生理が止まるのは陰性の場合と陽性の場合があります

先日メールで3年間生理が自力では来ないというご相談がありました。
現在教わっているマクロビオティックの先生からは、陽性で生理が来ないので陰性なお食事をするようにと言われたそうです。
多いですね、このようなご指導が。
生理が止まってしまった女性がむそう塾には沢山来られますが、その圧倒的多数は陰性になり過ぎたためであり、習ったマクロビオティックが陰性傾向のお料理を教える教室の指導を受けたか、もしくは本を使っていたというものです。

反対に私は陽性になって生理が止まってしまった人も見て来ました。
その人達は陽性なマクロビオティックを指導する教室に通われていたり、そのような本を使われていました。
5年、10年生理が来ないのは珍しくなく、ン十年生理が止まったままという強者もいます。

どちらの場合も、たとえ先生がご指導してくださっても、もしそれで生理が再開しないのであれば、その内容を見直した方が良いと思います。
体というのは個人差があるので、そのあたりの微調整が必要だからです。
よくマクロビオティックでは一時期生理が止まることがあっても平気だと言われますが、その一時期の解釈が個々人でバラバラです。
私はせいぜい3か月から6か月で終わりにしてほしいと思います。
赤血球の寿命を考えての数字です。

長期間生理が止まったままですと、これも個人差がありますが20代なのに60代の子宮になっているとお医者さんに言われた人もいます。
陰性なマクロビオティックをしているのに甘いものは食べ続けているという人が最悪の状態です。
起き上がれなくなる人もいたり、中には救急車で病院に運ばれた例もあります。
どちらかというと、陽性になりすぎて生理が止まっている人の方が元気なのですが、元気であるがゆえに切り替えられなくて長引いてしまう欠点があります。

マクロビオティックをしていて最大の落とし穴は盲信することです。
食べ物の力を過信しすぎていたり、体調が良くなるまでの食べ物をいつまでも続けていたりすることです。
マクロビオティックの食べ方は「常に」陰陽バランスを取ることなのに、陰陽どちらかに偏ってしまうことによってせっかくの快調をキープ出来ずに、不調に向かってしまう人がとても多いです。
つまり、マクロビオティックの運転の仕方が解らないのですね。

その結果の一つが生理が止まるという現象でもあります。
マクロビオティックの運転には、緊急の場合と日常的な場合と二通りの方法があることを覚えておきましょう。
そこを知らないか、混同されている人が体調不良になっていますのでね。
マクロビオティックを頭で理解していて、体の声に耳を傾けられていない人にこのような傾向が多いです。
常に答えは自然界にあります。マクロビオティックを盲信せず、陰陽バランスの取れた生活を心がけましょう。
もちろん、食べ物だけで考えないで、生活全般で判断するようにしてくださいね。

中川式金平牛蒡 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式金平牛蒡 料理:陰陽京料理人  中川善博)

 
 
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