第151次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

第151次 むそう塾 パスポート取得者>
Na(70−3)さん

<寸評>
◆中川善博より
前回も前々回も50点のレベルのご飯が炊けていました。 しかしパスを出さなかったのは、このままあなたをリリースしたらひょんなきっかけで悪い陰性な世界に引きずり込まれる気がしたからです。
ですからすこしプレッシャーを感じてもらいながら天使のご飯を目指すというハードルを置かせて頂きました。
なかなかすぐに天使のご飯までは炊けないでしょうが、今回のご飯はあなたに一番必要な「優しい陽性」が宿っていましたのでパスポートを差し上げます。
よく頑張りましたね。 自信を持っても良いですよ。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
Naさん、頑張ってくれましたね〜。
一日に何回も炊いて投稿してくださいました。
利口なあなたらしく、1回ごとに問題点を克服して上手になって行きました。
でも、パスポートに王手がかかると途端に緊張してしまいました(笑)
面白いですね〜。
炊く人の心理状態がこんなにも炊飯に影響することを、あなたは身をもって体験されました。
でもね、これは先輩たちも歩んで来た道です。
どんな状況下であっても、主食は体に負担にならないよう炊き上げていただくための、むそう塾の大事な関門なのです。

この関門を突破されたNaさんには、これから体調をしっかり立て直すことが課題になります。
まずは主食をパスポートレベルで100日間召し上がってみてください。
それからおかずを陽性にもって行きましょう。
こちらは美味しいと思われる内容で構いませんが、汁物を中心に陽性化を目指してください。
現在の体調なら昆布と鰹節でお出汁を取りましょう。
鰹節はHPの「本枯れ節」から買えます。
この程度の上質のものにしてください。
お味噌の種類など詳しくは別途メールでアドバイスしますので、お気軽に質問してください。
あらためて、おめでとうございます。

 

<パスポートの説明>
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。パスポートは出発点であり、到達点ではありません。

 


カテゴリー: むそう塾 パスポート発表 | 10件のコメント

腸! いい話 病気にならない腸の鍛え方

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ツイッターなんて言葉の使い方が面白いです。
下はその続き。

 

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文中にある「波のように寄せては引いて、引いては寄せる律動性が大切なのです。」という文章には陰陽の世界を感じます。
大いなる宇宙のリズムこそが健康には必要だといったところでしょうか。
便秘の人は必読の本です。

マクロビオテッィクでは腸の状態が健康を左右することに早くから注目していました。
そして、病気に対するアプローチもその観点からの対応に工夫を重ねて来ました。
今では立て続けに腸に関する本が出てくるようになりましたが、まずは腸の働きそのものを自分たちが理解して、自分に出来ることを実践するのが一番です。
この本は軽いタッチでありながら、腸と食べ物のことを説明していて参考になりました。

【書名】 腸! いい話    病気にならない腸の鍛え方
【著者】  伊藤裕
【出版社】 朝日新聞出版

 

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京都人らしく、エピローグがしっとりしています。
でも、案外これがこの本の一番言いたいことなんだと思います。

 


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美しいなぁ

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夫の事務所のスタッフの実家では筍が取れるそうで、毎年この季節になると筍をを持ってきてくれる。
今年もいただいたので、包丁を入れたらこんなにも綺麗な並びが。
自然とは何と美しいものだろうか。
この規則正しさにしばし見惚れてしまった。

 


カテゴリー: 食べ物あれこれ | 2件のコメント

泣ける

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たった今、宅急便が届いた。
? 何も頼んでいないけれど・・。
差出人のお名前を見て、なんだろう?と思った。
開けてみると、!!!

彼女にはお母さんがいない。
学生時代に亡くなってしまった。
泣き虫の彼女は危なっかしくて見ていられない。
ついつい私は娘のように彼女に口出しをする。

うるさいだろう。
面倒くさいときもあるだろう。
それでも何だかんだと頼ってくれる。
私に怒られながらもついて来てくれる。

もうすぐ母の日だからお花を贈ってくれたんだね。
当日は私は京都で授業があるから。

ありがとう。
可愛い娘よ。
グスン

 


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細胞が自分を食べるオートファジーの謎

私がマクロビオテッィクを知ってから一番納得したのは、「食べない効果」でした。
それは、「断食」や「少食」という修行僧のような世界を思わせる言葉とは裏腹に、実は「空腹の快感」を教えてくれたのでした。
それまで満腹が幸せ感につながると思っていた私には、空腹に快感があるなんて知らなかったのです。
過去にも「究極のグルメとは?」という記事で書きましたが、断食明けに口にするものが最高の美味しさだとはっきり言い切れます。

ところで、「細胞が自分を食べる オートファジーの謎」という本を読みました。
・出版:PHP研究所
・著者:水島昇
著者の水島氏は2011年現在で東京医科歯科大学の教授をされており、酵母から哺乳類へとオートファジーの研究を展開されているかたです。

 

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ここには断食や少食の実行で感じていたことが、細胞のレベルで書かれていてとても納得しました。
後々の研究のために実験内容を細かく書いた本なので、楽しい読み物としてお薦めする本ではないのですが、食べないことの快感をもっと知りたかった私にとっては面白い本でした。
この本の中に興味のある文章がありますので写真で掲載します。

 

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207Pにある次の文章の一部が、先日私がTwitterで呟いた内容です。
<引用開始>
寿命の研究は現在盛んに行われているが、大きな注目を集めているのがカロリー制限による寿命延長効果である。
これは、線虫、ショウジョウバエ、マウスなどの多くのモデル生物で確認されている。驚くべきことに、出芽酵母のような単細胞生物でも、カロリー制限によって分裂回数などを伸ばすことができている。
カロリー制限は完全な絶食ではなく、普通の食事の六〇%程度のカロリーに抑えるというのが一般的な方法である。しかし、この程度の弱い飢餓でもオートファジーが誘導されることが線虫やマウスの実験からわかっている。
<引用終わり>

 

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断食についての記述もあります。
<引用開始>
最近は週一回食事(固形物)をとらず、水分のみをとる、いわゆる「プチ断食」というのが世間で流行しているようだが、線虫の研究から確かに断続的なカロリー制限でも寿命延長効果があることがわかっている。その場合、オートファジーが関係するかどうかはまだ不明である。
地球上では依然として飢餓が深刻な問題である一方で、先進国では過栄養による健康障害が問題となっている。過度の食事がさまざまな悪い効果を及ぼすことはよく知られた事実であるが、オートファジーを不活性化することで新陳代謝を抑制していることもその一因である可能性もある。少なくとも細胞レベルで見た場合、過剰な栄養は新鮮さを損なうといえるであろう。
<引用終わり>

マクロビオテッィクをしている者は、常に細胞のことを意識して食生活や体のことを考えていますので、この最後の一文には深く納得します。
少なくとも細胞レベルで見た場合、過剰な栄養は新鮮さを損なうといえるであろう。
つくづく食べ過ぎを戒めたいと思う本でした。

 


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