山村慎一郎先生の訃報に接して

連日忙しくしている中で、恩師の訃報を知った。
2024年8月3日に亡くなったとのこと。

9月23日にお誕生日のメッセージをお送りしたのだけど、初めてお返事がなかった。
変だなと思っていたら、マクロビオティックの大先輩から「どうも亡くなったらしい」とご連絡をいただいた。
電話も「現在使われておりません」とアナウンスが流れるとのこと。

私はこの先生のおかげで、陽性になりすぎるのを防ぐことができた。
陰性の大切さを教えてもらって、今の私がある。
いっぱい勉強もさせてもらったけれど、年齢が同じなのでよく一緒にお酒を呑んだ。
東京や高松では毎月、北海道の小樽や札幌でも朝まで呑んだ。

ご家庭の事情でつらい胸の内をよく吐露してくれて、涙を見せたことは一度や二度ではない。
マクロビオティックをしていたからこそ、治せない病がこの世にあることが恨めしかっただろう。

共に語り合った宮沢賢治のこと。
木箱のおがくずの中から林檎を取り出して、丸かじりする楽しさ。
冬の凍てつく寒さの空気が好きで、札幌の「N43」まで出かけたこと。
陰陽とともに想い出もいっぱい残してくれた。

 
 

山村慎一郎先生、ありがとうございました。
安らかにお眠りください。

合掌

 
 

(山村先生との想い出はやっぱり林檎)

 
 
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