉子をどのように盛りつけるかの説明は、それはそれは奥深いものでした。
日本文化の美意識はそこまで考えているのか!
美しくある、バランスが取れている、といえるためにはそこまで考えないといけないんだと知って驚かれたことでしょう。
Hiさんはその内容に感動して涙が出てしまいました。

 

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日本人って凄いです。
そして日本人に生まれて良かった、日本文化があって良かったと思える盛り付け講座でした。
ぜひしっかりと身につけて、堂々と一流のお店でも臆することなく召し上がってください。
その前にお箸の持ち方だけは正しく持ってほしいなとマクロ美風は思います。
日本人の最低限のマナーとして。

 


カテゴリー: むそう塾の雰囲気(塾生の体験談を含む) | 4件のコメント

あなたは「即断・即決・即答」ができていますか?

伸びる会社、伸びる人、これから事を成し遂げるであろう人は、結論を出すのが早いですね。
これらに共通しているのは、常々物事が整理されて、責任の所在がはっきりしていることです。
いちいち上にお伺いを立てなければいけない会社、いちいち家人の許可を得なければいけない人は、常々最大限の許容範囲で動いていません。
「このへんまでは個人の判断で結論を出してもよい」という目安を設定して、自由に答えを出せる環境にしておかないと、相手に与える印象がよくありません。

たとえば専業主婦。
自分で収入を得ていないと思っているためか、自分の用事であってもいちいちご主人の許可を得てから返事をする人が多いですね。
でもね、子育てをしている主婦の場合などは、お金に換算するとご主人のお給料では払い切れないほどの働きをしているのです。
家事をしっかりこなしている人は特に自信をもって、ご自分を誉めてあげてください。
そのうえでもっとご自分の地位向上(笑)を訴えましょう。

もっと自由になるお金、自由になる時間、自由になる空間(スペースも含む)、自由になる精神を確立しましょう。
それはご主人に一方的に求めるだけではなく、自分のするべきことをきちんとこなしていることが大前提です。
主婦はご主人の奴隷でもなく、ましてや子供の召し使いでもありません。
一女性として輝く人生を送るためにも、家族の中における「自分」を見直してみることをおすすめします。

外部から見られた時、私は「即断・即決・即答」できている部分がある女性だろうか?
自己判断で自由にさせてもらえていることはどの程度あるだろうか?
その辺を今一度客観的に見つめてみましょう。

即断・即決・即答はすべて気持ちのいいものです。
そこにはスピードがあるからです。
氣が停滞していないからです。
マクロビオティックの陰陽で考えると陽性の氣が流れています。
あなたもそんな陽性の氣が流れる人になりましょう。

 

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美学

「美しい」って言葉には夢がありますね。
色々な場面で気軽に使われる言葉でもありますが、古臭い私は生き方に美しさを求めてしまいます。
たとえば「美味しい」ってよく使いますが、これは「旨い」が男性的な言い方なのに比べて「美味しい」の方がちょっと丁寧で女性的な言い方ですね。
私は「旨い」というと味そのものに直結する感じがしてお鮨を連想します。
つまり、味そのものをズームした感じですね。

それに比べて「美味しい」というと、味の他に器や盛り付けやその場の雰囲気などすべてを包含した意味合いに感じてしまうのです。
そこにあるのはバランスです。
美しい物にはバランスの良さがあります。
そして使い勝手がいい物には何気ない美しさがあります。
機能美っていうものですね。
だから「美味しい」ものはバランスが取れているのです。

それと同じで人生にもバランスがあると思うのです。
あっちこっちと情報に振り回されながら生きている人は美しくありません。
それは「自分」という核を持たないからです。
まずは「自分」があって、それに彩りを添えるために必要なものをチョイスすれば良いのです。
その核が大きくてどっしりとしていれば安定を感じますし、底に流れる考え方に一貫したものがあれば感動を伴います。

考え方が一貫していてブレないと、人間は信頼性を増します。
その信頼は良い氣を発し、ますますバランスが取れます。
美しさを感じさせる人生にするには、いかに多くバランスの取れた物や人や考え方に接するかが決め手になります。
それが実現できている人には美学を感じます。
大森英櫻先生はそんな美学をお持ちのかたでした。

 

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(料理&盛り付け by 中川善博)

 


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マクロ美風の体験的マクロビオティック 大森英櫻先生

大森英櫻先生の講義を拝聴していると、その知識や体験の深さにひれ伏すと同時に、その理論的な説明に感動したものです。
よく私の隣に座っていた女性は病院にお勤めでした。
その人は「大学で習った発生学は難しくてつまらなかったけれど、大森先生の発生学は面白くて解りやすい!」と興奮気味に話していました。
二人で心躍らせて学んだ日々が懐かしいです。

当時一つだけ不満がありました。
それは教科書がないこと。
それまでの私は教科書をじっくり読んで、行間すら読む勉強方法を良しとしていたからです。
それは法律を学ぶときに徹底的に身につけた方法でした。
しかし大森先生は本を書いておられなかったのです。
こんなに知識と経験がおありなんだから、全集としても出版できるだろうにと不思議でなりませんでした。

ある日大森先生に直接お尋ねしたのですが、その時にはいただいたお言葉を十分理解することは出来ませんでした。
それは「どうしてそうなるんだろう?」というレベルの話で、その本当の意味が理解できたのはむそう塾を始めてからです。
そのくらい体験してみなければ理解できない理由によるものでした。
それは次のような理由によります。

「体質は食生活の変化とともに変わってしまうので、今の自分の理論は後世の人には誤りとなる危険性があるため、病気治療についての見解は残しません。宇宙の法則=自然界の法則(陰陽)が残ればよいのです。」

どうですか?
私はこの言葉の意味を理解するのに何年も費やし、今まさにむそう塾生を前にして「宇宙の法則が残ればよい」ことを伝えようとしています。
多くの人を見ていつも思うことは、体調に関するアドバイスは二人として同じ内容はないということです。
それを知り尽くしておられた大森先生だからこそ、文字として残すことはされなかったのだと、今は心底から納得出来ます。
幼稚な質問にニヒルな笑いを浮かべて答えられた師の姿を一生忘れることはありません。

 

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(玄米ご飯 by 中川善博)

 


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