私が結婚したときに初めて住んだ家は、埼玉県川越市の本川越駅から徒歩1分の場所にある古いテラスハウスでした。
駅から近い上に庭がついているのが気に入りました。
夫は川越市内で仕事をするのですから、何も駅に近くなくてもよかったのですが、長いこと東京圏に住んでいた私としては、すぐ東京に出られる駅のそばがなんとなく落ち着いたのです。
メインストリートからは奥まっているので、静かで日当りもよくて何となく気に入りました。
問題はこの家を内見に行った時、ゴキブリの糞がいっぱいあったこと、シンク下のキャビネットの床がボロボロで今にも崩れそうになっていたのが懸念事項でした。
しかし、各部屋は勿論のこと、トイレもお風呂もキッチンも窓がついていて、玄関も広くて明るく、家全体の風通しが抜群なのが一番気に入りました。
引っ越し好きの私としては、今まで借りたことのない最高に古い物件でしたが、庭にある白樺の樹に故郷北海道の景色を垣間見る気がして、借りる決心をしたのでした。
ゴキブリについては、私が徹底的にお掃除をして出没しないようにしようと思いました。
引っ越しの前に床にはクッションフロアを自分で張り、鬼門の場所は徹底的にお掃除をして、隙間には目張りもしました。
その結果、その家に住んでいた4年近くの間に、一度もゴキブリが出たことはありませんでした。
庭の手入れがされていなかったので、庭師さんを頼んで綺麗にしてもらいました。
その庭師さんは京都で修業された人なので、庭の話がとても勉強になりました。
ずっとお世話になって後に家を建てるときには、生け垣と100坪ほどの庭を造って管理してもらいました。
ある時、ガスの検針に来られた人が「この家に住む人はみんな家を建てて出て行くんだよね」とおっしゃいます。
当時の私たち夫婦は家を建てるお金もないので、「へ〜」と思っていたのですが、4年後に家を建ててその借家を出ることになったので、不思議な気がしました。
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でも、今なら分かります。
あの古い家は方位が良かった。
玄関も廊下も広くて、和室も京間サイズだった。
賃貸物件はたいてい江戸間サイズが多いので珍しいなあと思ったことを覚えています。
そういえば、横浜で最後に住んだ家も京間サイズでした。
大家さんが造園業をされていて、庭付きの部屋が気に入って借りたのですが、お風呂も広いし、トイレにもお花を飾るスペースがあるほど広くて、すべてがゆったりしていました。
6畳×2部屋、DK4.5畳で、広々と暮らしていたものです。
方位が良いというのはとても大事なことなので、古くても私がなんとなく惹かれて住むようになった冒頭のテラスハウスは、代々の住民がその恩恵に預かったということなのでしょう。
氣の良い場所に住むと、心が落ち着きますね。
ですから、悪いことが起きにくくなるのでしょう。
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下の写真は京都駅にある喫茶店内です。
いつもお花が飾られていて落ち着くお店です。
各テーブルにも一輪挿しでお花が飾られています。
私が毎週京都に通い出した頃には、お店の入り口に大きな甕(かめ)が置いてあって、そこに一抱えもあるほどのお花が飾られ、見事な光景でした。
お花は風水でも大切な運気を運んできてくれますから、お店だけでなく住まいでもお花を飾るのはとても大事なことです。
そういえば、私が結婚したときに住んだテラスハウスには、和室に床の間がついていたので、いつもそこにお花を活けていました。
そんなことも家を建てて出ることにつながったのかなあと、今頃思っている私です。

(京都駅 宝泉)
こちらの記事でご紹介した「蛇籠(じゃかご)」が使われています。


















