糠床のお散歩


私は京都にいる方が長いので、糠床はいつも蓋がしてあって閉塞感があります。
そこできょうはお部屋の窓を開けて、糠床の蓋も取って、しばらく自然の空気に触れさせています。
人間ならばさしずめ外へのお散歩というところでしょうか。
蓋を取っておくと何だか糠床もノビノビしているような感じがします。
ま、糠床の気分転換ですね。
糠床には酸素の好きな菌とそんなに酸素が好きではない菌がいます。
そんな彼らのご機嫌をとるため、あの手この手でいじくり回すより、案外「好きなように」させてやるのが良い結果を生むように思います。
つくづく子育てと同じだなぁと感心してしまいます。
今回は4泊5日で糠床を放置したままでしたが、帰宅したら上に産膜酵母が張っていて良い感じでした。

表面が黒くなるのは発酵が弱まっている証拠なので、帰宅したらまず表面の色と匂いを確認します。
白っぽければまずは一安心といったところです。
 

ちなみに午前11時30分の床の気温と湿度はこんな感じ。
表示は今朝リセットしましたから、まだあまり変わっていません。
床から150センチも離れると2.5度は室温が上がりますので、目の高さでは29.4度の室温です。
外気温とは雲泥の差ですね。
微生物の管理はいかに自然を体現できるかにかかっているように思います。
思い込みでもなく、慣れでもなく、気象庁の発表する数字でもなく、糠床の置かれている「その場所」と「糠床の中」を自然体にしてあげることなのだと思うのです。
だからたまにはお散歩もいいだろうなと考えるわけです。
さて、そろそろ気分転換はお終いにして蓋をしてあげましょう。
ご機嫌よく発酵を続けてくれますように。
 

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コメント

  1. Om(35-2) より:

    美風さん、こんばんは。

    美風さんと糠床のすごくいい関係な状態が伝わってきて、鼻のまわりにふわんといい香りがしてきました。

    私もそんな関係を築けるように、仲良くなれるように、なりたいです(私はどうもまだまだで。。。(´・_・`))。

    素敵な記事をありがとうございました。

  2. マクロ美風 より:

    Omさん、おはようございます。

    なんというか、単純に「ふっと」思ったんですよ。
    いっつも蓋をされていやだろうなって。
    たまには気分転換もよいものです。

    Omさんの糠床もなんとか持ちこたえてね。
    今が一番糠床の美味しい季節だからね。
    頑張ってくださ~い♪

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