中庸のマクロビオティック=むそう塾スタイル

昔のマクロビオティックの指導者たちには大酒飲みの人が多かったと聞きます。
その理由は簡単。
陽性になりすぎていたからでしょうね。
伝わっている料理方法によれば、それは「陽性になるための方法」なので当然なのですが、食養の本家である石塚左玄だって死因は陽性になりすぎていたことが残された文献からも想像できます。

また、お酒を飲まない指導者は果物や甘いものに走ったり、煙草をよく吸ったりしていましたし、私はそういう指導者から実際に教えを受けました。
それらは嗜好品ではありますが、その嗜好品で心身の陰陽バランスを調整していたのは確かです。
私はそういう先人のあり方を参考にして、著しく偏らないマクロビオティックが今の時代には必要だと思っています。

なぜなら、今は心身ともに弾力のない人が多くなっているからです。
そういう人は厳密には整った身体をしていないのですが、一応社会人として存在しています。
しかし、とても偏っています。
ある者はひどく陽性に、ある者はひどく陰性に。
ですから、陽性一辺倒のマクロビオティックでもいけないし、陰性いっぱいのマクロビオティックでもいけないのです。

そういう人たちのためには、中庸のマクロビオティックが必要です。
実際には「中庸のマクロビオティック」なんて言わなくても、陰陽を加減すればいいだけなのですが、初心者でも分かりやすく、なおかつ具体的に取り組めるようにと考えて、あえて命名してみました。
といっても、これはむそう塾がスタートした時から塾生さんに説いているマクロビオティックの説明なので、むそう塾の幸せコースに通っておられる方には当たり前の視点です。

ですから、むそう塾ではかつてから「むそう塾スタイル」として、中庸のマクロビオティックにするための具体的方法を伝え続けてきましたが、昨今のマクロビオティック界の現状を見ますと、もっと「むそう塾スタイル」を前面に出しておいた方がマクロビオティック初心者のために良いと思い始めました。
その具体的理由などは、次回の記事に書きます。

 
 

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(科学的食養長寿論 石塚左玄著)

 
 

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