マクロビオティックを続けるために(その4)
マクロビオティックを始めてしばらくすると、体に変化が出てきます。
(以下の記述は個人的な体験です)
まず、3週間目。
私の場合は、この頃、排毒が始まっていました。
排毒といっても、恐ろしいものではなく、「好転反応」という言葉を使っている本もあります。
口の中が何だか苦くて、何を食べても苦いのです。
夫に聞いてみると、苦くないと言うので、私だけの変化だと判りました。
それから、私はもともと胃が丈夫でなかったので、胃の存在感を意識するようになっていました。
胃が玄米に慣れていないからでしょう。
二人とも、お通じの変化もありました。
そういえば?と気がついたことがあります。
何と、二人とも1週間に1キロずつ、3週間で3キロ痩せていたのです。
ダイエット目的で始めたわけではなかったので、「ヘェ?」と言う感じでした。
夫は、ゴルフに行っても下半身が疲れないので、「もっとやりたいと思うようになった」と言っておりました。
私達夫婦は、3週間でこれだけの変化があったのですが、体は、100人いれば100人とも違うので、私達の例はそのうちの一つに過ぎませんから、ご参考までに。
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マクロビオティックを始めると、最初の頃は一般的には、ストイックになっていて、精神的に疲れたり、いわゆ
る「禁断症状」のように、やたらと陰性のものを食べたくなる人が多いものですが、玄米がまずい、あるいは入らなくなってしまう人もいます。
この場合は、体が陽に傾いているので、陰陽のバランスをとって、中庸になる食事を心がけると良いです。
そもそも最近の人達は、小さい時から(いや母親の胎内でも)動物性の食べ物が入っているので、昔の人達に比べると体質が変化してきているそうです。
ですから、玄米が入らないか、美味しく感じられない人がいるらしいのです。
そんな時は、分づき米にしてもいいし、あるいは、おかずを陰性の料理法にしてもOKです。
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なお、本で勉強する時、気をつけたいことがあります。
いわゆる「食事法のピラミッド」についてです。
マクロビオティックを紹介する本などで良く見かける、二等辺三角形の図で、「マクロビオティック食事法ガイドライン」と呼ばれているものです。
あの図にある食物のバランスは標準的なものなので、年齢・性別・体質・健康状態・季節・環境・運動量などによって、加減する必要があるのです。
詳しいマニュアルがあるわけではないので、マニュアル世代の人には難しく感じるかも知れません。
でも、とても大切なことなので、ぜひ、マスターしたいですね。
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最後に、大森英櫻先生の「正食医学講座」を受講していた時のこと。
10何年も玄米を食べている人がいました。
地方で自分流に食べていたそうですが、大森先生に噛むことの重要性を教わり、早速実行したそうです。
翌月の講座で、その人は体中、ボロボロの皮膚をして現われました。
聞くと、玄米をよく噛んだらこうなったというのです。
その翌月、その人はツヤツヤのきれいなピンク色の肌で現われました。
間違いなく、10歳はサバよめる雰囲気です。
あまりにきれいな肌になったので、大森先生がみんなの前にその人を立たせ、実例として紹介しました。
みんな感激して、ワーッと、自然発生的に拍手をし、玄米の力と、噛むことの素晴らしさに、酔いしれたひとと
きでした。