自分を試される桂剥き投稿(息子の場合)

第8期の幸せコース桂剥き投稿は、あと10日間を切りました。
各クラスの最終投稿日は次のとおりです。
・土曜クラス 7月1日(金) あと5日間
・日曜クラス 7月2日(土) あと6日間
・火曜クラス 7月4日(月) あと8日間

受講生の皆さんの胸中はとても複雑だと思います。
桂剥き以前に自分の苦手部分とどう向き合うかの問題でもありますからね。
どんな環境の人にも日数は容赦なく迫って来ます。
大事なことはいい格好をすることではなく、どんな終わり方をするかです。
それはどこまで自分の癖を壊せるかにかかっています。
癖というのはいっぱいあって、体の癖から考え方の癖まで含まれるのですが、残りの期間をどのように使ってどんな終わり方にするのかも癖の一つです。

*   *   *

ちなみに、私の息子は体育会系の根性は持ちあわせていないので、どちらかというと気弱男子です。
でも、中川さんの誘導で桂剥きに真面目に取り組もうとしています。
今までの自分を変えるために。
自分の弱さを一つでも消すために。
自分に何か一つでも自信を持てるようにするために。

しかし、桂剥きの練習をしていたら、大根の成分に負けてしまいました。
もともとのアトピー体質が目覚めたようです(泣)
こんな写真が送られて来ました。

 
 

(息子の手1)
桂剥き アトピー2

 
 

(息子の手2)
桂剥き アトピー1

 
 

この写真を見ると母親としては心が痛みますが、そこはグッとこらえています。
彼のために。
私も重度のアトピー経験者ですし、マクロビオティックを始めてからの物凄い排毒で、これ以上にひどい手の状態になったことがありますので、この写真の手に大根の汁や糠漬けの塩分がしみるとどういうことになるかよく分かります。
この状態ですとお湯も沁みます。
痛くて本当に涙が流れたりします。

でも息子は桂剥きを続けています。
見守ってくれる中川さんがいるから、彼は頑張れます。
パソコンの向こうで中川さんが自分の投稿を待っていてくれると思うと、へこたれてはいけないと思って包丁を持ちます。

しかし現実は甘くありません。
せっかく薄く剥けたのに、切れてしまいました。

 
 

桂剥き マクロビオティック京料理教室 むそう塾1

 
 

_| ̄|○
気を取り直してもう一度。
あれれ,また切れてしまいました。

桂剥き マクロビオティック京料理教室 むそう塾2

 
 

やっとつながって今度はぴら〜んの撮影途中で切れてしまいました。
_| ̄|○

桂剥き マクロビオティック京料理教室 むそう塾3

 
 

こんな状態では気も滅入って来ます。
でも、中川さんが待っていてくれます。
気を取り直してまた包丁を持ちました。

母は京都にいて何もしてやれないのですが、気持ちだけは応援しています。
自分を変えるチャンスだよ。
この機会を逃さないようにね。
手は痛いけど、それだけでは死なないよ。
中川さんも強い業務用洗剤でズルむけになった時期があったそうだよ。
でも今はグローブのような手のひらになっているよ。

幸せコースの皆さん。
環境や自分に負けないで、残りの期間を精一杯頑張ってください。
心より応援しています。

 
 

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桂剥きで大根を送るときの左手の動き(動画で確認)

桂剥き マクロビオティック京料理教室 むそう塾生

 
 

(桂剥きをする舞さんの手 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

上の写真は秘伝コースの修了生、舞さんが桂剥きをしているところです。
エプロンが満足コースの色なので、満足コースで特訓中のころです。
私がiPhone片手で近づくと、緊張して息ができなくなりました(笑)
とても綺麗な剥き上がりですね。
今桂剥き投稿中の人は、こんな仕上がりを目指してください。

桂剥きした大根シートに左親指の跡がついてしまう人は、次の練習をしてみましょう。

①【親指を大根シートに触れない】
[youtube width=”880″ height=”440″]

②【大根を送る時の左指4本の動き(大根が太い時)】
[youtube width=”880″ height=”440″]

③【大根を送る時の左指4本の動き(大根が細い時)】
[youtube width=”880″ height=”440″]

④【大根を送る時の手首と左指の動き】
左指は常に大根の動きと並行に動きます。(◯の例)
決して指を立ててはいけません。(☓の例)
4本指で大根を送るときには、手首も使いましょう。
[youtube width=”880″ height=”440″]

⑤【塾生(舞さん)の桂剥き】
[youtube width=”880″ height=”440″]

舞さんの動画は2014年のものですが、特に左指のヌメ〜っとした粘りは塾生さんのお手本になります。
これができる指を持った塾生さんがたくさんおられるのですが、まだその力を発揮できていません。
中川さんの指は男性なので、女性の指の代表として舞さんの動画をご紹介しました。
①〜⑤までを脳に焼き付けて、⑥の記事を読んでみてください。
目指すところがハッキリするはずです。

桂剥きの高度の技術「大根を引く」状態を理解するために
「大根を引く」というより「大根を牽く」という方がピッタリの表現になる記事です。
これが出来ると剥き終えるのも早くなります。

蒸気機関車

 
 

最後まで諦めずに頑張ってください!
何事も終わり方が大事です。

 
 

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これから開催予定の講座案内(2016.6.25現在)

2016年6月〜8月に開催予定の単発講座と、2016年度コース授業のご案内です。

<単発講座>

【6月】
11日() 「夏のお弁当講座」 満席
13日(月)「夏のお弁当講座 追加開催」あと3席

【7月】
7日(木) 「鱧の骨切り特訓講座」 満席
8日(金) 「鱧の骨切り特訓講座」 満席
9日()  「2014年春のお弁当講座メニュー再開催」 満席
24日(「玄米の炊き方秘伝(第98回愛クラス)」 満席
30
日(「2014年春のお弁当講座メニュー再開催」 満席
31日(「2013年夏の特別料理講座 涼麺と賀茂茄子のピザ再開催」 満席

【8月】
1日(月)「2013年夏の特別料理講座 涼麺と賀茂茄子のピザ再開催」あと3席
11日(「2014年版 夏から秋の極上お弁当講座再開催」あと2席
13日(「2014年版 夏から秋の極上お弁当講座再開催」満席

*   *   *

<2016年度コース授業>
5/7〜   「2016年度(第8期)幸せコース 土曜クラス」満席
5/8〜   「2016年度(第8期)幸せコース 日曜クラス」満席
5/10〜 「2016年度(第8期)幸せコース 火曜クラス」満席
5/15〜 「2016年度(第6期)上級幸せコース」満席
5/21〜 「2016年度(第2期)秘伝コース」満席
5/22〜 「2016年度(第3期)満足コース」満席
5/23〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 A(月)クラス」満席
5/27〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 B(金)クラス」満席
5/28〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 C(土)クラス」満席
5/30〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 D(月)クラス」満席

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2016年度年間日程表 2016/6/25現在)
2016年度マクロビオティック京料理教室 むそう塾 年間日程表

 
 

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家庭料理だからこそプロの技術を!

むそう塾でお伝えするお料理は、どれも絶対美味しいお料理ばかりです。
それはプロの技術を惜しむことなく投入した作り方だからです。
私がなぜ中川さんと一緒にお料理教室をしようと思ったか?
それは、家庭料理の危機を感じたからです。
マクロビオティックを知ってからマクロビオティックの指導校に通いましたが、そこに通う人たちのお料理に対する姿勢や技術にはビックリすることが多かったです。

それは彼女たちが悪いのではなく、親からも教えてもらえなかった世代がゴロゴロしているだけだったのです。
下手をすると、その親世代もまた子どもたちに伝えるべきお料理を知らない時代であることを実感しました。
ましてや時代の風潮とともに女性が外に働きに出て、家庭料理はどんどんみすぼらしくなり、挙げ句の果ては食源病とも思える病気が増加しています。

どんなにマクロビオティックの魅力を伝えようと思っても、導入部分のお料理がまずければ絶対受け入れてもらえません。
食べるものは美味しくないと軍配が上がらないからです。
どんなに体に良いお料理だと口で説明しても、まずいものは敬遠されてしまいます。
子供が一番わかりやすいのですが、美味しいと感じたら残しません。
そして食べるのが早くて笑顔になります。
ですから、子供に好き嫌いが多いということは、その食材がニセモノか、お料理する人の腕がニセモノということがほとんどです。

絶対美味しいマクロビオティック料理を伝えたい。
体調不良のマクロビオティック難民を救いたい。
そう思ってむそう塾を始めて8年目になりましたが、やはり中川さんのお料理の美味しさが大絶賛されて、ご家庭でもその味を再現してくださる方が増えました。
ご家族様の体調が良くなったのはもちろんですが、お子様やご主人様の反応が凄いのです。
嫌いだったはずの食材も食べてくれるとか、煮魚がきらいだと言っていたご主人様が「美味しい!美味しい!」と言って食べてくれるとか、この類の話は枚挙にいとまがありません。

それは、プロの技術をご家庭でも使えるようにアレンジして、味の妥協は一切しないでお伝えしているので、この結果が出せたのだと思っています。
ご家庭で毎日食べるものこそ安心で美味しいものを。
これで本当のマクロビオティックの良さを伝えられると確信しています。
家庭料理だから三流の味で良いのではありません。
愛情だけ注げばそれですべてがチャラになるような時代ではありません。

食材や環境の汚染を含む複雑な時代にあって、自分の健康や命を守るために、今ほど家庭料理の大切さが問われている時代はないと思います。
だからこそ、家庭料理は笑顔のこぼれる内容でなければなりません。
マクロビオティックの玄米菜食だけにとどまらず、動物性の良さも取り入れようとすれば、そこにはプロの技術が大いに活きて来ます。
そのための最低限の基本である包丁砥ぎと剥き方・刻み方だけは最初に身につけていただこうとするのが幸せコースの最初の授業です。

今は桂剥き投稿の真っ最中ですが、目的を見失うことなく、今の自分にできる精一杯を目指してください。
苦手なことに取り組むのは誰でもいやなものです。
でも、だからこそ、その人の真価が問われる場面でもあります。
桂剥きというチャンスを活かして、ぜひ飛躍なさってください。

 
 

カツオのタタキ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(カツオのたたき 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【これから開催予定の講座案内】
【玄米の炊き方秘伝(第98回愛クラス)のご案内】

 
 

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中川青年と萬亀楼

京料理人中川善博 京都萬亀楼

 
 

(京都 萬亀楼と中川善博)

京料理人中川善博が19歳のとき。
修業中の萬亀楼の前にて。
誰かと話していたのを同僚が撮ったそうな。

 
 

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