料理は呼吸と同じ 息を吸うように仕入れをし、息を吐くように料理をする

【料理は呼吸と同じ】

先日、むそう塾の塾長である京料理人の中川善博さんと話をしていたら、「料理は呼吸と同じ」という言い方をされました。
「息を吸うように仕入れをし、息を吐くように料理をする」からだそうです。
しかも「滑らかに」

その言葉を聞いて、私はすごいことだと思いました。
だって、普通は「よっこいしょ」と構える気持ちがありませんか?
・買い物が面倒
・後片付けがイヤ
が筆頭で、お腹がすいているから仕方なく重い腰を持ち上げると思います。
でも中川さんは、いつも軽くお料理をされるのです。

普通の料理人さんは、仕事でお料理を作るので、家ではお料理をしないと聞きます。
しかし中川さんは子育てをするために、主婦と同じように家庭料理を作り、お弁当を作りました。
ここが私が中川さんと是非お料理教室を始めたいと思った大きな魅力です。

 
 

中川さんが培ったノウハウは、家庭料理をプロの味に出来るし、その技術は素人が限りなく挑戦できる飽くなきカルチャーでもあります。
本人のやる気次第で、天井知らずの技術を身につけることができるのです。
それがむそう塾のカリキュラムの凄さに反映されていると思います。

中川さんのブログにある次のカテゴリーがそれを物語っています。
桂剥き道
出汁巻き投稿

なお、13年間でお教えしたお料理は600種類を越えて、今なお更新中です。
むそう塾で京料理人中川善博が教えた陰陽料理名一覧(2021/3/9現在)

 
 

今年も鱧の骨切りに挑戦する仲間が10名登場しました。
「素人が鱧の骨切りなんて出来るわけがない」というのが、プロやお魚屋さんの一致した見方です。
それなのに、むそう塾ではその難しい骨切りをできてしまう人が毎年誕生するのです。
きっかけは「美味しいから!」だそうです。

 
 

(嬉しそうに骨切りをする塾生さん)

 
 

(鱧の骨切り特訓講座のようす マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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新しいカテゴリーを作りました

先日73歳の誕生日を迎え、あれこれこれからのことを考えていました。
私とSNSのかかわりを振り返ると、もう丸16年も経つのだなあと感慨深くなります。

2005年:gooでブログを開始
2005年:mixiを開始
2010年:Twitterを開始
2011年:Facebookを開始
2012年:むそう塾のサイトをオープン
2012年:ブログをgooからWordPressに引っ越し
2012年:Facebookにむそう塾のファンページオープン
2014年:むそう塾のサイトをリニューアル
2016年:You Tubeを開始
2017年:Instagramを開始

2008年からは「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」を始めましたので、ブログのカテゴリーも増えました。
さらに、2014年からはサイトに「塾生のきょうの100点お弁当」コーナーを設けたため、ブログと両方で毎日何かしら記事を書いています。

この年齢になっても、発信する媒体があって、読んでくださる人がいることは、とてもありがたく、何を考えても感謝の気持ちに行き着きます。

 
 

【新しいカテゴリー】

そんな今、私にできることは何だろうと考えたとき、全国に(もしかしたら海外にも)いらっしゃるお若い方が、お料理教室の一面をのぞける記事を書きたいと思いました。
むそう塾に通われている塾生さんも、まだむそう塾のことを知らない人も、一緒に楽しめる内容を書いていくつもりです。

「料理は呼吸と同じ」

 
 

先日、中川さんがサササッとお蕎麦を作ってくれました。
本当に呼吸をするように、静かな流れであっという間に出来上がりました。
骨切りしたばかりの鱧は、1ページごとに花開いてやわらかく、骨の存在なんて忘れてしまう美味しさでした。

 
 


(鱧蕎麦 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「第7期秘伝コース」9月 課外授業のお知らせ

「第7期秘伝コース」の9月は、課外授業になります。
毎年お世話になっている「瓢亭」さんでお食事をします。
本日予約も済ませました。
集合時刻などがいつもと違いますので、お知らせします。

なお、お部屋は掘り炬燵のようになっていますので、椅子のような感覚で座れます。
正座の心配はありませんので念のため。

 
 

【日時】
2021年9月11日() 11:45 現地集合

【集合場所】
瓢亭さん本館

【お食事開始】
12:00

 
 

時間厳守で集合してくださるよう、お願いします。
昨年の場合:マクロビオティック京料理教室 むそう塾 秘伝コース 2020.9.12

時間に余裕のある方は、瓢亭さんの横の道路を挟んでお隣にある「無鄰菴」のお庭を散策されるのもよいかと思います。(コロナのため、現在は予約制とのこと。)
仁王門通の交通量を感じられないほど静かで、落ち着くお庭に癒やされることでしょう。

 
 


(瓢亭さん 本館にて 第6期秘伝コース 2020.9.12)

 
 

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マクロ美風の家事アドバイス講座 本棚と衣装ケース

今回のご相談は、物を置くために使っているお部屋の収納についてです。
6畳の洋室+クローゼットを収納室として使われているので、広すぎるくらいですが、広いのでかえって悩みが出るのでしょう。
現時点では、本棚と衣装ケースについてのアドバイスをということです。

 
 

【本棚について】
まず第一に、収納部屋は誰かに見られる心配がないので、機能優先でよいのですが、私にアドバイスを求めるのは、商品の選定なのかなと理解しました。

性格の違いもありますが、本は扉付きの棚にしまいたい人と、オープン棚でもよい人がいます。
オープンだとどうしてもホコリがつきやすくなるのですが、扉付きだとその点は解消されます。

ただ、扉付きの場合は、長い間閉めたままにすると本が劣化する傾向がありますので、時々空気が動くようにしてあげましょう。
その点を考えて、今お持ちの本をしょっちゅう使うのか、保存しておきたいだけなのかということも考えてみましょう。

あなたがお考えの「スチールラックを購入して本棚として使う」案は、おすすめではありません。
棚ばかりの収納より、引き出しもある収納の方が機能的だからです。
棚だけだと、どうしても小さな物を手前の空きスペースに置く傾向があるので、「物の前に物を置かない」というお片付けの鉄則に反します。

安くてもいいので、本棚を購入された方がよいと思います。

 
 

【衣装ケースについて】

新たに衣装ケースを増やしたいとのことですが、ここはやはり桐材の商品をおすすめします。
あなたがお住まいの地域は、日本で有数の桐材が生産されているところですから、地元の家具屋さんで購入されてもかまいませんが、ネットでもたくさん桐材のタンスは販売されています。
ただ、輸入材で仕上げがあまりよろしくない商品もあるので要注意です。

京都にもネット通販をしているお店があって、私はそのお店に直に行ったことがあるのですが、お父さんだけでなく、後継ぎのたくましい兄弟がおられて、良い印象を受けましたよ。
こちらの商品から選ばれるのもよいかなと思います。
手頃な価格帯の商品が並んでいますので、収納すべき衣類の量とご予算で決めてみましょう。

一番お手軽で、将来クローゼット内に置くことも出来るタイプとして、こちらの商品がよいかなと思います。
サイトには載っていなくても、キャスター付きの商品もあるかもしれないので、問い合わせてみるとよいでしょう。

 
 

 
 

以上です。

 
 

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うれしいことがいっぱいの一日

ここ数日、とても忙しい日々を過ごしていました。
7月10日(土):秘伝コース・鱧づくしの授業
7月11日(日):幸せコース・麺三昧の授業/夜:誕生日のお祝いパーティー
7月12日(月):鱧の骨切り特訓再受講講座の授業
7月13日(火):鱧の骨切り特訓講座の授業

こんな感じでしたので、毎日13時間以上教室にいました。
塾生さんも朝早くから夜遅くまで立ちづくめで、とても疲れたと思います。
(本当におつかれさまでした。)

そんな中、7月11日には幸せコースの皆さんから、授業に先立ってお祝いの花束をいただきました。
「あれ? どうして知っているんだろう?」と思ったのですが、どうやら桂剥き投稿のために過去記事を検索していたら、私に花束をくださったクラスの過去記事が登場したそうです。

思いがけないことに、心でウルウルしておりました。
幸せコースの皆さん、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
その日にいただいた花束は、今日も自宅で元気に咲いていますよ。

 
 

【幸せコースの皆さんからいただいた花束】

 
 

【中川さんからのお花】

実は、7月11日の朝、中川さんからもお花をいただきました。
年齢の数と同じ本数です。(73本)
京都で一番と言われる花市さんが、シズシズと運び入れてくださいました。
中川さんの粋なプレゼントに、「頑張らなくちゃ!」というエネルギーが湧いてきます。
今年もお花をいただけて、すごく幸せな気持ちになりました。

 
 

 
 

【誕生日パーティー】

夜は中川さんのお嬢さんご夫妻も一緒に、誕生日パーティーをしてくれました。
中川さんが色々なお料理を作ってくれて、お嬢さんご夫妻がケーキやシャンパンを用意してくれて、何度もビックリしました。
息子も7月が誕生月なので、一緒にお祝いをしてもらえて大喜びでした。

 
 

【シャンパン】

 
 

 
 

この注ぎ方が実に見事な動画をごらんください。

瓶の底にくぼみがあって、そこに親指が入っているのがお分かりと思います。
残りの4本指で瓶を支えているのですが、この瓶は結構重いのです。
でも、正統派の注ぎ方ができるこの男性は、当然のことながら栓抜きが完璧でビックリしました。
なかなかこういうことがスマートに出来る素人はいません。
本来シャンパングラスは持ち上げないのですが、小さなグラスには注ぎにくいかなと思って私は持ち上げてしまったのですが、そんな心配は御無用でした。

シャンパンのお味は辛口でスッキリしていて、香りがよく、日本料理にも合います。
とても気に入ったので、皆さんにもおすすめです。

このシャンパンは、京都の八百一本館の2階にある「前田豊三郎商店」さんで購入してくれたそうです。
お店選びがさすがだと思いました。
Franck Bonville(フランク ボンヴィル)の詳しい情報はこちらから。

なお、このブログの過去記事でも八百一さんのことを取り上げています。
「京都 八百一本館 屋上農場」 2013.8.27
お野菜だけでなく、お肉、お魚、お酒、レストランまである店舗です。
この近くにお住まいのかたは、買い物が便利ですね。

 
 

【お造り】

 
 

【天ぷら】

 
 

【ケーキ】

 
 

 
 

クリームがさっぱりしていて、舌触りも「ぬめ〜っ」としたくどさがなく、この私でも6分の1を完食しました!
Plaisirs Sucrés(プレジール・シュクレ)さんで購入してくれたそうです。

 
 


他にもお料理があったのですが、うっかりして写真を撮り忘れてしまいました💦
ごめんなさい、中川さん。

 
 

【感謝】

ありがたいことに、73歳になってもこうして周りの人たちにお祝いしていただけて、私はなんて幸せ者だろうと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ただ生きているだけでなく、誰かのお役に立てたらと思いながら毎日を過ごしていますが、それは歳を重ねるごとに強くなります。

中川さんという稀有な凄腕をもつ京料理人さんに出会えたこと、そして、そのお嬢さんご夫妻からも新しい感覚や情報をいただけて、とてもありがたく思っています。
また、中川さんを公私にわたってサポートしてくれるスタッフの麗可ちゃんは、陰陽のお手本でもあり、塾生さんとの連絡もまめにしてくれて、感謝あるのみです。

最後に、この日に感じたことは、「人の想いのありがたさ」でした。
多くの人が準備のために時間を割いてくださって、その「想い」を届けてくださいました。
そのことが嬉しくてたまりません。
私もまた、その「想い」に応えるため、よい仕事ができるように環境を整えて頑張ろうと気持ちを新たにしました。

改めて、皆さん、ありがとうございました。

 
 

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