煮物の大切さ



美味しいお料理は数あれど、それが身体に良いかといえば大いに疑問のあるご時世ですが、日本料理の中でも煮物は間違いなく身体に良い食べ物だと私は思います。
愛情と時間をかけて作られた煮物は、いただいた時の心のほどけ具合が違います。
ほこっとして、安心感があって、体中の緊張感を解きほぐしてくれるように感じます。
寒くなってきたこれからは、特に煮物が恋しい季節です。
むそう塾でも、幸せコース上級幸せコースで煮物を伝授していますが、美味しい煮物とはこういう味だったのかと、皆さんがビックリされます。
そして、幸せ感と共に帰られます。
その後ろ姿を見送る時、「どうか正しく身につけて、幸せになってほしい」と心から願います。
大袈裟に聞こえるかも知れませんが、煮物をきちんと出来る人は間違いなく、幸せへの階段を何段も上っています。
それほど煮物の出来不出来が食生活に及ぼす影響は大きいです。
悲しいことに今は煮物を買う人も多いですね。
女性が忙しくしているからだと思いますが、自分で作るより買ったほうが美味しく感じるという人も多いと思います。
しかし、むそう塾生は違います。
買った煮物のほうが不味いのです。
南瓜はこんなふうに切って、こんなふうに炊くと美味しいんだよ。
そんなお料理の秘伝を確実に伝えたいがために、中川さんは日夜奮闘しています。
中川さん格式のある老舗料亭で培った技術だけをお伝えしているのではありません。
その上にさらにマクロビオティックの陰陽を研究されて、より美味しくて、より身体に良いお料理に仕上げてくれました。
この技法を多くの人が学んで、煮物だけでも幸せになれることを実感していただけたら嬉しいなぁと思います。
先日は中川式きんぴらごぼうの記事を書きました。
このきんぴらごぼうは常備菜としてもお弁当のおかずにしても良い、大切なお料理です。
平凡なお料理だけれど非凡な美味しさ。
それがむそう塾でお伝えしているお料理の世界です。

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