(「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課 谷部金次郎著)
むそう塾で伝えたいこと、京料理人 中川善博が伝えたいこと、その二つがこの本の中にあります。
マクロビオティックなんて言葉はどこにもありませんが、マクロビオティックが最も大切にしている「一物全体」と「身土不二」がここに書かれています。
格調高い内容のお料理なのに、とても親しみやすい作りとお値段になっているのが不思議なくらいの本です。
そしてそして何より嬉しいのは、中川さんが伝えたかった盛付けの世界が、この本にはそのまま登場しています。
思えば中川さんが修業された「萬亀楼」さんは、御所ゆかりのお料理を継承されている所なので、当然のことながら流れている伝統は一致するのでしょう。
ということで、この本に紹介されているお料理の盛付けは、そのままむそう塾の皆さんにお伝えしてる方法そのものです。
ですからOBENTERSの皆さんは、ぜひこの本を購入されて参考になさると良いでしょう。
お弁当のおかずにもなる日常的なお料理がたくさんあって実用的です。
特に秘伝コースで中川さんがお伝えしようとしている鯛1尾を6つのお料理にする方法も出ていて、中川さんがニヤリとしていましたよ。
第1章は野菜から始まるのですが、桂剥きの写真が使われていました。
それも薄刃包丁ではなく洋刀を使っています。
こんなところもむそう塾で習われている皆さんは親近感を持つことでしょう。
そのうちに、朝のOBENTERS仲間では、この本のお料理があちこちから登場するかもしれませんね(^^)
でも、この本には糠漬けもモバ味噌もありません(笑)
むそう塾で習ったお料理とこの本の盛付けを参考にして、OBENTERSの皆さんの腕がさらにアップされますように。
美風さん、こんばんは。
ご紹介ありがとうございます!ポチっとしてまいりました。
OBENTERS始めたてのころ、何か参考になる本はないかと探したのですが、巷のお弁当本には魅力を感じず…でした。
献立の幅もまだ狭いので、こうして参考にできるものを教えていただけてありがたいです。
桂剥きのお写真の親指が優しくて癒されます。
明日の到着が楽しみです。
舞ちゃん、おはようございます。
>巷のお弁当本には魅力を感じず…でした。
そうだと思います。メニューは別としても盛り込みはもうメチャクチャという感じですものね。
気持ち悪くなる本まであります。
それに比べてこの本は、中川さんと私が文句なくお奨めできる内容でした。
これからこの本を参考にした広がりも生まれると思うので、それも楽しみですね。
この本から器の選び方や盛付けの量なども大いに参考にしてほしいなと思います。
桂剥きの写真の「合谷」を見よと中川さんが言っております(^^)