お吸い物


先日東京でマクロビオティック料理をいただきました。
その時のお吸い物の感想は「う?ん」でした。
柚子の切り方が季節に合いません。
幸せコース修了者ならお判りですね。
菜の花も問題です。
一番の問題はおすましのお味です。
マクロビオティックと称してお料理を追求することの難しさを、この作り手は感じておられるはずです。

こちらの写真はむそう塾の生徒さんがお茶会のために作られた煮物椀です。
お味はこちらの方が格段に上でした。

むそう塾生は自信をもってください。
凄いレベルのお料理を習っていることに自信を持って 、さらに腕を磨いてください。
必ずや笑顔と幸せに包まれることでしょう。

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コメント

  1. はいじ より:

    美風さん
    こんにちは。
    中川さんから教えていただいたお料理は「切る」「煮る」「焼く」「炒める」「揚げる」どれも繊細に受け止めなければ再現できないと痛感しています。
    教えていただいた中で私がきちんと教わってよかったと思うもののひとつが「だしのとりかた」です。
    一番だしも二番だしもエマージェンシーなだしの取り方も、その時々に応じて活用させていただいています。

    記事にしていただいた煮物椀は教えていただいた一番だし、二番だし、昆布のだしを要所要所で使い、あとは量にすればほんの少しの材料で具を作りました。
    美風さんが「美味しい」とおっしゃってくださったのは中川さんが惜しげもなく教えてくださったおだしの「風味」ではないかと思い至りとても嬉しく思いました。
    中川さんが教えてくださる時のポイントは数値ではなく「風味」「歯ごたえ」「におい」であり、お味も「滋味」「旨味」というような奥深いものが多いですね。

    マクロビオティックに出会ってまだ数年の私ですが、出会った頃は茶懐石で使用されるわずかな動物性にも疑問をもったり、排除するようなことがありました。
    自分が30年以上親しんだ茶道の懐石よりも昨日出会ったマクロビオティックの、それも聞きかじっただけの偏った考えに傾倒し、自分自身を惑わせていたのだと思います。
    植物性の材料だけで組み立てられた懐石をご馳走になったこともありましたが、それでは懐石につきもののお酒もすすみませんでしたし、そのあとに頂戴する抹茶も美味しく感じられませんでした。
    お茶会の最中に身体もだるくなり、お茶会が終わる頃にはとても疲れた思い出があります。

    私は幸せコースの1期生ですので最初はむそう塾も極めて動物性を排除するお料理教室だと思い込んでいましたが、中川さんから教わるお料理によって本来感じる本当の「美味しさ」は、動物性も植物性もそれぞれに均衡を保つことが大切なのだとわかりました。
    バランスとひとことで言うのは簡単ですが、その難しさも相当なものだと思います。
    一番だしや二番だしは鰹節と昆布という動物性と植物性のものを時間と温度で抽出するものですが、その日の気温や火加減やもちろん鰹節と昆布の品質によっても大きく変化することを毎回思い知ります。

    それを丁寧に教えていただいていることにあらためて感謝します。
    週末に上級幸せコースで教わるすまし汁もどんなものだろうなぁと、とても楽しみです。
    お汁のものは四季を通じて食卓に潤いをもたらしてくれるような気がします。

    記事にしていただき、徒然に感じていたことを書かせていただく機会をいただきありがとうございました。

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