住まい方の基本は目的に合わせて機能性を高めることにあります。
そのためには狭すぎても広すぎても駄目なのですが、広すぎる場合は無駄な動きが多くなって動線が悪くなります。
人間の動きに対して必要な空間を具体的な数字で把握してから家を設計すると良いのですが、その辺がいい加減ですと住み始めてから「妙に疲れる」現象が起きます。
これはマクロビオティックの陰陽でいうなら「陰性な空間」なので、効率が悪いからです。
効率の良いレイアウトにするには、陽性の要素を取り入れてあげることです。
そのためには目的に適った家具を用意するのが一番早い解決方法になります。
家具は安いものではありませんので、家を建てるときに家具のお金も込みで予算を組んでおかないと、後で奥様が遠慮することになってしまいます。
キッチンはその最たる場所なのですが、なかなか男性には分かってもらえません。
間取りもレイアウトも家具も、すべて機能性を重視して判断しましょう。
それが元気よく陽性に効率よく暮らす原点になります。
<Te(55-5)さん>
【キッチンとリビングについて】
まず電子レンジはキッチンエリアから閉め出しましょう。ご主人側にいくらでも置くスペースがあります。
その上で食器棚をフルに稼働できる状態にしましょう。まだまだ食器棚のスペースが半分しか使えていません。
あなたのお宅のキッチンは壁とシンクの間が広すぎるので、かえって使いにくいのです。
キャスターのついたカウンターを買いましょう。カウンターは候補をあげてメールして下さい。デザインはほとんどワゴン形式でかまいません。
それから、食器棚のスライドテーブルは実用的ではありません。
本当なら幅広タイプで、もっと機能的な食器棚に買い替えましょうと提案したいところです。
持ち家なのに使いにくいキッチンを一気に解決することができます。
そうすれば冷蔵庫の横のラックが不要になり、リビングの景色もぐっと格調高くなりますよ。
キッチンカウンター下にはオープン棚を設けましょう。持ち家なのでオーダーしてきちっと寸法を合わせてもらいましょう。
ゴミ箱はリビングとキッチンを別々に使い分けましょう。
キッチン側はお料理をするための楽屋裏、ダイニングテーブル側はお食事をするための雰囲気重視の場として使い分けなければ、オープンキッチンは雑然として汚らしくなります。
現にカウンターの上がカオス状態なので、絶対に色々置かないようにしましょう。
テレビボードはもう少し背の高いリビングボードに買い替えましょう。
その上であちこちに散らばっている本をボード内に収納するのです。
【奥様のパソコン置き場】
これだけ広いお宅なのに、あなたの居場所がありません。
しっかりしたご職業をお持ちなのに、これでは情けないですから、あなたのコーナーを作りましょう。
下の図の紫の場所です。
【アイロン掛けの場所】
洗面所で物干しからアイロン掛けからたたむ作業まですべて完結したいご希望がおありですが、夏は暑いと思うのです。それ用の対策が施してあるのならかまいませんが、その辺のところはいかがですか?
【和室について】
使わないお布団は処分してもOKです。