マクロビオティックでまず実践するべきこと

 

昨日むそう塾の事務処理のために、ある塾生さんにお電話をしました。

その方はまだパスポートを取得されていません。

愛クラスを受講されてから1年が経っています。

同期の人は今楽しく幸せコースで学んでいらっしゃるのですが・・・。

近況をお聞きすると体調が悪いとのこと。

白いご飯か分づき米を食べているそうです。

その上暑いからと毎日アイスクリームを食べているとか・・・。

 

もともと杖が必要だった彼女は、中川さんのお店で福ZENを召し上がったり、自宅でも玄米ご飯を召し上がっているうちに、杖なしで歩けるようになって喜んでいたのです。

ところが玄米投稿もなく、連絡もないので気になっていたのです。

彼女に申し上げました。

毎日のアイスクリームは体調に大きく影響すると。

白米を食べてアイスクリームを食べて、血液は陰性に傾いて行きます。

病気を治すには陰性寄りの血液は望ましくありません。

ましてや過食なんて論外です。

 

また、マクロビオティック相談では拒食症に悩む人からのメールがありました。

パンをはじめとする小麦粉製品を頻繁に摂取しており、体重は30キロで生理もなく、数年前からこの状態が続いているそうです。

病院に行けば入院だと言われるのに、自宅で治したいと主張される。

それなのに、これからパンバイキングに行くのだと書いてあるのです。

そして、好きなパンだからバイキングでは過食に転じるのではないかと心配しているとのこと。

 

*   *   *

 

お二人ともきちんとマクロビオティックを実践しているのではなく、断片的に都合の良いところだけを取り入れたり、勝手な判断で体に合わないものを召し上がったりしています。

つまり、食べ物の怖さも素晴らしい力もご存じないんですね?。

間違った食事を繰り返して、精神的にボロボロになってしまった人をどれだけ見たことか・・・。

拒食と過食を繰り返して自殺を考えながら何十年も生きている人も知っています。

こうなったら何のための人生なのか分からなくなります。

次第に人づき合いも減って、悪いことしか浮かばなくなって来ます。

 

そのようにならないためにも、玄米ご飯を食べられる環境を整えて、まず一歩を踏み出して欲しいです。

マクロビオティックですべてが解決すると短絡的なことは申しませんが、少なくとも今より悪くなることはないと思っています。

 

*   *   *

 

こんなことがありました。

中川さんのお店が今とは違って毎日通常営業をされていた頃のこと。

毎日お昼ごはんを召し上がりに来られるお客様の病気が良くなったのです。

一日に1回中川さんのお料理を食べるだけ。
独身男性ですから、あとは適当なお食事です。

それでも中川さんの美味しい玄米ご飯と野菜料理で、病院にサヨナラできたのです。

このような人は一人だけではありません。

 

ですから、マクロビオティックが万能とは申しませんが、少しでもマクロビオティックの考え方や食べ方に興味を持たれたら、まずは玄米ご飯をきちんと炊けるようになって頂きたいと思います。

まずは主食を。

マクロビオティックの細かなことが分からないからこそ、主食をしっかり押さえる。

これが大事です。

この主食がウロウロしたり、主食のない食生活をされいる人がとても多いです。

このような人は早く脱出されることをお勧めします。

 

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コメント

  1. みーま より:

    美風さんこんばんは。

    運動をよくするようになって、食べ物の制限は(様子を見ながら)だいぶ外すようになってきましたが、アイスクリームは食べません(ひと夏に1・2回、外でのお付き合いで口にすることはあります)。冷たい・甘い・水っぽい、のトリプル陰性ですものね。

    夏にアイスクリームを食べると食べないとでは、秋口の体調が大きく違うのです。

    あっ、消化によい玄米ご飯が基本であることは言うまでもありません。

  2. マクロ美風 より:

    みーまさん、こんばんは。

    さっすが優等生のみーまさん!
    私も外でおつき合いの時だけですね。
    自宅での買い置きは一切ありません。
    体調の悪い人はアイスクリームと炭酸飲料を摂らないだけでもずいぶん良くなるのになぁと思います。
    あ、そうそう、花粉症の人にアイスクリームは厳禁ですね。

  3. てんこ より:

    美風さん、こんばんは。

    記事のお二方、折角マクロビオティックに出会われているのにその恩恵を受けていらっしゃらなくて、もったいないですね。
    美風さんがおっしゃる真意が伝わりますように祈るばかりです。
    玄米ご飯がしっかり入れば、アイスクリームもパンも欲しくなくなりますよね。そしてたまの楽しみに本物を少量いただく、このやり方が心も体も満足のバランスが取れた頂き方だな~と実感しています。

    いつも御指南ありがとうございます!

  4. マクロ美風 より:

    てんこさん、こんばんは。

    >玄米ご飯がしっかり入れば、アイスクリームもパンも欲しくなくなりますよね。

    そうそう、そうなんです。
    違ったところでマクロビオティックを捉えてしまっているんですね。

    >たまの楽しみに本物を少量いただく、このやり方が心も体も満足のバランスが取れた頂き方だな~と実感しています。

    同感です。
    この「心も体も満足」というのが大事ですね。
    何年経っても、何十年マクロビオティックを続けていても、ここが揺らいでいたらそのマクロビオティックは頭だけのマクロビオティックだと思います。
    最近はベテランと言われる人達でも、このような人がいるので要注意ですが。。。

  5. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    むそう塾で玄米ご飯を教わり、
    弱り切っていた心と身体が少しずつ、着実に、変化しました。
    そして今なお、炊きあがりひとつで体調ががらりと変わります。
    その影響に身震いし、そんな自分は、まだ、玄米の真の姿、すごさをわかっていませんでした。
    もっと、謙虚にならなければ、と思います。

  6. ぽっぽ より:

    マクロ美風さんのおっしゃること、みなさんのおっしゃること、ずっしりと受け止めました。
    ごく最近までは玄米ごはんをお昼だけでも食べていました。糠漬けや自家製梅干は毎日食べています。
    パンは週に回か月に1回程度です。
    今は消化器官が弱っているので、白米に雑穀を混ぜたものを食べています。
    やはり食べること自体に抵抗があるのですが、これからはしっかりお米を食べなければいけないなと思いました。
    入院と言われて慌てた母が、お菓子やパンをどんどん薦めてくるので、まずは母を説得して、しっかりとしたごはんを食べようと思います。

  7. マクロ美風 より:

    おはるさん、こんばんは。

    本当にあなたは変わりました。
    一時はどうなることかと思いましたよ~。
    自殺を心配して毎日メールを交わした冬が遠い昔のようです。
    でも、最近のおはるさんは別人です。
    愛嬌があって観音様のような笑顔に、こちらが癒されていますよ~。

    愛クラスにもいっぱい通われて、炊こう会では面白い発見もあって、いつも笑いネタをありがとう。
    あなたのその謙虚な姿勢って、多くの人に好かれる要因ですね。
    素晴らしいです。

  8. マクロ美風 より:

    はっぱさん、こちらでは初めまして。

    ご事情は分かりました。
    お母様はあなたのためを思って、とにかく食べられるものを食べてほしいと思われているのでしょう。
    それがたまたまパンだったわけですね。
    でも残念なことに、そのパンより少しでも良いからお米の方が体には良いのです。
    どうかマクロビオティックを正しく理解されて、一日も早く本来の体調に戻られますように。

  9. ぽっぽ より:

    今まで、お肉だから、お魚だから、等々さまざまな理由で家族と違う食事をしてきました。
    これからは母の作ってくれる食事をありがたくたべていこうと思います。白砂糖や添加物、お菓子なんかは避けますが。
    がんばってお米中心の生活をして、元気になりました、と報告できるようにがんばります!
    ありがとうございました。

  10. マクロ美風 より:

    ぽっぽさん、こんにちは。
    あれれ?
    何故か前回のお返事は「はっぱ」さんになっていたのですね。
    大変失礼いたしました。

    お母様のお食事に戻られるとのこと、良かったです。
    そこでお願いがあります。
    あなたの事を心配してお料理を用意してくださるお母様に、心から感謝のお気持ちをもってほしいです。
    一口でも口に出来るお食事がある環境にしてくださるお父様にも感謝をしていただきたいです。

    あなたは一人で生きているのではありません。
    周りのみんなに支えられて生きているのです。
    ですから、体を大事にしてください。
    与えられた命を最大限に活かしきった人生を歩んでください。
    和食は優秀な日本人を育んでくれた歴史があります。
    その和食であなたがお元気になられて、ご両親に笑顔で「ありがとう」といえる日を、私も心待ちにしております。
    私も子供を持つ母親として、あなたのお幸せをわが子のように祈っております。

  11. ぽっぽ より:

    美風さん、何度もありがとうございます。
    父にも母にも本当に感謝しています。
    また、大変心配をかけて申し訳なくも思っています。
    母はお肉もお魚も、私が食べやすいように、無理そうなときは一口でも、と自分の分を分けてくれたりしています。

    親戚のおばさんや、学生時代の友人など、私は本当に周りの人に恵まれていると感じています。
    お医者さんに死の危険があると言われ、自分ひとりの問題ではない、大切な命なのだから、笑顔を取り戻せるようにがんばらなければ、と思いました。
    実は私は数年前に弟を亡くしています。
    両親も私もとてもショックを受けました。
    私の拒食症はそれが発端なのかもしれません。
    しかし、そのせいで更に母に負担をかけてしまい、本当に自分で自分を許せないです。

    命を大切に。自分も周りの人も笑顔に。
    それを目標にがんばります。

    美風さんのブログにもまたお邪魔させていただきます。

  12. マクロ美風 より:

    ぽっぽさん、こんばんは。

    なるほど、そうでしたか。
    弟さんの死はぽっぽさんご一家にとって、想像を絶する衝撃的なことだったと思います。
    きっとあなたは弟さんに対して、ご自分が食事を摂って生きて行くことを申し訳なく思っていらっしゃるのでしょうね。
    仮にそれを意識されなかったとしても、無意識に食を拒んでしまっていたのかも知れません。
    それほどあなたは優しいお人柄ということです。

    でも、生きましょう。
    長い間拒食をしていると、どんどんお婆さんに近づきます。
    生理の復活も難しくなってきます。
    SOS状態です。
    真剣に取り組んでくださいね。

  13. てんこ より:

    美風さん、おはようございます。
    コメント欄をお借りしますね。

    ぽっぽさん、初めまして。むそう塾生のてんこと申します。
    私達家族も約15年前に当時19歳の私の弟を亡くしました。
    それからいろいろな出来事がありましたが、弟を亡くした悲しみは薄れないし、忘れることは出来ません。
    弟を亡くす前の家族には戻れないし、その悲しみと共に生きるしかないと思っています。
    そんな重い気持ちを抱えたぽっぽさん、ご自分を許せないなんておっしゃらないで下さい。
    周囲を思いやる気持ちのあるご自分を大切にして下さいね。

    美風さんの深い懐に思い切り甘えて、どうぞ健康な体を取り戻してください。
    応援しています!

    美風さん、お邪魔しました。

  14. ぽっぽ より:

    美風さん、てんこさん、どうもありがとうございます。
    私はそんなに優しい人間ではないと思います。
    弟を亡くして、母に私のほうを向いて、という気持ちになったのではないかと思っているからです。だから、自分が許せないのです。
    重い話で申し訳ありません。
    元気になるようにがんばりますね。

  15. マクロ美風 より:

    ぽっぽさん、こんにちは。

    結論から申し上げて、どんな理由があっても人間は自立できるような道を目指すべきです。
    だから、ご自分を許せない理由なんてなんでも良いのです。
    それは「自分のこと」だからです。
    しかし、「自分のこと」で「自分以外の人」に迷惑をかけてはいけないのです。
    このことに気づいてほしいです。

    私があなたに申し上げたいことは、自分のことだけを考えずに、もっと周りを見渡せる人であってほしいということです。
    そう考えると、ご両親の想いもあなたの想いも、絶妙のバランスで落ち着くところが出てきます。
    そこに焦点をあてて暮らしてくださったら、良い方向に進むと思うのですが。

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